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「ペンギンのトコトコ」は、こんなお話
ペンギンのトコトコは、お散歩が大好き。ある日、お散歩の途中で「わくわくランド」を見つけました。
わくわくランドには面白そうな部屋がたくさんあって、トコトコは色々な仲間たちに出会います。
お話を読みながら「さがしっこあそび」もできる、親子で楽しめるえほんです。
作者の坂崎千春さんに聞きました! 「ペンギンのトコトコ」のお話を考えたきっかけは?
坂崎千春(さかざきちはる)
絵本作家、イラストレーター。千葉県生まれ。東京藝術大学デザイン科卒業。
1998年よりフリーのイラストレーとして活動。JR東日本「Suicaのペンギン」、千葉県のマスコット「チーバくん」などのキャラクターデザインを手がける。著書に『ペンギンゴコロ』(文溪堂)『ペンギンのおかいもの』(WAVE出版)『がんばれ ちびゴジラ』(講談社)『ぴーちゃんと私』(ペンギンデザイン)などの絵本や、『いきものとイラスト』(BNN新社)『ペンギンうらない 金と銀』『ぺんぎんうらない カラフル』(すみれ書房)などがある。
坂崎さん:普段あまり絵本を読まない子どもも楽しめるように、たくさんの動物や鳥を描いて、親子でさがしっこができるようにしたいと思いました。
「ぴょんぴょん」「くるくる」など、擬音の名前がついたいろいろな部屋が出てきます。
そこでみんながジャンプしたり、ダンスしたりという様子を描くと楽しいと思いつきました。
主人公の名前もトコトコという擬音にしました。
トコトコは何ペンギン?
坂崎さん:ヒゲペンギンです。
私が普段よく描くペンギンはアデリーペンギンで顔全体が黒いですが、ヒゲペンギンは頭は黒く顔は白くて、あごひげのような黒い線がくちばしの下に入っています
動物がたくさん登場しますが、今回初めて描いた動物はいますか?
坂崎さん:初めて描いた動物はいませんが、カンガルーやカエルが絵本に登場するのは珍しいですよ。
トコトコのお友だちのチュンチュン(すずめ)とプープー(トイプードル)は、絵本に登場させるのは初めてです。ぜひえほんで見てみてください。
動物描写で見てほしいところや、苦労したところは?
坂崎さん:ジャンプしたり、踊ったり、だらだらしたり、それぞれの動物がいろいろ面白いポーズをしているので、そこをじっくり見てほしいです。
「ぴょんぴょん」の部屋、「くるくる」の部屋、などの場面はすぐ思いついたのですが、つなぎ合わせてひとつの物語にするのが難しかったです。
マクドナルドの思い出はスペシャル!
坂崎さん:小学生の頃、近所にマクドナルドができました。
たまにしか連れて行ってもらえなかったので、マクドナルドでの食事はスペシャルな感じでした。
チーズバーガーとポテトのSとシェイクが定番だったような。マクドナルドでお誕生日会をする子がいて憧れていました。
親子でどんな風に読んでほしい? ハッピーセットえほんへの思い
坂崎さん:さがしっこえほんなので、「この動物はどこにいるかな?」と親子で一緒に探してみてほしいです。
擬音の言葉がたくさん出てくるので、音読するのも楽しいですよ。
親子で話が広がりそうなハッピーセットえほん「ペンギンのトコトコ」。
マクドナルドで、ぜひ手にとってみてください。
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文・構成/HugKum編集部