「ラン活」は入学前年の4〜6月が最多!早まるランドセル購入時期の実態を調査

子どもの小学校入学準備に際して、なによりも欠かせないアイテムのひとつがランドセル(小学校の通学用かばん)ではないでしょうか。昨今では、ランドセル選びから購入までの活動は「ラン活」とも呼ばれ、激戦化していると言われています。
そこで今回は、600人のママパパに「ランドセル(小学校の通学用かばん)を購入した時期」をアンケート調査! 実際に、みなさんがいつ頃ランドセルを購入しているのか、見ていきましょう。

【600人調査】ランドセルはいつ購入した? みんなの購入時期ランキング

さっそくここからは、小学校低学年以下のお子さんを育児中のママパパ・600人から寄せられたアンケート結果を、ランキング形式でご紹介していきます。

調査媒体:小学館『小学一年生』2月号
設問:小学校の通学用カバン(ランドセル・リュック等)を購入した時期について、あてはまるものを1つ選んでください

1位:入学前年の4〜6月(214票)

全体の600票中214票をも集めて1位となったのは、『入学前年の4〜6月』でした。「まだまだ先」と考えていた読者ママパパの中には、驚いた方もいるかもしれませんね。

毎年、ランドセルは4月・5月頃に各メーカーから最新のモデルが発表されます。その後、早いお店だと、6月頃までに予約開始・もしくは販売され、人気のモデルの中にはたった数分で完売してしまうものもあるのだとか!

また、この時期であれば「早期割引」が適用されるお店もあります。少し気が早いように感じられるかもしれませんが、気になるブランドがある場合は、この時期までにこまめにチェックするようにしましょう。

過去記事では、「早めのラン活」レポもお伝えしています。ぜひ参考にしてみては。

参考記事はこちら

代官山ママのラン活レポ!「グリローズ」か「土屋鞄」どちら派?後悔しないランドセル選び
ラン活いつ始める?! 実は、ラン活なんてまだまだ先の事とのんびり構えていました。デパートの催事などで見かければ、入学前までに購入すればいい...

2位:入学前年の7〜8月(150票)

全体の150票と、十分に多くの票を集めて2位にランクインしたのは『入学前年の7〜8月』でした。

夏頃に新商品の販売を開始するお店もあれば、この時期に、早くもアウトレットセールを開催するお店もあります。
「早期割引」を実施しているお店もまだあり、選択の幅も広いので、多少なりともランドセルにこだわりのあるご家庭は、遅くともこの時期までにはラン活をはじめておくことをおすすめします。

3位:入学前年の9〜12月(110票)

3位は『入学前年の9〜12月』。秋を過ぎると、工房系やオーダーメイド系のランドセルは予約を締め切るお店が多いようです。人気モデルは完売してる場合が大半。

一方で、店頭でのセールが盛んになり始める時期でもあります。価格重視派のご家庭は特に、この時期を目指して「ラン活」をはじめる場合もあるようです。

4位:入学の1年以上前(50票)

4位は、『入学の1年以上前』との回答。最近では、園でいうところの「年中」の時期に申し込みを開始するブランドも珍しくありません。

カタログの送付や展示会がはじまり、早いご家庭ではこの時期からランドセルを吟味し、実際に商品の予約を申し込む場合も。

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5位:入学する年の1〜3月(48票)

4位と僅差でありながら、もっとも投票数が少なかった5位は、『入学する年の1〜3月』でした。

もちろん、4月までにお店からまったくランドセルがなくなってしまう心配はありません。種類は限られてしまうものの、この時期になると在庫処分セールも本格化し、「残り物には福がある」とも言えるケースも。

学校が「リュックも可」でリュックを購入する場合は、ランドセル激戦には参加せず、入学直前のタイミングで購入するのでも十分かと思われます。

「その他」には「市や支援団体から贈答された」との声

ほか、「その他」として、選択肢にはない具体的な回答がいくつか寄せられました。特に目立ったのは、「一人親なので支援団体からもらった」「市からの贈答」というもの。ランドセルは決して安いものではないので、こういった制度があると本当に助かりますよね。

ランドセル選びで注目したいのは?選び方のポイント

「ラン活」をはじめる時期以前に、ランドセルをどのように選べば良いのかわからないという方もなかにはいるはず。ここからは、ランドセル選びで注目したい主なポイントをお伝えしていきます。

素材の違い

ランドセルの素材には、大きく分けて牛革と人工皮革があります。

牛革は硬く、ハリがあり、丈夫な代わりに、重量も1400g前後と重めな点が特徴です。
人工皮革は牛革よりはやわらかく、ハリや耐久性も劣りますが、代わりに軽いという特徴を持ちます。

サイズ

ランドセル選びの際は、サイズのチェックも大切です。横幅は内寸が23cm以上ある「A4フラットファイル対応」サイズが基本ですが、奥行き(マチ幅)は商品によって異なるものも多くあります。

昨今の小学生はタブレットや水筒を持ち運ぶ必要があり、荷物が多くなりがち。大きすぎず、荷物を持ち運びやすいものを選びましょう。

かつては「女の子=赤」「男の子=黒」というイメージもありましたが、最近のランドセルのカラーバリエーションは実にさまざま。

なかでも、女の子たちからはラベンダーやキャメル、ピンク系のカラーが人気です。男の子たちからは、黒やブルーが人気。ベースカラーとアクセントカラーを自由に選べる商品もあるので、お子さんの好きな色を取り入れてあげましょう。

リュック等、ランドセル以外を選ぶ場合も

ランドセルではなく、リュックを選ぼうと考えている方も少なくありません。その場合は、ランドセルの代わりとなるような収納力と利便性を兼ね備えているものを選ぶことが大切です。

過去記事では、ランドセル代わりになるリュックもご紹介しています。ぜひ、合わせてチェックしてみては。

過去記事はこちら

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もっとも重視するのは何? ご家庭に合ったスタイルの「ラン活」を

ランドセル激戦の現在、ブランドランドセルや、工房系・オーダーメイド製のランドセルが欲しい場合は、検討・購入が早ければ早いほど選択肢の幅がひろがります。

とはいえ、早期に完売するような人気ランドセル以外にも、機能性に優れた品質の良いランドセルは多数販売されています。お子さんのランドセルにはどのような要素を求めるのか、何を最も重視するのかをシミュレーションした上で、ご家庭に合ったスタイルの「ラン活」をしましょう。

アンケートを実施したのは・・・

1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。

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文・構成/羽吹理美

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