まんが大好きな小3男子が新札について研究!
つい先日、子ども向けの金融教育に詳しいキッズ・マネーステーション 八木さんに取材した際、残りわずかな夏休みでも簡単に取り組めそうな自由研究のアイディアを伺い、「これはイイ!」と思った編集部。自由研究のテーマ決めを悩んでいたハグクムスタッフに内容を共有しました。
前回の記事はこちら
「これなら息子も興味がわくかも?」ということでハグクムスタッフKは「お金の自由研究」に挑戦してみることに。簡単にレポートしていきます。
リサーチ結果を金額ごとにまとめました!
1000円札の北里柴三郎、5000円札の津田梅子、10000円札の渋沢栄一、それぞれについてリサーチしていきます。
どのくらい昔の人がお札に選ばれるのかなあと興味を持ち、まずは誕生日を調査。
北里柴三郎は178年前に生まれたにもかかわらず、パソコンで調べたら写真などもたくさん出てきてびっくり!お札とは違う写真もたくさん見つかりました。
さらにひとりひとりを深掘りします
180年くらいすれば、自分もお札に選ばれるかも…?とやや期待を膨らませ、どんな人がお札に選ばれるのか気になって、さらにひとりひとりを深掘りしていきます。
まずは好きな津田梅子について研究
いわゆる小説は苦手ですが…学習まんがは読んでいて、中でも津田梅子はお気に入り。
さっそく、「学習まんが人物館 津田梅子(小学館版)」を手に取り、5000円札人物である津田梅子について調査を開始します。まんがの中で気になったことを簡単にメモしていきます。
北里柴三郎にも興味がわいてきた
翌日は「学習まんが人物館 北里柴三郎(小学館版)」を読みこみます。津田梅子の留学をかっこいい!と思ってよく読んでいた息子ですが、「北里柴三郎のベルリン大学に行って研究」というところにも興味がわきました。
どんな学校に行って、どんな人生を歩んできたのか、何歳で何を成し遂げたのか、どこがすごいのか、など自分なりに気になったところをまとめていきます。渋沢栄一については以前何度か読んでいたので、年表を見て簡単に書き出しました。
自由研究が完成
かかった時間は2日!一日2時間半ほどだったので、合わせると5時間。一気にやってしまうこともできそうです。あとは穴をあけてリングで綴じれば学校に提出できます!
より深い自由研究にするにはこんな工夫も
今回は新札3人の生い立ちや偉業について調査しましたが、さらに差をつける自由研究がしたいという方は下記のようなポイントも調査してみるのがおすすめです。
【過去をさらに深掘る】
・過去にお札になった人はどんな人?
・最多登場は誰?何回登場した?
・人物の相関は?
・人物たちが活きた社会情勢は?
【世界のお札に目を向ける】
・世界の紙幣はどんなデザイン?その特徴は?
・各国のお金を日本円になおすといくら?
【新紙幣の変化について学ぶ】
・お札に使われているすき入れ模様やホログラムの3Dってどんな技術?
・数字表記のユニバーサルデザインってどんなもの?
・紙幣のマイクロ文字。何個隠れている?
「お金の自由研究」は、歴史について学べるのはもちろん、人物の生き方を理解することで、先人たちの経験を身に付けることができます。実生活に活きる知識もたくさんありますよ。
今年は新札に変わって子どももお金に興味が湧くチャンス!
今回の自由研究を通して、もともと好きだった津田梅子だけではなく、北里柴三郎や渋沢栄一の知識が身につきました!また、古いお金にも興味が湧いてきて、今度は古いコインを調べてみたいとのこと。
短時間で簡単にできて、子どもの知的好奇心を刺激できる「お金の自由研究」。学習まんがを活用すれば、子どももいやがらずに取り組めます。
今年は新札に変わって子どもも興味を持つ絶好のチャンス。ぜひ挑戦してみてください!
まとめ方はこちらを参考に
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文・構成/HugKum編集部