消しゴムで消せる、ラインマーカー「キエラ」
普通のマーカーは消せない
カラーマーカーや赤色えんぴつなどで教科書や塾のテキストのポイントに線を引いた場合、消すことができるのは限られた筆記具を使っている時だけではないでしょうか？
裏のページにまでマーカーのインクが…
カラーマーカーと紙の組み合わせによっては、マーカーで書いた裏のページにも文字が見えるほどインクが出てくることがあります。この状態を「裏抜け」と言います。大切な部分をマーキングした時の線は意味がありますが、裏抜けをした色はそのページに書かれている内容が見づらくなり、とても不便です。
そこで、消しゴムで消せるテープ状のマーカー「キエラ」の出番です
今回ご紹介するkeptの「キエラ」は貼るラインマーカーです。
教科書やテキストの大切なところにラインを引いて目立たせることができます。加えて、指の腹で擦っても剥がれることはありませんでした（剥がれかけている部分をこすったり、爪を使って削るようにした場合には剥がれてしまいます）。
キエラはどんなもの？
仕組みは「修正テープ」と似ています
本体の中に貼り付けるためのテープがロール状に入っています。また、本体の両側にふたがあり、ふたを開けるとそれぞれに横長で薄い「ヘッド」がついています。
使う時にはマークしたい部分にヘッドを合わせて、紙に当てながら進行方向に少し傾けてゆっくり引き、引き終わった時には本体を立てて紙から離します。かなり軽い引き心地で、どんどん勉強が捗りそうです。テープの幅は5mm、長さが3m。1本で2色引けるのは使い分けもできるのでとても便利です。
消すときには？
修正テープやテープのりは一度つけた後は剥がれないような仕様になっていますが、この「キエラ」は消しゴムでこすることによって剥がせる作りになっています。専用の消しゴムは特になく、普段勉強に使っているものがそのまま使えます。
えんぴつやシャープペンで書いたノートに使うときは注意
一般的な筆記具で書いたノートに使うことはできますが。ただし、えんぴつやシャープペンで書いた文字に使うのにはちょっと注意が必要です。剥がす可能性がある場合は、ラインと一緒に文字も消しゴムで消えてしまう可能性がかなり高いです。
暗記用の商品に注目！
「キエラ」の暗記用
赤や緑のシートを被せて、勉強内容を暗記するのは定番のスタイルではないでしょうか？筆者も学生時代にことあるごとに使った方法です。
「キエラ」には暗記用として濃いめの色を使ったRed×Greenがあります。これでラインを引き、シートを被せるとラインの下の文字が読めなくなり、暗記勉強に役に立ちます。
ただし、このテープは色が濃くできているため、筆者が試したときには消したときに少々色が残ってしまいました。ですが、多少色が残っていても、ラインが消せると暗記が終わった後に読む時の読みやすさがまったく違います。
シートは２つ折りでコンパクト
また、一緒に使うと便利なアイテムとして「キエラ＆暗記シートセット」や単体で別売りの「ペンケースに入る暗記シート」も販売されています。
この暗記シートは「ペンケースに入る」という名前の通り、ペンケースに入れやすい6.5cm×13.7cmほどの透明ケースに入っています。
赤と緑が約半分に折られていて、ベロがついているので勝手に開かないように持ち運ぶことができます。
使うときに透明ケースから取り出した赤または緑のシートを開きます。もともとコンパクトなので開いてもハガキよりも２回りほど小さなサイズになりますが、通学の乗り物の中やちょっとした時間に勉強したい時には使いやすい大きさではないでしょうか？
シートはマット仕上げ
暗記用の赤や緑のシートは各社から発売されていますが、Keptのシートを見ていて気がついたのは少しザラザラとした素材感があり、マットな仕上げになっていることです。つるんとしたシートも良いのですが、使っているうちに筆者は指紋の汚れが気になりました。そんなときに集中力を保てる仕様だと思います。
また、ツルツルと滑ることもないので、さまざまなシーンでの勉強の際にしっかりと手で保持することができそうです。
商品情報
バリエーションいろいろ
「Kept キエラ(税込638円)」の通常のラインマーカーは3種類。
・Blue×Yellow
・Purple×Pink
・Orange×Lime
暗記用として、
・Red×Greenがあります。
また、関連商品として
・「Kept ペンケースに入る暗記シート(税込385円)」
・「Kept キエラ＆暗記シートセット(税込935円)」も用意されています。
例えば、暗記シートは各教科の教科書に挟んでおきたいならば暗記シートのみを買い足すこともできます。お子さんの必要なものだけ購入できるのはとても親切なラインナップだと筆者は感じています。
注意！
図書館や他の人から借りた本に使わないようにしてください。古い本などにラインを引くと本を傷める恐れがあるので、自分の持ち物に使ってくださいね。
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文・構成／ふじいなおみ
