折れない、曲げない画用紙に書いた作品の保管
従来品の保管法も、折り目はつけずに保管できたけど…。
幼稚園・保育園や小学校では画用紙に絵を描く時間があります。もちろん、従来の作品保存グッズにも入れることが可能でしたが、ケース自体をコンパクトにするため折り目がつかないように、紙の長辺の中心がU字型になるように曲げて入れるものがほとんどでした。
しかし、筆者は曲がってしまうことも少しモヤモヤしていました。
「どうにか作品を折らず、曲げることもせずに保管することはできないだろうか?」
急がず焦らず探して数年、ようやく理想の保管ができるものを見つけました。それが今回ご紹介するライオン事務器の「ポスター用クリアーブック」です。
ポスター用クリアーブックとは?
ポスターやカレンダー、新聞記事など大きなサイズのものを穴を開けずに保管ができるクリアーブックです。1冊に10ポケットタイプと20ポケットタイプがあり、大きさはA2判とB2判があります。そのうち、今回はA2判に注目します。
実際に入れてみました
手元にあった大きめの画用紙(四ツ切)を使って作品を保管してみました。
流石に大きな用紙を入れるための商品なので大きくて重いです。お子さんが見るときには保護者の方が運んで箱から取り出すのが良さそうです。
作品よりもポケットのサイズが大きいため、すっぽりとおさまります。
用紙のサイズについて
今回の記事にはさまざまな用紙のサイズが出てくるので、簡単にまとめておきます。
A判とB判
コピー用紙など一番身近に感じる用紙にはA判とB判があります。よく仕事でコピーをする際に使用するサイズはA4判です。
「ポスター用クリアーブック」にはA2判とB2判の二つのサイズがあることは前述のとおりですが、今回特におすすめしたいA2判はA4判を縦2枚横2枚の合計4枚を並べたサイズ(縦594mm×横420mm)です。
ちなみにファイル全体のサイズは保存したいものを守るため、ポケットより一回り大きい縦618mm×横439mm×背幅20mmになっています。
画用紙のサイズ
画用紙もいくつかのサイズ体系がありますが、一般的に使われているのは四六判というサイズ体系です。大きめの作品に使われる画用紙サイズは四ツ切と呼ばれ、縦545mm×横393mm(扱うメーカーや、商品によって多少誤差があります)です。
新聞のサイズ
一般的な新聞紙はブランケット判と呼ばれ、1ページは縦545mm×横406mmです。そのため、新聞も収納可能です。
まとめると?
サイズを比較すると一目瞭然。A2判のポスター用クリアーブックは、画用紙の四ツ切サイズや新聞を折る事なく保管できます。
ファイル自体の工夫もチェック!
保管する時に使うポケットは?
上からものを入れるタイプのポケットで、素材は光の反射を抑えるマットタイプ。出し入れがしやすい白い台紙入りです。
作品は台紙やポケットに対して少し小さめなので、中で動いてしまうのが嫌な方は内容物を台紙に固定しても良いかもしれませんね。
ファイリング後の困りごと
クリアファイル自体や中に入っている紙は重たいため、そのままでは立てると形が崩れてしまいます。そうなると中に入っている保管したいものも曲がったり折れたりする可能性は高いのです。
ポスター用クリアーブックは本体表紙と同じ素材でできているケースがついています。これによりしっかりとまっすぐな形をキープできるので、中に保存したものにしわや癖がつかず、立てかけることができます。もちろん、中に保管しているものも形が崩れません。
思い出をどのように残すか
幼稚園・保育園や小学校では、運動会などのイベントが終わると、お絵描きや図工の時間に思い出の絵を描き残すことがありますよね。毎年同じ時期に書くイベントの絵は、成長の記録としてわかりやすいものの一つです。
最近はデジタル化をして、作品自体は処分するご家庭も多くなってきていますが、アナログの形で残したいと考える方もいらっしゃいます。
このファイルは薄いですが、高さと幅はあります。この半分サイズの作品保管ケースもたくさん市販されていますので、ご家庭の環境に合わせて購入を検討してみてください。
あなたにはこちらもおすすめ
文・構成/ふじいなおみ