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バチェロレッテとは?
独身男性の運命のパートナーの座を巡る恋愛リアリティーショーでありながら、毎シーズンごとに参加者たちの恋愛模様のみならず、友情や、成長っぷりが話題となる『バチェラー』シリーズ。
『バチェロレッテ』は、その男女逆転版として展開される、ハイスペック独身女性が多数の男性の中から運命の相手を選び抜く番組です。
バリを舞台に新たな旅が開幕。新バチェロレッテは東大卒の元官僚
神聖なリゾート地・バリ島を舞台にスタートした本作シーズン3のバチェロレッテは、現在は宇宙関係の仕事に携わり、元経済産業省勤務というハイスペックな経歴の持ち主である武井亜樹さん。これまでは恋愛よりも仕事が優先でしたが、今後家庭も築いていくことを念頭に置いた際、ライフパートナーは必要だと考えはじめたのだそう。
「一緒に人生を歩んでいくソウルメイトをみつけたい」と今回の旅への意気込みを語ります。
参加者の男性陣もハイスペックすぎる面々
前回、前々回までの『バチェロレッテ』では、参加者としては学歴や職業のスペックにとらわれないバラエティに富んだ男性たちが多く集められた印象でした。
しかしながら今シーズンでは、亜樹さんに負けないほどに、参加者の面々もハイスペック! 事前に配信された参加者の紹介動画を見ただけでも、歯科医、内科医、獣医、会社経営者、物理化学者……と、すぐにでもバチェラーになれそうな人たちばかり。
SNS上でも、「どこから連れて来たの?」「ついに本気を出してきた」「しかもイケメン」と話題になりました。
15名のハイスペック男性が登場!印象的な4名をピックアップ
新たなバチェロレッテの旅の幕開けとなるエピソード1では、亜樹さんの人となりと、バチェロレッテへのモチベーションが紹介されました。
「今までの人生で経験してきたたくさんのことを体が覚えていて、いろんな物事に対して反射的に出ている反応だと思うので、“直感”は実は正確で、自分のこと分かってくれるものだと思うんですよね」
ロジックとともに直感も重んじる亜樹さんの前に、15名の男性参加者たちが登場。それぞれがご自身の魅力や特徴をプレゼンしました。ここでは、特に印象的だった4名をピックアップしていきます。(※以下、ネタバレを含みます)
坂口隆志さん
緊張のあまりロボットのような歩き方で登場した坂口隆史さんは、そのギクシャクとしたふるまいで亜樹さんの笑いを誘いました。内科医・
櫛田創さん
「受け取ってください! お願いします!」とプロポーズ風に何かを差し出したのは、物理化学者の櫛田創さん。差し出していたのは、「幸せホルモン」と呼ばれる分子・セロトニンを模したアクセサリーなのだそう。亜樹さんから見た第一印象としては「普段だったら恋愛とは考えないで友だちになるタイプ」。今後の関係はどうなるのでしょうか。
小川哲郎さん
獣医の小川哲郎さんは、可愛らしい子牛とともに登場。「よかったらちょっと触ってみませんか」と子牛へのタッチをうながすものの、「やめておこうかな」と断られてしまい、シミュレーションしていたらしいプランが破綻……! プラン通りに行かないことが多い点も本シリーズの面白味です。亜樹さんは「優しそうな人だな、くらいの印象」と辛辣気味に第一印象を述べました。
梅谷悠太郎さん
元消防士の梅谷悠太郎さんは消防車に乗って派手に登場するものの、亜樹さんはそれに気づかず。好きな言葉は“One Life, One Chance(1回の人生が1回のチャンス)”。語られた前向きな人生観は、亜樹さんの胸に刺さったようです。去り際に一度振り返るのが「かわいい」とスタジオで話題に。
エピソード1〜4をレビュー|マヌカハニー事件から会議まで。現状リードしてるのは…
個性豊かな男性参加者とともに繰り広げられる亜樹さんの旅は、初回配信分の時点ですでに、笑いあり、涙もあり、事件も会議もあり! ここでは、エピソード1〜4でも特に「!」となったポイントをおさらいしていきます。
マヌカハニー事件
「嫌なことは嫌ってはっきり言うタイプ」という亜樹さん。初回配信分だけでも牛を触らなかったりダンスの際に手を取らせなかったりと、自分がやりたくないと思う事をはっきり伝えるシーンが散見されましたね。中でも話題になったのは「マヌカハニー事件」。
亜樹さんとの初対面時、持参したマヌカハニーをスプーンで「あーん」しようとした参加者の男性に、亜樹さんは一度「自分で食べます」と断ったものの「ちょっとだけ……」ともう一度トライされ……。しかし、「自分で食べます」とやっぱり断る亜樹さん。
振り返りのインタビューでは「パーソナルスペースも大事ですし、誰にでも簡単に最初から“あーん”させたりしないので」と語ります。
にこやかさは保ちつつも、嫌なことはきっぱり拒否する亜樹さんの姿に、SNS上では「正直スッキリした」と共感する声が目立ちました。みなさんは“あーん”OK派ですか? NG派ですか?
「ジェットコースター坂口」がどんどん面白い
亜樹さんとの初対面時は緊張感を漂わせていた、内科医・実業家の坂口隆志さん。飾らない自然な会話によって、初回のカクテルパーティーではファーストインプレッションローズを獲得しました。
そんな坂口さんいわく、自分は通称「ジェットコースター坂口」。第一印象は良いのにだんだんと相手からの好意が降下していくのだと話します。そして本編中でも、エピソードを重ねるごとに初回のウブな印象からお調子者節を発動……!
自分が他の人たちよりも圧倒的にリードしていると錯覚を起こし、「誰が僕に肩を並べるのか見ものです」などと発言。エピソード3では急激に亜樹さんへの距離感をバグらせ、亜樹さん本人から「調子に乗らないでもらっていいですか(笑)」と言われるシーンもありました。
喋れば喋るほど自らポイントを下げていく「ジェットコースター坂口」が、筆者は憎めません。
今シーズンの男性は「口説き<心遣い」
エピソード2のカクテルパーティーでは、獣医の小川さんが心のこもった手紙を亜樹さんに送ります。
亜樹さんからの参加者全員への心配りや気遣い、そしてこの旅への真剣な意気込みに気づいていること、そして、亜樹さんに自信を持って旅を続けてほしいことを伝える小川さん。
バチェロレッテという、華やかながらも過酷で孤独な境遇を思い遣った手紙に、亜樹さんの目には涙が……。
単純に「口説く」のではなく、あたたかい「心遣い」でバチェロレッテに接しようとする方が多い点も、今シーズンの特徴ではないでしょうか。
人それぞれの“地雷”
エピソード3では亜樹さんやヒューマンビートボクサー・経営者の山本一成さんの地雷がそれぞれ踏まれてしまうシーンも。(亜樹さんはエピソード3内で解決済み)
「まさか、それが地雷だったとは…」とおののきつつも、発言には慎重になることや、地雷を踏み抜いてしまった際の対話とアフターケアの大切さを痛感させられるエピソードでした。
バチェ名物“会議”
シリーズ名物“会議”は今シーズンでも無事に開催。エピソード4での“会議”の議題は「2on1デートへの立候補者」です。今回の「2on1デート」はなんと立候補制のため、希望者間で話し合いの上、誰が行くのかを決めなければいけません。これには終始和やかなムードだった参加者たちも、さすがにピリついた空気に……。
そんな“会議”の途中でエピソード4は閉幕。この話し合いは一体どこへと向かうのでしょうか……!
今回のバチェロレッテは“追う”バチェロレッテ?
エピソード4では、「クッシー(櫛田創さん)のリーダーシップがあるところとか、頼れるところとかカッコいいと思う」「自分が気になる人には自分から伝えようと思って今日呼びました」と、亜樹さんが率直に好意を伝えるシーンもあったため、亜樹さんの心を誰よりも捕らえているのは「どう考えてもクッシーでしょ」とSNS上の予想はほぼ満場一致。エピソード4までの所感としては、筆者も同じように感じています。
しかしながら、そのように好意を伝えてくれた亜樹さんに「人として尊敬してる」としつつも、「まだ感情が入らない」「今の感情を帰って考えてみたい」と応じる櫛田さん。えっ、まだその段階なのか?!と焦ったのは筆者だけではないはず。
今後、はたして櫛田さんは亜樹さんからの好意に“恋愛モード”で応じてくれるのか……?! シリーズ初“追う”バチェロレッテの予感にワクワクが止まりません。
控えめでじれったい、でも優しい…“ムズキュン”の予感がする今シーズンに期待大
亜樹さん自身が相手との距離感を大切にするタイプであることも影響しているのかもしれませんが、前作や前々作に比べて参加者からのアプローチが控えめな印象のシーズン3。「本当に亜樹さんのことが好きなのか?!」と不安を感じることも少なくありませんが、一方で、控えめな優しさやいじらしい気遣いはどの参加者からも見え隠れしており、堅実な魅力が感じられます。これまでのどのシリーズ作品よりも、じれったさとキュンが混在した“ムズキュン”な楽しみのあるシーズンになりそう。誰とどのように進展していくのか、今後の展開から目が離せません。
「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン3
2024年6月27日(木) 20時よりPrime Videoにて独占配信中
全9話
6月27日(木)20時 第1話-第4話
7月4日(木)20時 第5話-第7話
7月11日(木)20時 第8話-第9話
製作/Amazon
©2024 Warner Bros. International Television Production Limited.
文・構成/羽吹理美