【東京都現代美術館】子ども目線たっぷりに生まれ変わったおしゃれスポットをママがレポート!

東京都現代美術館が3月29日にリニューアル・オープン!

美術館は、小さなこどもから大人までが歓迎される場所!

2016年より大規模改修工事で休館していた東京都現代美術館が、約3年の時を経て、3月29日ににリューアル・オープンを迎えました。経年劣化による諸設備の改修と利便性の向上を目的とし改装された館内は、作品に配慮された新しい設備を構えました。また館内や周辺に設置された面白い仕掛けに溢れ、親も子も楽しめる空間として生まれ変わりました。

建築家の故・柳澤孝彦さんが設計した館内には、所々にコルク素材のベンチが置かれ、ホワイトキューブが明るく輝く中にも温もりが感じられます。木場公園側からの来館客へのアプローチを実現する無料の休憩所や、こども向けの美術書を集めた”こどもとしょしつ”も新設されています。

美術館を親子の場所に!嬉しい設備がたくさん

さっそく「リトルアーティストリーグ」の目線で発見した、こどもが楽しめて、親も安心できる嬉しい設備をご紹介します!

◆こども向け美術書がいっぱい!こどもとしょしつ

本はこどもの想像力を耕す宝です。
なかなか日本の本屋さんでは出逢えないこどもの美術書で溢れている地下1階の美術館図書室の中に新設された、「こどもとしょしつ」は要チェック。学芸員の方が仰っていた、「美術館を親子も楽しめる場所に」という想いが溢れる空間でした。
リトルアーティストリーグでもご紹介しているような、世界各国で愛されているこども向けの美術書が無料でご覧いただけます。こどもがゆっくり座れる空間は隅々まで配慮されていて、お父さんもお母さんも安心。
また、美術館図書室には視聴覚資料やオンラインデータベースを閲覧できるメディアブースも新設されています。
■こどもとしょしつ
開室時間    :10:00〜18:00
閉架資料の請求:10:00〜17:00
コピーサービスの受付:10:00〜17:00

◆コドモからオトナまで、新たなアートの楽しみ溢れるレストラン

館内にはスマイルズが手掛ける新店舗がオープン!

地下1階にオープンした「100本のスプーン」には、アートと触れ合える様々な仕掛けがあり、お食事をとりながらアートに触れることができます。料理が届くまでの待ち時間にこどもと一緒に作品を描いたり、ときには食事を楽しむご家族自身が作品になってしまうことも。コドモからオトナまで、美術館での新しい楽しみ方が待っています。ほぼ全てのお料理にハーフサイズメニューがあり、離乳食は無料で提供してくれます!
そして、同館2階にオープンしたのは、「二階のサンドウィッチ」。
こちらはイートインもテイクアウトも楽しめる、日替わりサンドウィッチやオリジナルドリンクを提供。屋外の席もとても気持ち良さそう。
 ■100本のスプーン
場所:東京都現代美術館 地下1階
営業時間:11:00〜18:00(ラストオーダー17:00)
定休日: 美術館休館日
電話:03−6458−5718
 ■二階のサンドイッチ
場所:東京都現代美術館 二階
営業時間:10:00〜18:00(ラストオーダー17:30)
定休日: 美術館休館日
電話:03−6458−5708

◆屋外のスペースでこどももHappyに!

気持ちの良い自然に囲まれた、木場公園側のエントランスには、パブリックスペースとしてパラソル付きのピクニックテーブルが設置されています。まるで公園の続きのように美術館へアクセスできる仕組みになっているので、プレイデートの延長に美術館鑑賞を組み込むのも素敵なアイディアですよね。

そしてこども達も心地良く歩き回れる屋外展示スペースには、サウンドアーティスト鈴木昭男の作品シリーズ、『道具のすすめ ─「点 音(おとだて)」and”no zo mi”』が美術館内や周辺にも様々な場所に設置されています。

マップを片手に館内や周辺に設置された「点・音」プレートの上で、耳を済ませると気付く仕掛けがたくさん。体験、そして体感できるアートは様々な年齢層の来館者の心に響きます。

◆シンプルで分かりやすい設備

そして、今回の改装で気になったのが、このシンプルなサイン。こちらは、エレベーター内のものですが、丁寧な案内表示に思わず写真を撮ってしまいました。
エントランスでまず目に入るのが、フロアやレストラン、そして授乳室やオムツ替えコーナーへ誘導するための案内サイン。白と黒のデザインが遠くから見ても分かりやすく、海外からの来館者にも配慮されていました。

見逃せない展覧会の数々!

リニューアルされた館内の設備は、デザインだけでなく、空調をはじめとした設備機器も新しくなりました。

作品のこともよく考えられ開催される展覧会にぜひ足を運んでみたいですね。

◆リニューアルにふさわしい展覧会!

今回こけら落としとして、企画展示室とコレクション展示室において2つの展覧会が企画されています。
企画展示室3F、1F、地下2Fで行われるのは、

リニューアル・オープン記念展「百年の編み手たち –流動する日本の近現代美術–」

所蔵する約5400点の作品の中から紹介される作品を核に、1910年代から現在にわたる日本の美術を紐解く展覧会です。
コレクション展示室では、

リニューアル・オープン記念展「MOTコレクション ただいま/はじめまして」

休館中に新たにコレクションに加わった約400点の作品を中心に、主に2010年代に制作された新所蔵品を紹介。中園孔二や今井俊介など私たちの生きる時代に生み出された作品を通して、新たな視点に触れられる展示。また、新たにコレクションに加わった屋外作品、オノ・ヨーコのクラウドピースも注目作品です。
そして、7月20日からは「遊び」をテーマにしたコドモからオトナまで楽しめる展覧会。「あそびのじかん」も開催予定!要チェックです。
百年の編み手たち -流動する日本の近現代美術-(Weavers of Worlds – A Century of Flux in Japanese Modern / Contemporary Art -)
会期:2019年3月29日~6月16日
会場:東京都現代美術館 企画展示室3階、1階、地下2階
MOT コレクション ただいま / はじめまして(MOT Collection: Pleased to meet you. New Acquisitions in recent years)
会期:2019年3月29日~6月16日
会場:東京都現代美術館 コレクション展示室1階、3階

◆東京都現代美術館 概要

名称 東京都現代美術館

開館時間 10:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで、美術図書室の利用は18:00まで)

休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始、展示替え期間

住所 東京都江東区三好4-1-1

お問合せ https://www.mot-art-museum.jp

入園料

MOTコレクション / 一般 500円(400円)、大学生・専門学生 400円(320円)、高校生・65歳以上 250円(200円)、中学生以下無料 ※( )は20名以上の団体料金
企画展 / 展示内容により観覧料は異なる  ※企画展チケットでMOTコレクションの観覧も可能

リニューアルオープンティーザーサイト https://www.mot-art-museum.jp/renewal2019/

教えてくれたのは、LITTLE ARTISTS LEAGUEのお二人。

LITTLE ARTISTS LEAGUEは母になった、アーティスト三人がメインのアート集団、
親子へ向けた、本気でアートをやっていく活動団体です。

 

 

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