卵丼のレシピを、幼児誌『ベビーブック』『めばえ』(小学館)に掲載された中から11品、厳選しました。ふわふわ優しい食感は子どもも大好き!家庭にあるめんつゆや、多めに作ったおかずをアレンジしてできちゃう簡単レシピばかりなので、是非、今日の献立に取り入れてみてください。
ふわふわ食感を楽しめる卵丼のレシピ
【1】ふんわり卵のあんかけご飯
ピーマンはよく炒めて苦みを消し、卵でとじてピーマン嫌いの子供も食べやすく。さつまいもの甘みがやさしいアクセントに。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
ピーマン 4個
さつまいも 1/3本
オリーブ油 大さじ1
卵 4個
塩 少々
かに(缶詰) 1缶(50g)
【A】
だし汁 2カップ
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ2
酒 大さじ2
【B】
片栗粉 大さじ1と1/2~2
水 大さじ2
ご飯 茶碗3杯
◆作り方
【1】ピーマンは粗みじんに切り、中火で熱したフライパンにオリーブ油をなじませて炒める。さつまいもは小さい角 切りにする。
【2】ボウルに卵、塩、【1】のピーマンとさ つまいもを入れて溶き混ぜる。フライパンを中火でしっかり熱して一気に流 し入れ、周りが白くなったら大きくか き混ぜて、半熟のうちに火を止める。 器に盛ったご飯にかける。
【3】小鍋に【A】を入れて熱し、混ぜ合わせた【B】とかにを缶汁ごと加えて混ぜ、と ろみがついたら【2】にかける。
教えてくれたのは
井澤由美子さん
調理師、国際中医薬膳 師・中医師。旬の食材 の効能と素材の味を生かしたシンプルな料理 が人気。NHK『あさイチ』などテレビでも活躍 中。一女の母。
『ベビーブック』2017年2月号
【2】大根としめじのトロ玉丼
電子レンジ加熱で卵と豆腐をふわふわに仕上げる。大根の葉もアクセントに。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
卵 2個
木綿豆腐 150g
大根 6cm(120g)
大根の葉 適量
しめじ 1パック
【A】
だし汁 1と1/2カップ
片栗粉 小さじ2
塩 小さじ3/4
しょうゆ 少々
ご飯 茶碗3杯
◆作り方
【1】大根はいちょう切りにし、葉は刻む。しめじは石づきを除いてほぐす。合わせて耐熱容器に入れてラップをかけ、電子レンジ(600W)で2分加熱する。
【2】別の耐熱容器に卵を割りほぐし、【A】、サイコロ状に切った豆腐、【1】を加えて混ぜ、ラップをかけ、電子レンジで5分加熱する。全体を混ぜ、ラップをかけてさらに3分加熱する。ご飯にかける。
教えてくれたのは
みないきぬこさん
女子栄養大学を卒業後、料理研究家のアシスタントを経て2007年独立。料理家、フードコーディネーターとして料理雑誌や広告、メニュー開発など、幅広い分野で活躍中。女の子のママでもある。
『ベビーブック』2014年2月号
めんつゆを使って作る卵丼のレシピ
【1】ふわふわ卵のにんじんしりしり丼
にんじんをツナと卵と合わせて炒めるだけ。ご飯に載せたら丼に。麺つゆを使って簡単ランチにおすすめ。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
にんじん 大1本(200g)
卵 4個
ツナ缶詰 大1缶
サラダ油 大さじ1と1/2
【A】
マヨネーズ 大さじ1
塩・こしょう 各少々
【B】
麺つゆ(3倍濃縮) 大さじ1
塩 少々
ご飯 茶碗3杯
貝割れ菜(葉先) 適宜
◆作り方
【1】にんじんはスライサー(なければ包丁) でせん切りにし、長さ1~2cmに切る。卵は溶いて【A】を混ぜ、ツナは缶汁をきる。
【2】フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、卵液を入れて大きく混ぜながら炒め、半熟状になったら取り出す。
【3】【2】のフライパンにサラダ油大さじ1/2を足して、にんじんを炒め、しんなりしたらツナ、【B】を加える。全体が混ざったら【2】を戻し入れ、サッと炒め合わせる。
【4】器にご飯を盛り、【3】をのせ、お好みで貝割れ菜を添える。
教えてくれたのは
市瀬悦子さん
フードコーディネーター、料理研究家。「おいしくて、作りや すい家庭料理」をテーマに、書籍、雑誌、テレビなどで活躍中。
『ベビーブック』2016年10月号
【2】もやしとツナの卵とじ丼
お助け食材を組み合わせて。簡単だけどうま味と食べ応えたっぷり。子供にも人気のメニュー。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
もやし 1袋
ツナ(ノンオイル) 小2缶(160g)
【A】
めんつゆの素(3倍濃縮) 1/4カップ
水 3/4カップ
砂糖 大さじ1
しょうゆ 小さじ1~2
卵 3個
ご飯 茶碗3杯
◆作り方
【1】フライパンにもやしを敷き、ツナをのせ、【A】を加えて中火にかける。
【2】グツグツ煮えてきたら溶き卵を回し入れ、ふたをする。卵が半熟状になったら火から下ろす。
【3】器にご飯を盛って【2】をのせる。
*しょうゆはめんつゆの濃さで調節して。大人は七味唐辛子をふっても。
教えてくれたのは
飛石なぎささん
三児の母であり、個人でギャラリーも経営しており、その忙しい生活から生まれた、簡単で、パパッと作れて、子どもが喜ぶレシピが人気。
『ベビーブック』2011年6月号
おかずをアレンジして作る卵丼のレシピ
【1】親子丼
ちょっと多めに作ったおかずを、次の料理にリメイクするのがおすすめ!夜に作ったてりやきチキンを卵でとじるだけでサッとお昼ごはんに。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
てりやきチキン 2切れ(1枚分)
玉ねぎ 1/2個
卵 3個
【A】
水 2/3カップ(150ml)
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ1
酒 大さじ1
砂糖 大さじ1/2
顆粒和風だし 小さじ2/3
ご飯 茶碗3杯
◆作り方
【1】てりやきチキンは食べやすい大きさに、玉ねぎは薄切りにする。
【2】フライパンに【A】と玉ねぎを入れて火にかけ、中火で煮る。しんなりしたらチキンを加えてひと煮し、溶き卵を回し入れ、全体がふつふつとしてきたら火を止め、フタをして2分蒸らす。
【3】器にご飯を盛り、【2】をのせる。
※お好みで刻んだ万能ねぎ を散らしても。
◆ポイント
リメイクするのに便利!てりやきチキンの作り方。
■材料
(大人4人分+子ども4人分)
鶏もも肉 3枚
塩・こしょう 各少々
片栗粉 大さじ2
サラダ油 大さじ1
【A】
しょうゆ 大さじ3
みりん 大さじ3
酒 大さじ3
砂糖 大さじ2
■作り方
【1】鶏肉は脂肪を切り落として半分に切る。塩、こしょうをふって、全体に片栗粉をまぶす。
【2】フライパンにサラダ油を熱し、【1】の皮を下にして入れる。焼き色がついたら裏返し、余分な脂をキッチンペーパーで拭きとる。
【3】【A】を加えてフタをし、中弱火で5分煮、フタを取り、汁けが少 なくなるまで煮詰める。
リメイクおかずの3つの基本。
【1】量は1食分の 2倍が目安
【2】味付けは控えめに
【3】保存は容器に移し替えて
教えてくれたのは
島本美由紀さん
料理研究家・ラク家事アドバイザー。 忙しい主婦に向けて、身近な食材でパパッと作れるおいしい時短レシピを考案。テレビや雑誌を中心に活躍。暮らし全般のハッピーもプロデュース。
『ベビーブック』2017年5月号
【2】やわらか親子丼
チキンナゲットだから、衣までしっかり親子丼の味がついてうれしい。ナゲットは臭みもなく、噛み切りやすいので子供にも食べやすい一品。
◆材料
(大人2人分)
チキンナゲット 150g
卵 4個
玉ねぎ 1/4個
【A】
だし汁 100cc
しょうゆ 大さじ3
みりん・砂糖 各大さじ2
ご飯 300g
万能ねぎ 3本
※分量の大人1人分は、子ども2人分くらいになります。
◆作り方
【1】ナゲットは半分にちぎる。卵は溶きほぐす。玉ねぎは横に薄切りにする。
【2】鍋に【A】を合わせて中火にかけ、ひと煮立ちしたら【1】のナゲットと玉ねぎを加える。玉ねぎがやわらかくなるまで煮たら、卵を回し入れて煮る。
【3】器にご飯を盛って【2】をのせ、小口切りにした万能ねぎを散らす。
◆ポイント
おかずで作るナゲットを、いつもの2倍量ぐらい作ってストック!その日に食べる分以外は、保存容器などに入れて冷蔵保存。保存したものにひと手間かけて違う料理にアレンジするのが便利!
■ナゲットの作り方
■材料
(大人4~5人分)
鶏ひき肉 200g
絹ごし豆腐 100g
プロセスチーズ 60g
玉ねぎ 1/4個
【A】
卵 2個
小麦粉 40g
しょうゆ 大さじ2
揚げ油 適量
※分量の大人1人分は、子ども2人分くらいになります。
■作り方
【1】豆腐はキッチンペーパーに包んで耐熱容器にのせ、電子レンジ(600Wの場合)で2分加熱し、粗熱をとる。チーズは5mm角に、玉ねぎはみじん切りにする。
【2】ボウルに【1】とひき肉を入れてよく混ぜ、ひと口大に丸める。
【3】別のボウルに【A】を合わせ、【2】を入れてからめ、170℃に熱した油で揚げる。
教えてくれたのは
YOMEちゃんさん
女の子のママ。愛情たっぷりの育児日記と日常のアイデアあふれる献立を綴ったブログ「よめ膳@YOMEカフェ」 が毎月200万アクセスを誇る。
『ベビーブック』2013年10月号
【3】肉巻きアスパラと しめじの照り焼き丼
余った肉巻きアスパラに甘いたれがしみ込んで食欲をそそります。きのこを加えてパパッと調理。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
肉巻きアスパラ 12切れ
しめじ 大1パック(150g)
バター 10g
【A】
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ1
砂糖 大さじ1
水 大さじ3
うずらの卵の目玉焼き 8個分
ご飯 茶碗3杯
◆作り方
【1】肉巻きアスパラは3~4cm長さに切り、しめじは小房に分ける。
【2】フライパンにバターを熱してしめじを炒め、火が通ったら肉巻きアスパラを加えて炒め、【A】で調味して取り出す。
【3】器にご飯を盛り、【2】をかけて、目玉焼きをのせる。
◆ポイント
肉巻きアスパラを常備菜として用意しておくのがおすすめ。
■材料
(20個分)
豚薄切り肉 20枚
アスパラガス 20本
塩 少々
片栗粉 適量
サラダ油 適量
■作り方
【1】アスパラガスはハカマを除いて下ゆでし、半分の長さに切る。
【2】豚肉も半分に切って広げて軽く 塩をふり、【1】を1切れ端から巻き、 片栗粉を全面にまぶす。同様に全 部で40本作る。
【3】フライパンにサラダ油を熱し、【2】を転がしながら焼く。子ども用はさらに半分に切る。
小分けにしたものをラップ に包み、保存袋に入れるのが、保存のポイント。冷蔵で3~4日、冷凍で1か月が保存できる目安。
教えてくれたのは
ほりえさちこさん
栄養士、フードコーディネー ター、飾り巻き寿司インスト ラクター1級。男の子のママ。育児経験を生 かした簡単で栄養バランスの とれた料理やかわいいレシピ が人気。
『ベビーブック』2016年3月号
子どもが喜ぶ卵丼のレシピ
【1】えび卵そぼろ丼
買いおきの素材でパッと作る。みりんを使った味付けが、桜えび、卵によく合って、ご飯が進む一品!
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
卵 3個
【A】
桜えび 大さじ4~5
みりん 大さじ1
砂糖・塩 各少々
ご飯 茶碗3杯
万能ねぎ(小口切り) 少々
◆作り方
【1】卵を溶いて【A】を加え、ラップをかけ、電子レンジ(600Wの場合)で2分加熱。取り出して混ぜ、さらに30~40秒加熱。熱いうちに万能ねぎを加える。
【2】器にご飯を盛って【1】をのせる。
*半熟状に仕上げたいときは、2度目の加熱時間を短めに。
教えてくれたのは
飛石なぎささん
三児の母であり、個人でギャラリーも経営しており、その忙しい生活から生まれた、簡単で、パパッと作れて、子どもが喜ぶレシピが人気。
『ベビーブック』2011年6月号
【2】さばと卵のそぼろ丼
さばの身をホロホロになるまで甘辛味で炒めて、卵と合わせて。さばが苦手な子でももりもり食べてくれるメニューです。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
さば(半身) 1切れ
【A】
酒 大さじ2
みりん 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
砂糖 小さじ1
卵 2個
みりん 少々
ご飯 茶碗3杯
◆作り方
【1】さばはサッとゆでて、骨と皮を除き、粗くほぐし、小鍋に【A】とともに入れて、混ぜながらホロホロになるまで炒める。
【2】卵は割りほぐし、小鍋にみりんとともに入れて混ぜながら炒める。
【3】器にご飯を盛って、【1】と【2】をのせる。
*ゆでたさつまいもを添えても。
教えてくれたのは
井澤由美子さん
料理家。旬の食材を使い、食べ合わせによって体への相乗効果を大切にしたレシピが人気。NHK『きょうの料理』や広告、書籍、雑誌などで活躍中。一児の母。
『ベビーブック』2014年1月号
【3】ヨーグルトみそのそぼろのせごはん
ヨーグルト×みそ、Wの発酵パワーで風邪退治!意外な取り合わせが味の深みとなり、食欲もUP!
◆材料
(3人分・作りやすい分量)
鶏ひき肉 300g
みそ、ヨーグルト 各大さじ2
炒り卵 3個分
小松菜などの青菜 150g
ごはん 茶碗3杯分
◆作り方
【1】フライパンで鶏ひき肉を炒り、ポロポロになったらみそ、ヨーグルトを加えて混ぜ合わせる。
【2】器にごはんを盛り、【1】、炒り卵、ゆでて長さ1cmに切った青菜をのせる。
※鶏そぼろは冷蔵庫で3~4日保存可能。
教えてくれたのは
牛尾理恵さん
うしおりえ/料理研究家。フードコーディネーター。栄養士の資格ももつ。病院での食事指導、料理研究家の助手、料理専門の制作会社を経て独立。おいしく、作りやすく、体にやさしい家庭料理が人気。
『めばえ』2018年2月号
【4】うずら卵のロコモコ
おかずとご飯をいっしょにとれる“カフェめし”の定番。ご飯の上に濃厚なたれを絡めたハンバーグを載せて、目玉焼きや野菜を飾りましょう。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
【A】
合いびき肉 250g
玉ねぎ(みじん切り) 1/2個分
卵 1個
パン粉 大さじ3
塩 小さじ1/2
白ワイン(または酒) 大さじ2
【B】
トマトケチャップ 大さじ4
中濃ソース 大さじ3
しょうゆ 小さじ2
砂糖 小さじ1
うずらの卵の目玉焼き 4個
レタス・アボカド・トマト・サラダ油 各適量
ご飯 茶碗3杯分
◆作り方
【1】ボウルに【A】の材料を合わせ、粘りけが出るまで混ぜ合わせる。6等分にして楕円に丸める。
【2】レタスは細切りに、アボカドとトマトは1cm角に切る。
【3】フライパンにサラダ油大さじ1を熱して【1】を並べ入れ、焼き色がついたら裏返し、白ワインを加えてふたをし、弱火で4分蒸し焼きにする。取り出して、フライパンに【B】を入れ、とろりとするまで煮詰める。
【4】器にご飯を盛り、【3】と目玉焼きをのせ、【2】を添える。
教えてくれたのは
鈴木薫さん
シンプルで、おいしくて、センスのいいレシピが人気。双子の女の子と男の子のママ。
『めばえ』2014年4月号