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言葉を調べる「国語辞典」は、小学生向けのものが各出版社からたくさん出ていて、どれを選べばいいのか分からないほど。この記事では、小学生の国語辞典の必要性や3つのポイントで選び方についてご紹介しています。HugKum編集部がピックアップしたおすすめの国語辞典もご紹介しますので、参考にしてくださいね!
小学生に国語辞典はいつから必要?
多くの場合、小学3年生の国語の授業で辞書の使い方を習います。そのときに購入する方が多いのですが、一方、小学校入学時の1年生のときに購入される方もいらっしゃいます。そうすれば、早いうちから国語辞典を引く習慣をつけることができますよね。
小学生向けの国語辞典の選び方
あまたある、小学生向けの国語辞典の選び方には、3つのポイントがあります。
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【ポイント1】分かりやすいもの
・漢字にふりがな(ルビ)が付いていること
・言葉を引きやすい(探しやすい)ように、工夫されていること
・言葉の意味が分かりやすく、書かれていること
小学生向けの国語辞典には、すべての漢字にふりがなが付いているもの(総ルビ)と、一部の漢字のみにふりがなが付いているもの(パラルビ)があります。低学年なら総ルビの辞典のほうが、理解しやすいでしょう。
また、引きやすさや言葉の意味の分かりやすさについては、「試し引き」をすることをおすすめします。たとえば、「アイスクリーム」などの知っている言葉を、何冊かの辞典で実際に引いてみます。解説を読みくらべて、お子さんがより分かりやすいと思った辞典を選ぶのがコツです。また、引きやすさもそのとき確認しておきましょう。
【ポイント2】イラスト付きのもの
イラストや写真付きであれば、その言葉とビジュアルが直接結び付きやすく、言葉を覚えやすいでしょう。また、文字だけの国語辞典にくらべて、イラストや写真があることで辞典を引くのが楽しくなることでしょう。
【ポイント3】子どもの成長やレベルにあったもの
国語辞典は長く使えるものと思いがちですが、成長やレベルに合わせて買い換えるのをおすすめします。小学生向けの国語辞典には、「低学年向け」、「高学年向け」のものがあり、言葉の解説レベルも異なります。また、お子さんによって、見やすさ、扱いやすさ、わかりやすさは成長とともに変化します。お子さんと一緒に書店に行き、「試しひき」をして、お子さんにあった国語辞典を購入するようにしてください。
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小学生向けおすすめ国語辞典
HugKum編集部がピックアップした小学生におすすめの国語辞典をご紹介します。
小学館「ドラえもん はじめての国語辞典 第2版」
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園児から小学校低学年のお子さんにぴったりの国語辞典。特徴は「ことばあそび」に力を入れていること。欄外に、合計約250の早口ことば、さかさことばやなぞなぞが掲載されているので、ことばを引くたびに楽しみがあります。また、使いやすい工夫も満載!「つかいかた」を見なくても使えるよう、「例」「対語」などの表示を取り払い、見れば理解できる簡単な記号になっているのもポイント。さらに、随所にあらわれるドラえもんのイラストが、ことばの世界をナビゲートしてくれる点も子ども心をつかみます!
学研プラス「新レインボー はじめて国語辞典(オールカラー)」
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小学校低学年向きの総ルビの国語辞典。最大の特徴は、類書初(!)の載っている言葉がひと目でわかる「ことばのテーブル」です。そのページに載っているすべての言葉を上に並べてあります。それを、段ごとに区切り、さらに2文字目が変わるごとに色を変えてあるので、言葉が探しやすく、また、国語辞典のしくみを理解するのをサポートしてくれます。また、オールカラー、イラストや写真付き。さらに、「あ行」は赤、「か行」はピンク…と、行ごとにテーマカラーがあり、言葉の説明が次の見開きにまたがらないような工夫も。
三省堂「三省堂 例解小学国語辞典 第六版 ワイド版」
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低学年から高学年まで使える総ルビタイプ。この国語辞典の特徴は、全社・全教科・全学年の教科書から、必要な言葉が収録されていること! 赤玉土(理科5年)、議定書(社会科6年)、数民族(社会科6年)など、これまでの辞書には取り上げられてこなかった言葉も掲載されています。また、調べるときに必要な情報やコラムはページの下や横に配置されてあります。さらに、「辞書ひき学習」でページの上部に「ふせん」を貼っても、文字が隠れません。さらに、百人一首や短歌、四字熟語、ことわざなどの用例・解説、ことばへの興味がわく例解コラムも充実。
小学館「例解学習国語辞典〔第十版・オールカラー版〕」
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高学年になっても使える小学国語辞典累計売り上げ第1位の『例解学習国語辞典』。この辞典の特色は、収録している3万6500語のうち、小学生で身につけたい大切なことばを7700語ピックアップしてあることです。それらの言葉は赤字の見出しで掲載しており、覚えるのに最適な学年も1〜6の数字で表示。また、似ていることばの使い分けを、約200点の表で説明してあります。似ていることばを同時にくらべられ、実際の使い方がわかるのもポイントです。オールカラー&イラスト満載。また、ふせんを付けるスペースも十分とってあり、「辞書引き学習」もスムーズにできます。
アプリやオンラインの国語辞典もおすすめ
アプリやオンラインの国語辞典なら、知りたい言葉を入力するだけで、さっと意味を知ることができます。それらのおすすめをピックアップしてみました。
物書堂「例解学習国語辞典 第九版[+漢検過去問ドリル]」
![国語辞典アプリ1](https://hugkum.sho.jp/wp-content/uploads/2019/06/6a1fc31e2a53905bc829ab6a8958fb8c-e1561015040222.jpg)
「例解学習国語辞典」は、小学館「例解学習国語辞典 第九版」を収録した iPad用電子辞書アプリ。このアプリのポイントは、ユーザインターフェイスで使用される漢字を「せっ定」や「へん集」など学年で制限する機能や、「音がく」や「しゅん間」などカナと漢字が混在していても検索できる機能が搭載されていることです。よって、まだ習っていない漢字がある低学年のお子さまでも安心して使えます。また、カメラ機能を使って、言葉を写真で表現することも可能です。身近なものの写真を言葉の解説文に貼付けるだけで、国語辞典が自分だけの図鑑のようにできます。
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EAST Co., Ltd.「DONGRI(どんぐり)」
![国語辞典アプリ2](https://hugkum.sho.jp/wp-content/uploads/2019/06/52503c3362b2f04733a0552ee426ed1d-e1561015170329.jpg)
小学生向けから高校生向けまで、日々の学習に役立つ辞書を豊富にラインナップした「DONGRI」。ポイントは、検索した語句は、Webブラウザのようにタブでどんどん表示できることです。表示したタブは残るので、似たような語句や英和と和英、古語と国語で対になる言葉を見比べるのに便利です。また、手書き入力で読みのわからない語句にもすぐに辿り着くことができるのも特徴のひとつです。国語辞典はもちろん、漢字辞典、英和辞典など、20種類以上の学習辞書が入っていて1人1台でタブレットを活用する多くの学校に採用されているアプリです。
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三省堂「三省堂WebDictionary 」
![国語辞典サイト1](https://hugkum.sho.jp/wp-content/uploads/2019/06/e946f671cc5d9fe83ec5c5d5eef21a0f-e1561015198855.jpg)
国語辞典でトップシェアを誇る三省堂には、「三省堂 Web Dictionary」というウェブ上辞典があります。このサイトは、日常生活全般において必須ツールである「ことば」に関するさまざまな情報資源を提供する「ことばのポータルサイト」です。三省堂の辞書3点(国語辞書・英和辞書・和英辞書)を無料で利用できます。子供向けではありませんが、言葉の意味を知るのに十分使えます。
goo「goo辞書」
![国語辞典サイト2](https://hugkum.sho.jp/wp-content/uploads/2019/06/7fc158b1aa00a1e4b5d589dd910ed819-e1561015252149.jpg)
「goo辞書」は、約29万8700項目(2019年4月現在)を収録した小学館提供の『デジタル大辞泉』を搭載した辞書サイト。こちらの辞典は、現代日本語をはじめ、カタカナ語・古語・専門語・故事・慣用句などが収録されています。約200件のカテゴリ分類から、類語や関連語を簡単に調べることができるのも魅力。こちらも小学生向けではありませんが、言葉によっては画像も表示されるので、小学生にも分かりやすく、使いやすいでしょう。
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子どもが小さいうちから国語辞典をひく習慣をつけよう!
子どもは、まるでスポンジのような吸収力があります。「分からない言葉に出会ったら、国語辞典を引いてごらん」と促してみましょう。子どもは「なぜ?」「なに?」がすぐに解決できれば、自由な発想がより広がっていくことでしょう。
文・構成/HugKum編集部