親子で一緒に料理をすることは、家族の幸福感につながります
手先を使うことが脳を活性化することはよく知られていますが、五感をフルに使う料理は、子どもの感性も育てます。ママにとっては、親子で料理をすることでコミュニケーションが増え、お手伝いを促すきっかけになるなど、様々な効果が実感できることにもなり、親子で料理をする機会が多いママほど、「家族が幸せである」と感じています(「東京ガス 都市生活研究所」アンケート調査)。
「東京ガス 食情報センター」が監修・料理指導をしている「うまうまおやこキッチン」では、時間と手間をかけずに、お子さんと楽しめるレシピをご紹介。
作り方のプロセスには、「五感アイコン」でお子さんに注目してほしい調理ポイントを示しています。
お月様を眺めながら食べる「お月見カレー」
秋は、月がきれいに見える季節。まんまるお月さまを眺めながら、お月見カレーはいかがですか?
材料(4人分)
タマネギ…1/2個
ナス…1本
パプリカ(赤)…1/2個
ニンジン…1/2本
ニンニク・ ショウガ(それぞれすりおろし)… 小さじ1/2ずつ
合い挽きひき肉…200g
【A】
カットトマト(1缶)…150g
水…3/4カップ
ブイヨン(固形)…1/2個
ウスターソース…大さじ1と1/2
トマトケチャップ…大さじ1と1/2
カレー粉… 小さじ2
砂糖… 小さじ1
サラダ油… 小さじ2
塩…適量
【トッピング】
ゆでたまご…2個
干しぶどう…12粒
ハム…1枚
作り方
タマネギ・ナス・パプリカは1cm角に切る。ニンジンはすりおろす。
① フライパンに、 サラダ油・ニンニク・ ショウガ・ タマネギを入れ、中火で炒める。
② タマネギがしんなりしたらひき肉を加えて色が変わるまで炒める。
③ナス・ パプリカ・ ニンジンの順に加えて、油が全体になじむまで炒める。
④【A】を加えて煮立たせ、蓋をして弱火で10分煮る。野菜が柔らかくなったら、蓋を取って中火で煮詰め、塩で味を調える。
⑤④を盛り付けてうさぎの形にしたごはんを乗せる。
⑥ハムを細長く切り、耳に乗せ、干しぶどうの目と鼻を乗せる最後にゆでたまごを横半分に切って、 乗せる。
ターメリックライスに挑戦!
【A】
米…2合
水…420ml
ターメリック…小さじ1/4
バター…10g
米に【A】を混ぜて炊くと、黄色いごはんになります。
食の擬態語を楽しもう!
今月は、初めて「炒める」作業に挑戦しました。フライパンに野菜が入ったときの音や、お肉が焼ける音、煮込んだときの音など、いろいろな音の変化が楽しめます。おうちの方が作業している隣で「どんな音になった?」と会話をするだけでも、食への関心が深まり、擬態語を通して言葉の力を育むこともできます。少し難しい作業にトライするきっかけにしてみてください。
東京ガスでは親子・子ども向けの料理教室を開催しています。調理体験を通して、食の知識や包丁・コンロの使い方などが身につくとともに五感が磨かれ、子どもたちの「生きる力」がはぐくまれるプログラムを展開しています。
『小学一年生」2019年10月号 監修・レシピ・料理指導 /東京ガス食情報センター 撮影 /鈴木智哉 モデル /袴田翔真 構成 /和田明子