親子で一緒に料理をすることは、家族の幸福感につながります
手先を使うことが脳を活性化することはよく知られていますが、五感をフルに使う料理は、子どもの感性も育てます。ママにとっては、親子で料理をすることでコミュニケーションが増え、お手伝いを促すきっかけになるなど、様々な効果が実感できることにもなり、親子で料理をする機会が多いママほど、「家族が幸せである」と感じています(「東京ガス 都市生活研究所」アンケート調査)。
「東京ガス 食情報センター」が監修・料理指導をしている「うまうまおやこキッチン」では、時間と手間をかけずに、お子さんと楽しめるレシピをご紹介しています。
作り方のプロセスには、「五感アイコン」でお子さんに注目してほしい調理ポイントを示しています。
旬の野菜を使った、夏にピッタリな「トマトそうめん」
トマトなどの夏野菜は暑さに強く、夏の太陽をたっぷりと浴びて栄養を蓄えます。旬のものは、栄養価が非常に高く、しかも流通量が多いので低価格で手に入ります。環境にやさしいエコ・クッキングとしてもおすすめです。
完熟トマトと豆乳のスープがおいしいそうめん!つるっと食べられて暑い夏にピッタリです。
旬のトマトを食べよう!
夏のトマトは栄養がたっぷり。グリルで焼くと、うまみも甘みもアップします。
焼きトマトは水分が飛んでシワシワ。でも味は濃くなっておいしい!
材料(4人分)
そうめん…4束(200g)
完熟トマト…中2個
豆乳…3/4カップ
【A】
だし汁…3/4カップ
みりん…1/2カップ
薄口しょうゆ…1/4カップ
五感アイコンの見方
調理体験を通じ、五感をフルに使うことで感性を育てます。作り方のプロセスには、「五感アイコン」でお子さんに注目してほしい調理ポイントを示しています。
作り方
① トマトを横半分に2つに切り、グリルに並べる。
②①をグリルで7分ほど焼き、皮を剥いてよく潰す。
③鍋に【A】を入れ、火 にかける。沸騰したら、火を止め、少し冷まして豆乳を加え、②と合わせて冷やす。
④鍋にたっぷりのお湯を沸かし、そうめんを茹でる。茹で上がったらざるに上げて冷たい水で洗い、水気をよく切る。
⑤器にそうめんを盛り、③を注いで、好みの具を盛り付ける。
焼くと、トマトの酸っぱさがやわらぎます。
東京ガスでは親子・子ども向けの料理教室を開催しています。調理体験を通して、食の知識や包丁・コンロの使い方などが身につくとともに五感が磨かれ、子どもたちの「生きる力」がはぐくまれるプログラムを展開しています。
『小学一年生』2019年8月号 監修・レシピ・料理指導 /東京ガス食情報センター 撮影 /鈴木智哉 モデル /情野遥樹 構成 /和田明子