安全だと思っていたのに意外な落とし穴! 子どもを守る《防犯ブザー》の音はちゃんと鳴りますか? 「電池がない」を防ぐ防犯ブザー3選

防犯ブザーは小学生のお子さんのランドセルにつける必須アイテムとなっています。最近は反射材がボディに用いられているものから徐々に、ライト付きで暗い中でも自分の存在を知らせる商品、ライト+反射材という商品も出てきました。そこで改めて確認をしたいことがあります。

「あなたのお子さんの防犯ブザー、きちんと音が鳴りますか?」

娘から話を聞いて保護者として実感

光らないとどうなるかを知る

先日、筆者の娘が困った感じもなく「防犯ブザーが光らなくなっちゃった」と伝えてきました。その商品はLEDライトが付いているタイプ。筆者は少し焦って娘に伝えました。「この商品はね、ライトが光らなくなったらブザーも鳴らないんだよ」ライトとブザーを鳴らすための力を同じ電池から供給される仕様であることを知っていたからです。

実際にブザーを鳴らすための操作をしてみせたところ本当に音が鳴らなくて、娘はびっくりしていました。

動作テストはなかなか難しい

いざというときのために警告用に大きいブザーが鳴るようにできているのは理解できますが、緊急時以外、例えば動作テストだとしても音が響き渡ってしまうことを考えると気になりますよね。その結果、防犯ブザーは持っているけれど本当に鳴るかどうかまでは確認はできていないのではないでしょうか?

特に、最近はライトが光って、暗い夜道からお子さんを守る仕様の防犯ブザーが増えていますが、電池はライトを頻繁に使う日の短い時期ならば、思う以上に消費されていることも。

そこで、今回はちょっとした工夫で「緊急時にブザーが鳴らない」というアクシデントを避けることができる防犯ブザーの機能や使用方法をご紹介していきます。

LED付リフレクター&ブザー オトピカ/ソニック

「オトピカ」の工夫が光る対策は?

ブザー用とライト用の電池を分ける!」ことです。

ソニックから発売されている「LED付リフレクター&ブザー オトピカ」は防犯ブザー用の電池とライトをつけるための電池を完全に分けています。そのため、LEDライトをたくさん使って電池がなくなっても「ブザーが鳴らない」とならないように対策をしています。

上の写真は電池を実際に入れる部分を撮影したものです。同じ形のボタン電池を3個使うのですが、2個は防犯ブザー用、残り1個はLEDライトのためのものです。

試してみました

試しにLEDライトを光らせるための電池1つだけを抜き、防犯ブザーを鳴らす動作をしてみたところ、ブザーは鳴り、ライトは光りません。逆に防犯ブザーのための電池2個を抜いて試してみたところ、防犯ブザーを鳴らす動作をしても音は鳴らず、LEDライトは光り続けました。

細かな仕様

防犯ブザーは大音量(計測:1m前方)で 90dBとかなりの大きさの音が鳴り、同時にLEDライトが赤く点滅します。

一方、LEDライトはボタンを押すと
低速点滅(1秒間に3回点滅し、2秒停止)→高速点滅(1秒間に4回点滅し続ける)→OFF
と繰り返します。

連続点滅時間は、電池や環境により異なりますが、低速点滅で約350時間/高速点滅で約200時間です。1ヶ月に1度程度はブザー音が鳴るかどうか確かめて、音が小さくなってきたとき、また、未使用の場合でも半年に一度程度は電池を交換するよう注意点が書かれています。

LEDミニライト 防犯アラーム付き 充電式/オーム電機

LEDミニライトの工夫が光る対策は?

「スマホのように習慣を作って充電をすること」です。

この「LEDミニライト 防犯アラーム付き 充電式」はスマホのように充電できるというもの。スマホのように習慣化することで電池切れを防ぐことができます。

試してみました。

写真では見づらいですが、黒いフタには充電のマークがあります

充電をするための口は側面にあります。少しフタが固くなっていますが、これはキッチリと閉めることにより防水機能を保っているからです。

充電中はインジケーター(SOSボタンの脇にある小さなライト)が赤く光ります。消灯したら充電完了です。充電操作をすることで電池の有無がインジケーターの光り具合で確認することができるので安心です。

細かな仕様

ライトをつけるときには側面にあるLEDライトスイッチを押します。押すと
点灯→点滅→消灯
と繰り返します。

この商品のライトは半透明な部分全体が明るくなるようになっています。暗い中でもかなりはっきりと存在に気づいてもらえそうです。

そしていざというときのブザーの鳴らし方ですが、方法は2つ。本体正面の「SOSボタン」をダブルクリックのように素早く2回押す(止めるときにはSOSボタンを長押し)か、ピンを引っ張る(止めるときはピンを押し戻す)ことで、90dBほどのブザーがなるようになっています。

充電時間は約30分。満充電の状態でライトを点灯させるならば2.5時間、ブザーを鳴らし続けるならば1.5時間使うことができます。こまめな充電で安全に!

電池切れお知らせライト付防犯ブザー/レイメイ藤井

電池切れお知らせライト付防犯ブザーの工夫が光る対策は?

「電池残量がボタンを押すことでわかること」です。

本体中央にある「ライトスイッチ」を押すと、防犯ブザーを鳴らすのに十分な電池残量が足りない場合は、スイッチのすぐ下にある「電池切れお知らせライト」が赤く光ります。

試してみました。

使用する電池は単4形乾電池1本です。十分に残量がある電池を入れて「ライトスイッチ」を押すと、上の写真左のように「照射ライト」が点灯して「電池切れお知らせライト」は光らず、残量がわずかになっていた電池をあえて入れて「ライトスイッチ」を押すと、写真右のように「照射ライト」が点灯して「電池切れお知らせライト」が赤く光りました。

細かな仕様

この商品は、必要な電池残量を「連続20分間の鳴動ができる」と定めています(優良防犯ブザー規格に準拠しています)。

この商品に付いているライトは、ボタンを押しているときにだけ手元を明るくするために使うライトです。手を離すとライトが消えてしまいますので、ライトで存在を知らせることはできませんが反射材が付けられています。

また、災害で自分の居場所を他の人に知らせたいときに、時間がかかって防犯ブザー用の電池がなくなってしまう可能性もあります。その場合は、付属しているホイッスルによって居場所を知らせることができます。

防犯だけでなく災害対策にも

子どもたちを事件から守ることはもちろん、最近は地震や異常気象による豪雨や台風などの災害の話題もよく耳にします。「防犯ブザー」という名前ですが、災害時に「足元を照らして安全に移動できるように」や「崩れたものの下にいたときに存在を知らせるために」といった役割も持っている商品が増えてきています。

だからこそ、いざというときに困らないよう、機能を活かして安全に過ごしたいですね。

LED付リフレクター&ブザー オトピカについてはこちら

LEDミニライト 防犯アラーム付き 充電式についてはこちら

電池切れお知らせライト付防犯ブザーについてはこちらをご覧ください

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この記事を書いたのは

ふじいなおみ 文房具プレゼンター

文房具の情報を声と文章で伝える、文房具プレゼンターとして活動。ラジオパーソナリティとして、パートナーの他故壁氏と共に制作する「30分間文房具の話だけをする」ラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」ほか、他番組へのゲスト出演も。

子育て経験とラジオ番組制作・出演を通して学んだ知識をベースに、文房具ライターとしても活動中。2025年9月には、文房具の特徴を商品ごとに解説した本「支援が必要な子からちょっと不器用な子まで 子どもの困ったを解決するハッピー文房具図鑑」(学事出版)を刊行。

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