自家製ドリンクがおしゃれ&やみつき!「クラフトコーラ」「ジンジャーエール」の手作りに挑戦〈HugKum おうちカフェ〉

SNSなどでも話題の、自家製コーラやジンジャーエール。手作りドリンクと聞けば、なんだか面倒くさそうなイメージがありますが、実はとっても簡単。しかも、手作りするメリットもたくさんあります。本記事では、クラフトコーラ、自家製ジンジャーエールについて、レシピや作り方などを紹介していきます。

自家製のコーラやジンジャーエールを作ってみよう

暑い夏は、シュワっと喉ごし爽やかな炭酸飲料が飲みたくなりませんか? 炭酸飲料といえば、「コーラ」や「ジンジャーエール」が人気の高いドリンクですが、これらのドリンクは、自宅でも作ることができるんです。

自宅でもコーラやジンジャーエールは作れる

「クラフトコーラ」という言葉を聞いたことがあると思います。 この「クラフト」は「手作りの」という意味があり、「クラフトコーラ」は「手作りのコーラ」という意味です。砂糖やスパイスなどを煮詰めてクラフトコーラの素を作り、炭酸水などで割れば、コーラの完成です。

そしてジンジャーエールは、生姜や砂糖、スパイスを煮込んで、シンジャーシロップを作り、炭酸水などで割って手作りすることができます。

クラフトコーラや自家製ジンジャーエールの材料は?

クラフトコーラや自家製ジンジャーエールに使用する主なスパイスは、以下の通りです。

・シナモンスティック

スパイシーな中に甘みを感じる独特な風味。主にチャイや、ホットワインなどの飲み物や、カレーに香りをつけるために入れられています。

・カルダモン

爽やかな香りが特徴で、「香りの王様」と呼ばれています。ホットミルクやコーヒーなどに入れて香りづけしたり、肉や魚の臭み消しなどにも使われます。また消化を助けてくれ、食欲を増進させる効果があるとされていて、夏バテのときにもおすすめです。

・クローブ(ホール)

甘い香りが特徴で、ビーフシチューや豚の角煮など、肉の臭み消しなどによく使われます。また、りんごなどのフルーツの相性が良く、焼きりんごに入れても美味しいです。しかし、香りがけっこう強いので、入れ過ぎには注意してください。

その他にも、お好みのスパイスを入れてアレンジすることができます。

クラフトコーラや自家製ジンジャーエールを作るメリットは?

クラフトコーラや自家製のジンジャーエールを作るメリットは以下の3つが挙げられます。

・添加物を避けられる

人工甘味料や着色料などを使わないため、食品添加物を避けることができます。一般的に販売されているコーラやジンジャーエールには、人工甘味料などが入っていることがあるため、食品添加物の摂取を気にしている方は、自家製ドリンクを作るのがおすすめです。

・好みの味にできる

ブラックペッパーや、鷹の爪などを入れて辛口にしたり、砂糖や蜂蜜、果物を入れて甘みや酸味を出したりと、自分好みの味にできるのも自家製ならではです。

・スパイスの効能が期待できる

スパイスは、味にアクセントをつけたり、深みを出してくれる他にも、血行の促進や胃腸の働きをよくするなどの、スパイスそれぞれの効能も期待できるといわれています。

クラフトコーラ

クラフトコーラの素となるシロップの材料や作り方などを見ていきましょう。

材料(作りやすい量)

・レモン(皮ごと使うので国産がおすすめ)… 1個
・生姜… 薄くスライスしたもの3~4枚
・黒糖… 200g
・シナモンスティック… 1本
・カルダモン(ホール)… 5g
・クローブ(ホール)… 3g
・バニラエッセンス… 少々
・水… 200ml

作り方

1.スパイスとレモン、生姜を下ごしらえする

シナモンスティックは、手で適当な大きさに割り、カルダモンは包丁で切れ目を入れます。レモンと生姜はきれいに洗い、皮ごと薄くスライスしておきましょう。

2.鍋で煮込む

黒糖、きび砂糖、水、レモン、生姜、スパイス類を全部、鍋に入れ、水を入れてかき混ぜます。ある程度、混ざったら火をつけ中火で加熱。沸騰したら火を弱めて、10分ほど煮込んで火からおろし、バニラエッセンスを加えて混ぜます。

3.粗熱をとって冷蔵庫で寝かせる

できたクラフトコーラのシロップは、清潔な保存容器に移し、粗熱を取ります。冷めたら冷蔵庫に移して、半日寝かせたら、クラフトコーラシロップの完成です。

飲み方やアレンジ方法は?

炭酸水などで割って飲みますが、クラフトコーラシロップ1に対して、炭酸水4がおすすめの割合です。また、炭酸水で割って飲む以外にも、かき氷のシロップにしたり、バニラアイスにかけたりするのも美味しいですよ。

自家製ジンジャエール

キリッとした生姜の味わいと、スパイスの爽やかな香りが美味しい、自家製ジンジャーシロップで作るジンジャーエールのレシピ紹介です。クラフトコーラの材料や作り方と、ほとんど同じです。そのため、買ったスパイスが余っていたり、クラフトコーラと違う味を楽しみたいときにもおすすめです。

材料

・生姜… 100g
・三温糖… 100g
・はちみつ… 大さじ1
・水… 200ml
・シナモンスティック… 1本
・ブラックペッパー… 7粒
・クローブ(ホール)… 7粒
・カルダモン(ホール)… 3粒
・レモン汁… 大さじ1

作り方

1.生姜はよく洗い、皮ごと薄くスライス。シナモンスティックは手で適当な大きさに割って、カルダモンは包丁で切り込みを入れておきます。

2.鍋に1の生姜と三温糖を入れ、よく混ぜたら30分ほど置いておき、生姜の水分を出します。

3.2に水、はちみつ、シナモンスティック、ブラックペッパー、クローブ、カルダモン、レモン汁、鷹の爪(お好みで)を入れ、中火で加熱します。

4.3が沸騰したら弱火にして15分ほど煮込みます。

5.粗熱がとれたら、保存容器に移して、冷蔵庫で半日寝かせたら、ジンジャーシロップの完成です。

6.氷を入れたグラスに5のジンジャーシロップ入れ、炭酸水などで割ったら自家製ジンジャーエールの完成です。

自家製クラフトコーラの素とジンジャーシロップの保存方法は?

作ったクラフトコーラの素とジンジャーシロップは、消毒した清潔な保存容器(ガラス瓶がおすすめ)に入れ、冷蔵庫で保存すると、1週間の保存が可能です。また冷凍保存も可能です。フリーザーバッグや、冷凍可能な容器に入れて冷凍保存すると、1か月間は日持ちします。

作ったシロップを製氷機などに入れて冷凍し、そのままグラスに入れて炭酸水を注げば、氷で味が薄くならないクラフトコーラやジンジャーエールを作ることもできて便利です。

自家製ドリンクでランチはいかが?

コーラやジンジャーエールは自宅でも作ることができます。スパイスを揃える手間や費用はかかりますが、揃えたら煮込むだけ。美味しい自家製のコーラとジンジャーエールの完成です。手作りすると、お好みの味にすることができたり、添加物や人工甘味料も使わないところが安心、嬉しいポイントではないでしょうか。簡単なのでお子さんと作るのもおすすめです。

作ったドリンクに合わせて、ハンバーガーやポテトフライを作って、カフェのようなランチタイムはいかがでしょうか?

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構成・文・写真(一部を除く)/松田慶子(京都メディアライン)

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