目次
Q. 試合の前日はどんなことに注意して過ごせばいいですか?

A.エネルギーを蓄えてバテない体を作る
食物繊維で腸内環境を整えるより、エネルギーを蓄えることに注力。揚げ物より焼くなどで消化がよいもの、ビタミン・ミネラルも積極的に摂りましょう。脂っこくて胃もたれするものや生ものなど、リスクがある食べ物は避けて。おやつでお腹がいっぱいにならないように注意するのも大事! 全く食べないというよりは、「〇個まで」「ジュースはコップで飲む」など、楽しめるようにしましょう。
Q. コンビニで買えるスポーツキッズにおすすめの食べものは?

A. エネルギー・たんぱく質・ビタミンを意識してセレクト
エネルギー:生命維持や活動に応じてエネルギーを消費しているため、運動後はなるべく早いエネルギー補給を心がけて。消化吸収のいい炭水化物がおすすめ。【団子、おにぎり、パスタ、ようかん、カステラ、ゼリー飲料など】
たんぱく質:運動後は筋肉が疲労している状態。たんぱく質を素早く摂取することで、筋肉の疲労を回復させることができ、筋力アップにもつながる。【チーズ、サラダチキン、ゆで卵、ヨーグルト、焼き鳥など】
ビタミン:エネルギー代謝を効率よく行うため、ビタミンB群を摂取することも意識。激しい運動後には特にビタミンB群が不足する。【フルーツ、100%果汁ジュース、海藻サラダ、タコのサラダ】
Q. tottoさんのお子さんが、試合に持って行っていた弁当って?

車で移動する日の娘の試合弁当はこんな感じ!
【朝食】ヨーグルト(左上)とその横の丸いお弁当箱(豚肉とピーマンの甘辛炒め丼)。豚肉とごはんでエネルギーをしっかり蓄えます。
【合間の補食】鮭おにぎり、バナナ、チーズ。海苔は消化がよくないので、試合のときのおにぎりにはつけないことが多いです。テニスは待ち時間が長いので、お腹が空いたら食べられるように準備。オレンジは試合前後のビタミン・エネルギー補給に。
【試合後のランチ】青じそのジェノベーゼパスタとゆで卵、ミニトマト。夏は食欲が落ちるので、冷たい麺が重宝します。青じそとトマトは抗酸化作用も強いので、試合後のごはんにぴったり!
※右下のわっぱ弁当は、私のお昼ごはんです。
Q. 暑い日でも食べたくなる試合弁当を知りたい!
A. えびとオクラのそうめん ごま味噌豆乳ダレ

■材料 (1人分)
そうめん 2束
むきえび 80ℊ
きゅうり 1/3本
オクラ 3本
A 白すりごま 大さじ2
A 味噌 大さじ1
A 麺つゆ(3倍濃縮) 大さじ3
A 豆乳 180㎖
A ごま油 小さじ1
■作り方
①きゅうりは薄切りにする。えび、オクラはそれぞれゆで、オクラは1㎝幅の輪切りにする。
②そうめんは表示通りにゆでて水にとり、ザルにあげて箸でひと口サイズに丸め、きゅうりを挟みながら弁当箱に入れ、えびとオクラをのせる。
③スープジャーにAを入れてよく混ぜ、食べるときにかける。
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TJ MOOK
夫は元プロサッカー選手、娘はプロテニスプレイヤー! そんなスポーツ一家を支える料理家・tottoさんが、「スポーツを頑張る子どもに食べさせたい」最強レシピを考えました! 成長期に必要な基本的な栄養や、「身長をのばしたい」「体を丈夫にしたい」など、頑張る子どもの願望をかなえるための、効果的な食事法をわかりやすく解説しています。すべてのレシピに栄養素と所要時間がついているので、そのときのタイミングにあわせてとりたい栄養を作ることができます!
文/本間 綾