目次
お受験スーツとは?
なかには「そもそもお受験にスーツが必要なの?」という方もいるかもしれませんね。幼稚園や小学校のお受験の際には、お子さんだけでなく、保護者(両親)が同伴し受け答えする面接があります。お子さん・保護者、どちらの服装もチェックされるため、マナーはしっかり押さえておきましょう。以下では、お受験スーツの基本をご紹介します。
色は「濃紺」が定番
まずは、お受験スーツの色。フォーマルといえば黒、と考える方も多いことと思われますが、お受験スーツの定番は濃紺です。黒だと少しかたい印象を受けるのに対し、濃紺であれば上品な印象も保ちつつ重くなりすぎません。入園・卒園、入学式など、着回すこともできるのでおすすめです。
お受験スーツ選びの基本
お受験という場では、知的で清潔感のある印象を与えたいもの。派手な柄・デザインのものは避け、上品な服装を目指しましょう。特に、校則が厳しい学校の面接の場合は、お受験スーツも真面目な印象のものを選んだほうが無難です。
また、面接ではママパパ・お子さん各人だけでなく、家族全体の雰囲気も印象を左右します。そのため、服装のテイストを統一したり、バランスに気を配ることも大切です。
お受験スーツはいつ頃用意する?
早いところでは5月頃〜8月下旬頃に説明会が行われます。 説明会前までには、説明会に参加するママかパパのスーツを用意しておくのがベスト。全員揃っての面接はだいたい9〜10月以降となるので、それまでには準備しておきましょう。
お受験スーツはどこで買うべき?
ぴったりサイズを探すのであれば、試着できる実店舗での購入が手っ取り早くておすすめです。
スーツショップはもちろん、お受験シーズンになると専門ブースが特設されることが多い百貨店も便利。ただし、百貨店で取り扱われるブランドもののスーツは高価で、手が届かない場合も少なくありません。
ネット通販であれば安く購入できるほか、お店によっては試着サービスを行なっていることもあるので、時間に余裕があればこちらもぜひ検討してみましょう。
男の子のお受験スーツの選び方
ここからは、お子さん(男の子)のお受験スーツの選び方をご紹介します。
基本の組み合わせはシャツ+ジャケット+半ズボン
男の子のお受験スーツの基本の組み合わせは、シャツ(ポロシャツ)+ジャケット+半ズボンです。寒い場合は中にベストを着てもOK。派手な柄やキャラクターものは避け、シンプルなデザインのものを選びましょう。きちんと見えて動きやすいものを選ぶと◎です。
靴などの小物類もフォーマルに
面接時には、革靴(ローファー)をはじめとした、フォーマルシューズがおすすめです。また、光沢があるものよりも、スムースタイプの靴が無難。靴下はクルー丈(ふくらはぎの真ん中くらいの丈のもの)が一般的といわれています。
男の子スーツのブランド例
お子さんのお受験スーツは、スーツ専門店はもちろん、「ファミリア」や「ミキハウス」のような子ども服の専門店でも取り扱われている場合があります。ほか、お子さんのお受験服に特化した「OWLET」のようなお店もおすすめ。
男の子のスーツ・お受験用品のおすすめ
ここでは、男の子のお受験用におすすめの商品をご紹介します。
小学校受験 お受験服 男の子 6点 セット
半袖と長袖ポロシャツ、ウォッシャブル素材のベスト・セーターがそれぞれ1着ずつ、さらに、動きやすいバミューダと靴下も付属するお受験用のセット。このセットひとつで必要最低限の洋服が揃えられるだけでなく、当日の天気によって使い分けすることも可能です。
靴下 キッズ クルーソックス
お受験にOKな3色展開のソックス。靴下がズレたりたるんだりしっていると、だらしない印象を与えてしまいます。こちらのソックスは、ズレやたるみを防ぐ工夫が凝らされているのがおすすめのポイント。足元から「おりこうさん」な印象を与えてくれるはず。
女の子のお受験スーツの選び方
ここでは、お子さん(女の子)のお受験時の服装の基本についてご紹介していきます。
基本の組み合わせはアンサンブル
女の子の場合は、ワンピースとブラウス、ジャケットを合わせたアンサンブルが基本。ワンピース・ジャケットの色は紺、ブラウスは白、素材はウールが一般的です。面接本番ではなく、学校訪問の場合は落ち着いた色合いのワンピースでもOK。
ただし、同日に行動観察がある場合は、動きやすさも考慮して、スカートではなくキュロットパンツ等を用意する必要があります。
靴などの小物類もフォーマルに
女の子の受験用の靴はワンストラップの黒の革靴やローファーが基本。ストラップの場合、脱ぎ履きしやすいスナップボタンタイプがおすすめです。
ソックスは二ツ折りか三ツ折りの白無地のものが一般的です。
女の子のスーツのブランド例
女の子もまた、お受験用の衣服は、スーツショップはもちろん、「ファミリア」や「ミキハウス」など、子ども服の専門店でも探すことができます。お子さんのお受験服に特化した「アウレット」のようなお店もおすすめです。
女の子のスーツ・お受験用品のおすすめ
ここでは、女の子のお受験用におすすめの商品をご紹介します。
小学校受験 お受験服 女の子 7点 セット
行動観察の日でも着ることができる、キュロットタイプの女の子用お受験服セット。丸襟ポロシャツ、ベスト、ラップキュロット、ソックスがこのセットひとつで揃います。余計な装飾がなく、そのほかの冠婚葬祭でも使用できます。
[FireflyShop]フラットパンプス
脱げにくく、靴擦れしにくいことで定評のある[FireflyShop]のフォーマルシューズ。緊張するお受験の日だからこそ、履きやすさを重視したい方におすすめです。シンプルなデザインなので普段のおしゃれ服にも合わせやすい一品です。
母親のお受験スーツの選び方
ここでは、母親のお受験スーツの選び方をご紹介していきます。
オーソドックスなスーツが基本
お受験時の母親の服装は、基本的にはスーツ(スカート)がおすすめ。ですが、ワンピース+ジャケットや、スカート+ジャケット+ブラウスのような組み合わせも一般的です。
濃紺を基調に、ご自身にとって着やすく便利なものを選びましょう。スカートは、座った際に膝小僧が見えづらい膝下丈のものが無難です。
靴やカバンの小物もフォーマルに
スーツはもちろん、靴や鞄もフォーマルに揃える必要があります。スーツの色味と合わせて、派手でなく清楚なアイテムを選びましょう。ヒールは高すぎず、太めのものがおすすめです。
母親のスーツのブランド例
ブランドスーツを購入する際は、高島屋や三越のような百貨店に足を運ぶ方が多いはず。フォーマル服を豊富に取り扱うブランド「プリミッシュ」、「ユキ トリイ ファインフォーマル」、「コージアトリエ」等をチェックしてみては。
母親のスーツ・お受験用品のおすすめ
ここでは、母親のお受験用におすすめの商品をご紹介します。
お受験スーツ アンサンブル・ワンピース
ジャケットを脱いでワンピースとしても使えるアンサンブルタイプのスーツ。身体に沿った立体設計で、美しいシルエットを叶えてくれます。お受験用のスーツとして作られているので、スカート丈ほか細部にわたって、お受験に適した仕上がりです。
お受験トートバッグ お受験スリッパ・収納袋 3点セット
お受験時に意外と必要になる可能性があるのが、書類を入れるトートバッグと、室内履きです。こちらの3点セットは、そんなお受験時の服装に合わせやすい色合いのトートバッグ&スリッパ&スリッパ収納袋。あり合わせのものを持って行かないように準備しておきましょう。
父親のお受験スーツの選び方
父親のお受験スーツの選び方も見ていきましょう。
基本的にはオーソドックスなスーツで
父親用のスーツも、色は濃紺など、無地のダークスーツが一般的です。華美な柄のものや光沢の強いものは避けましょう。黒のスーツは冠婚葬祭用の使いまわしに見えてしまい、重い印象を受けるのでNGです。
また、ジャケットの合わせはシングルボタンが基本。パンツの裾はシングルがおすすめです。椅子に座った時に靴下上の素肌が見えないよう丈の長さに気をつけましょう。
靴やカバン、ネクタイ、ベルト等の小物にも注意
お子さんや母親よりも気を配らなければいけない小物類が多い点が、父親の服装決めで大変なところではないでしょうか。
靴やカバンもフォーマルなものが無難であるように、時計やネクタイも落ち着いたデザインのものを選びましょう。ネクタイは濃紺の無地がおすすめです。ベルトは靴の色に合わせるとコーディネートが成功しやすくなります。
父親のスーツのブランド例
父親のお受験スーツは、もちろん「洋服の青山」のようなスーツ専門店でもOK。高級ブランドから選びたい場合は、「ポール・スチュアート」「マッキントッシュロンドン」「ダーバン」といったメンズスーツブランドはいかがでしょうか。
父親スーツのおすすめ
ここでは、お子さんのお受験に際しておすすめの父親用の商品をご紹介します。
[スティングロード] 長袖 レギュラーカラー 白ワイシャツ 形態安定
お受験の面接時に、清潔感を左右するのがワイシャツです。シャツの色は白を選ぶと、清潔な印象を与えます。また、フォーマルな雰囲気を出すためにも、襟はレギュラーカラーにしましょう。
[ドレスコード101] ネクタイ ネイビー
先ほどもお伝えしたとおり、ネクタイもシンプルで落ち着いた色合いのものがおすすめです。勝負日だからといって、派手なものを選ぶのはここではやめておきましょう。
お受験スーツはもったいない?
「面接一回のためにお受験スーツを買うなんてもったいない」と感じるママパパはきっと少なくないはず。お受験以外での使い道や、レンタルという手段についても解説していきます。
お受験以外の使い方
面接をきっかけに購入するとなると、「これ一回のために…」ともったいなく感じてしまいがち。ですが、ここで買ったスーツは、その後の見学会や手続き、卒園、入園・入学式等、さまざまなシーンで活躍します。フォーマル服を着るシーンがしばらく続くので、一着持っておいても損はしないのではないでしょうか。
レンタルの選択肢も
入園・入学式にはおしゃれをするから、お受験スーツは別に…という場合は、レンタルするのでもOK。その場合は、今回ご紹介してきた「選び方」を参考に、お受験に適したスーツを選んでくださいね。
面接官に与える印象を大きく左右する服装。早めに準備しておきましょう
本記事では、お受験に欠かせないスーツや服装についてを解説してきました。
受験の合否が服装で決まるわけではありませんが、面接官に与える印象を大きく左右するものではあります。直前になってあわてないよう、早めに準備を進めておきましょう。
こちらの記事もおすすめ
文/羽吹理美 構成/HugKum編集部