2026年はどんな世界になるでしょうか
2026年と聞くと、みなさんは何を思い浮かべますか。この年は、カナダ・メキシコ・アメリカの3つの国でサッカーのワールドカップが開かれる予定で、世界中が熱気に包まれる年になるはずです。
2026年に、世界の国々の関係はどうなっているのでしょうか。アメリカ、中国、そして「グローバルサウス」と呼ばれる新しい主役たち、そして私たちの住む日本について考えていきましょう。
アメリカと中国の競争は続く
まず、世界のリーダーと言えるアメリカと中国の関係です。この二つの国は、学校のクラスで言うなら、勉強もスポーツも得意な二人のライバルのような存在です。2026年も、両国の「どっちが一番すごいか競争」は激しく続いているでしょう。

特に、人工知能(AI)や宇宙に行く技術、そして最先端のコンピューターチップを作る技術などで競い合うでしょう。ただ、お互いに相手を完全に無視することはできません。アメリカは中国の商品をたくさん買っていますし、中国もアメリカと仲良くしないと困ることがあるからです。争いつつも、完全に縁を切ることはできないという関係が続くと考えられます。
グローバルサウスの国々にも注目
次に注目なのが「グローバルサウス」と呼ばれる国々です。これは、インドやブラジル、アフリカの国々などのことを指します。これまでは、アメリカやヨーロッパなどの豊かな国が世界のルールを決めてきましたが、2026年にはこのグローバルサウスの国々が、「僕たちの意見も聞いて!」ともっと大きな声を上げているはずです。

特にインドは人口が世界一になり、経済もどんどん強くなっています。彼らは、アメリカのチームにも中国のチームにも簡単には入りません。「自分たちの国にとって何が良いか」を一番に考えて行動するため、世界を動かすには、このグローバルサウスの国々とどう仲良くするかがとても重要になってくるのです。
日本は世界の国々から期待を寄せられている
では、私たちの日本はどうなっていくでしょうか。日本はアメリカと特に仲良くしていますが、隣の中国ともたくさん物を売り買いしています。その間で、日本はとても難しく大切な役割を果たすことになります。それは「つなぎ役」としての役割です。日本は世界中から「約束を守る、信頼できる国」と思われています。だからこそ、喧嘩しそうな国同士の間に入って話をまとめたり、ルールを作ったりすることが期待されているのです。
また、日本は少子高齢化といって、お年寄りが増えて若い働き手が減っているのですが、現在ロボットや新しい技術でカバーしようと頑張っています。その姿は、同じ悩みを持つ他の国々のお手本になるかもしれません。
それぞれの国が強みを持ち寄る世界に
一つの強い国がすべてを決める時代では終わりつつあります。アメリカ、中国、グローバルサウス、そして日本のような国々が、それぞれの強みを持ち寄り、時にはぶつかりながらもバランスを取っていく時代です。
気候変動や新しい病気など、地球全体で協力しないと解決できない問題もたくさんあります。そんな未来の世界で、みなさんはどんな大人になりたいですか? 世界で起きているニュースに関心を持ち、違う考えを持つ人とも話し合える力をつけておくことがとても重要です。
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記事執筆/国際政治先生
国際政治学者として米中対立やグローバルサウスの研究に取り組む。大学で教壇に立つ一方、民間シンクタンクの外部有識者、学術雑誌の査読委員、中央省庁向けの助言や講演などを行う。
