やさしい甘さで子どもも大好きなとうもろこし。お弁当にぴったりなとうもろこしのレシピを幼児誌『ベビーブック』『めばえ』(小学館)に掲載されたなかから厳選しました。煮物やサラダ、揚げ物や、冷凍コーンを使った炊き込みご飯など、子どもが喜んで食べてくれそうなレシピばかり!毎日の幼稚園弁当に大活躍間違いなしです。
幼稚園のお弁当にぴったり!とうもろこしのレシピ
【1】鶏コーン団子の中華風煮もの
生のとうもろこしの食感が楽しく、優しい甘みと中華風とろみあんが食欲をそそります。とうもろこしとパプリカの黄色が元気にさせてくれます。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
鶏ひき肉 200g
とうもろこし(生) 1/2本
【A】
塩 小さじ1/3
片栗粉 大さじ1
黄パプリカ 1個
玉ねぎ 1/2個
キャベツ 6枚
【B】
水 1カップ
鶏ガラスープの素 大さじ1
オイスターソース 小さじ1
しょうゆ 小さじ1
【C】
片栗粉 小さじ2
水 大さじ2
◆作り方
【1】とうもろこしは芯から外し、鶏ひき肉と【A】と合わせ、粘りが出るまで混ぜ、10個の団子に丸める。
【2】パプリカは乱切り、玉ねぎは1cm幅に切る。キャベツは塩ゆでして食べやすく切る。
【3】鍋に【B】とパプリカ、玉ねぎ、【1】を入れ、ふたをして弱めの中火で4~5分煮、混ぜ合わせた【C】を加えてとろみをつける。
【4】器にキャベツを敷き、【3】を盛る。
教えてくれたのは
井澤由美子さん
旬の食材を使い、食べ合わせによる体への相乗効果を大切にしたレシピが人気。食育にも力を注ぐ。一女の母。
『めばえ』2014年9月号
【2】カレー風味のかぼちゃサラダ
甘いかぼちゃのペーストに、カレーの香辛料、マヨネーズの酸味が味わいを深めます。きゅうり、コーン、枝豆も加えて食感の良いサラダです
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
かぼちゃ 1/4個(350g)
きゅうり 1/2本
枝豆(ゆで・さやなし) 1/4カップ
とうもろこし(ゆで・実) 1/2本(70~80g)
鶏ひき肉 100g
塩 少々
【A】
カレー粉 小さじ1/2~1
マヨネーズ 大さじ4~5
塩 少々
※カレー粉は商品によって辛さが違うので、お好みの分量に調整してください。
◆作り方
【1】かぼちゃは種を除き、ラップをかけて電子レンジ(600W)で7分加熱する。粗熱がとれたら皮を除いてつぶす。
【2】きゅうりは小口切りにする。ひき肉は耐熱容器に入れ、塩をふってラ ップをかけ、電子レンジで1分50秒加熱し、フォークでほぐす。
【3】【1】に【2】、枝豆、とうもろこし、【A】を加えて混ぜる。
教えてくれたのは
みないきぬこさん
女子栄養大学を卒業後、料理研究家のアシスタントを経て2007年独立。料理家、フードコーディネーターとして料理雑誌や広告、メニュー開発など、幅広い分野で活躍中。女の子のママ。
『めばえ』2015年7月号
【3】スティックサモサ
ツナと野菜をワンタンの皮で巻いて、インドの定番料理・サモサを簡単アレンジ! スティック状にしてさらに食べやすくしました。
◆材料
(作りやすい分量)
じゃがいも 1個(120g)
枝豆(ゆで・さやなし) 1/4カップ
とうもろこし(ゆで・実) 大さじ3~4
ツナ(缶詰) 小1缶
ワンタンの皮(9×9cm) 20~22枚
にんにくのみじん切り 小さじ1/2
サラダ油 適量
【A】
カレー粉 小さじ1/2
トマトケチャップ 小さじ1/2
マヨネーズ 小さじ1/2
塩 少々
※カレー粉は商品によって辛さが違うので、お好みの分量に調整してください。
◆作り方
【1】じゃがいもは洗って、皮つきのままラップに包み、電子レンジ(600W)で2分加熱する。粗熱がとれたら、皮をむいてつぶす。
【2】フライパンにサラダ油とにんにくを中火で熱し、枝豆、とうもろこし、ツナを缶汁ごと加えて炒める。【A】で調味して【1】に加え、よく混ぜる。
【3】ワンタンの皮に【2】を等分してのせ、棒状に包み、巻き終わりを水で留める。
【4】フライパンにサラダ油を多めに入れ、【3】を揚げ焼きにする。
教えてくれたのは
みないきぬこさん
女子栄養大学を卒業後、料理研究家のアシスタントを経て2007年独立。料理家、フードコーディネーターとして料理雑誌や広告、メニュー開発など、幅広い分野で活躍中。女の子のママ。
『めばえ』2015年7月号
【4】夏野菜のロースト
素材のおいしさを味わうには、シンプルにローストするのが一番。旬の旨みがギュッと詰まった野菜は、食事やおやつ、大人も子供も、食べる手が止まらなくなりますよ。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
枝豆 100g
オクラ 4本
しし唐 6本
とうもろこし 1/2本
かぼちゃ 1/6カット
いんげん 3本
パプリカ 1/2個
にんにく 1個
オリーブオイル 大さじ3
塩 少々
◆作り方
【1】(下準備)枝豆、オクラ、しし唐はそのままよく洗う。とうもろこし輪切りに。かぼちゃは1cm幅に、いんげんは3等分、パプリカは6等分に切る。にんにくは頭を1cm切り落とす。
【2】【1】にオリーブオイル、塩少々をふり、焼く。
オーブン:予熱後、200度で 20~30分。
フライパン:両面を中火~弱中火で 5~10分焼き色がつくまで(あまり触らないのがポイント。フタはしなくてOK)。
オーブントースター:900Wの場合、予熱後、アルミホイルを敷き、約5~15分。
※時間は目安。材料の大きさや調理器具によって、様子を見ながら加減してください。
教えてくれたのは
小山有希さん
料理研究家。元日本料理屋の両親、蕎麦屋の祖父母、元和菓子屋経営の義祖父母を持つ、食業界のサラブレッド。おいしく食べて健康に近づける「医食同源」をモットーとしたレシピに定評がある。1男1女の母。
『めばえ』2016年7月号
【5】コーンクリームサンド
卵なしでもカスタードクリームのよう。
◆材料
(8個分)
とうもろこし(粒) 45g
【A】
牛乳 140g
コーンスターチ 15g
グラニュー糖 10g
市販のクッキー 16枚
◆作り方
【1】とうもろこし(生のまま)と【A】をミキサーにかけ、ピューレ状にする。
【2】【1】を鍋に移し、弱火で混ぜながら加熱し、しっかり沸騰させて火から下ろし、バットにあける。冷蔵庫でしっかり冷やす。
【3】クッキーで【2】をはさむ。
*パンなどに塗ってもおいしい。
教えてくれたのは
柿沢安耶さん
世界初の野菜スイーツ専門店『パティスリー ポタジエ』のオーナーパティシエ。野菜などの素材を厳選し、「おいしくて、体にやさしいスイーツ」を提供。食育活動にもいそしむ。
『ベビーブック』2011年9月号
【6】照り焼きカレーチキン
漬け込んだらトースターで焼くだけ。忙しいときに簡単だけど栄養とボリュームたっぷりのカレーチキンは、ママも子供もうれしい一品です。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
鶏もも肉 2枚
【A】
しょうゆ 大さじ1と1/2
トマトケチャップ 大さじ1
カレー粉 小さじ1
はちみつ 大さじ1
酢 大さじ1/2
なす 2個
とうもろこし(ゆで) 1本
赤パプリカ 1/2個
サラダ油 大さじ1
【B】
カレー粉 小さじ1/2
塩 少々
※カレー粉は商品によって辛さが違うので、お好みの分量に調整してください。
◆作り方
【1】鶏もも肉は一口大に切り、【A】をもみ込んで15分~一晩おく。
【2】なすは半月切り、とうもろこしは4cm幅の半月切りにし、パプリカは好みの型で抜く。ボウルに入れてサラダ油と【B】をまぶす。
【3】トースターの天板にクッキングシ ートを敷き、【1】と【2】を並べて15分ほど焼く(焦げそうなときは途中でアルミホイルをかぶせても)。
教えてくれたのは
みないきぬこさん
女子栄養大学を卒業後、料理研究家のアシスタントを経て2007年独立。料理家、フードコーディネーターとして料理雑誌や広告、メニュー開発など、幅広い分野で活躍中。女の子のママ。
『めばえ』2015年7月号
【7】トマトカップのコーンサラダ(左)
トマトにコーンの組み合わせが色鮮やかで元気が出そう!味付けはマヨネーズと少量の塩のみ。コーンとトマトの味をなじませます。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
ミニトマト 10個
コーン(缶詰) 180g
マヨネーズ 大さじ3
塩 少々
◆作り方
【1】ミニトマト10個の上部を切り取り、中をくりぬく。
【2】汁けをきったコーン(缶詰) 180gとマヨネーズ大さじ3、塩少々を合わせ、【1】に詰める。
教えてくれたのは
鈴木薫さん
シンプルで、おいしくて、センスのいいレシピが人気。双子の女の子と男の子のママ。
『めばえ』2014年4月号
【8】じゃがいもとコーンのチヂミ
粉の代わりにじゃがいもを代用。外はカリッ、中はもちもちのチヂミは、大人のおつまみにももってこい!
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
じゃがいも 4個
【A】
コーン(缶詰) 80g
万能ねぎ(小口切り) 2~3本分
塩 少々
【B】
しょうゆ 大さじ1
酢 大さじ1
白炒りごま 小さじ1/2
ごま油 大さじ1と1/2
◆作り方
【1】ボウルの上にざるをのせる。じゃがいもは皮をむいてすりおろし、ざるに広げてしばらくおく。ボウルにたまった水を捨て、ボウルの底に沈んだデンプンと水けをきったじゃがいもを混ぜる。【A】を加えてサッと混ぜる。
【2】フライパンにごま油大さじ1を熱し、【1】を広げて入れてこんがりと焼く。裏返して生地の周囲に残りのごま油を回し入れ、カリッと焼く。
【3】混ぜ合わせた【B】(たれ)を添える。
教えてくれたのは
コウケンテツさん
料理研究家である母・李映林さんのアシスタント後、独立。韓国料理を中心とした、素材の味を生かしたヘルシーなメニューが人気。一男一女の父。
『ベビーブック』2012年10月号
【9】小松菜としらすとお揚げのおにぎり×コーンおにぎり
小松菜としらすとお揚げのおにぎりは、パパも喜ぶ甘辛い味つけで、栄養も満点!コーンおにぎりは、プチプチ食感&おかか味が子ども心をつかむ!
◆材料
【小松菜としらすとお揚げのおにぎり】
(大人2人分+子ども2人分)
温かいご飯 1合分 350g
小松菜 1株(20g)
油揚げ 1/2枚
しらす干し 大さじ2(15g)
サラダ油 小さじ2
みりん、しょうゆ 各小さじ1
【コーンおにぎり】
(大人2人分+子ども2人分)
温かいご飯 1合分 350g
粒コーン(缶詰・水気を切る) 100g
サラダ油 小さじ2
塩 少々
しょうゆ 小さじ1/2
かつお節 2g
◆作り方
【小松菜としらすとお揚げのおにぎり】
【1】小松菜はよく洗って1cm幅に刻む。油揚げは5mm角に刻む。
【2】フライパンにサラダ油を熱し、【1】を入れて弱火で炒める。みりん、しょうゆを加えて炒め合わせる。
【3】温かいご飯に【2】としらす干しを加えてよく混ぜ合わせる。大人用と子ども用のおにぎりを作り、大人用は好みで塩を振って味を調える。ラップで包んで詰めても。
【コーンおにぎり】
【1】フライパンにサラダ油を中火で熱し、コーンを入れて水分を飛ばす
ように炒め、塩を振る。しょうゆ、
かつお節を加えて炒め合わせる。
【2】温かいご飯に1を加えてよく混ぜ合わせる。大人用と子ども用のお
にぎりを作り、大人用は好みで塩
を振って味を調える。ラップで包
んで詰めても。
教えてくれたのは
黄川田としえさん
料理家、フードスタイリスト。1 男1 女の母。tottoちゃんの愛称で「tottorante」を主宰。子どもの心と体を支える、ぬくもりと彩りにあふれた食卓にファンが多い。
『ベビーブック』2018年4月号
【10】桜エビ&コーン|炊いたご飯に混ぜるだけ!混ぜご飯のおにぎり
ごはんに混ぜただけなのに、ホカホカごはんに馴染んだ桜エビが香り、味は香ばしい。コーンも甘く、つぶつぶ、サクサクの食感も楽しいおにぎり。
◆材料
(3個分)
桜エビ 大さじ1と1/2(6g)
ホールコーン(缶詰) 大さじ2
ご飯 90~100g
◆作り方
【1】軽く刻んだ桜エビをホールコーンと一緒にご飯に混ぜ、3等分して握る。
教えてくれたのは
関岡弘美さん
料理研究家。出版社で料理雑誌の編集に携わった後、渡仏。ル・コルドン・ブルーパリ本校にてグラン・ディプロムを取得。2008年に帰国後は、雑誌やテレビ、広告、イベントなどで活躍。おもてなし料理とワインの教室も主宰。
『めばえ』2017年11月号
お弁当におすすめな冷凍コーンのメニュー
【1】ツナとコーンのおかか炊き込みごはん
身近な材料を組み合わせて炊き込めば、立派な主役級の一品に。
◆材料
(作りやすい分量)
米 2合
塩昆布 5g
とうもろこし(冷凍) 80g
ツナ(油漬け) 1缶(80g)
しょうゆ 小さじ2
塩 少々
かつお節(細かいもの) 適量
◆作り方
【1】とうもろこしは解凍する。ツナは缶汁を軽くきる。
【2】米を洗って炊飯器に入れ、いつも通りに水を加え、塩昆布と【1】、しょうゆを入れて炊く。
【3】炊き上がったら塩で味を調え、器に盛って、かつお節をふる。
教えてくれたのは
ほりえさちこさん
栄養士、フードコーディネ ーター、飾り巻き寿司インストラクター1級。男の子のママ。育児経験を生かした簡単で栄養バランスのとれた料理や、かわいいお弁当レシピが人気。
『ベビーブック』2013年3月号