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ジュニアシートは後部座席だけじゃない?
6歳未満の子どもを車に乗せるときには、道路交通法でチャイルドシートの使用が義務付けられています。チャイルドシートは乳児用・幼児用・学童用の3種類に分けられます。
ジュニアシートとは学童用のチャイルドシートのことで、座席を上げて背の高さを補い、腰ベルトの位置を子どもの臀部に合わせ、大人用シートベルトを使えるようにするものです。
各メーカーや警察庁からは、ジュニアシートの取り付けは後部座席が推奨されています。しかし、助手席への設置は違法ではありません。
助手席にジュニアシートを設置するメリット
後部座席が使えない、子どもが3人以上いるなど、やむを得ない理由があるときは助手席にジュニアシートを設置すると便利です。助手席だと目が届くので、子どもの体調に不安があるときは、見えない心配が解消されます。
助手席は危険?デメリットも大きいので注意が必要
助手席でのジュニアシートの使用は、エアバッグが作動した場合、衝撃が大きく非常に危険です。エアバッグは成人の体型を想定して作られているので、体の小さな子どもでは衝撃を受け止めきれず、被害が大きくなることがあります。やむを得ず助手席にジュニアシートを取り付ける場合は、座席をできるだけ後ろにスライドさせて、エアバッグからの衝撃を少なくしましょう。車種によっては、手動でエアバッグの作動を解除できるものもあるので確認しましょう。
また、子どもに目が届くのはメリットですが、気を取られて運転に集中できないことがあります。子どもが、助手席から手の届くボタンを押したり、運転手の腕を引っ張ったりと予想外の行動をするかもしれないので注意が必要です。子どもが持っているものを、アクセルやブレーキの下に落とすと、運転に支障をきたす恐れがあり危険です。
助手席に取り付けるジュニアシート7選
メーカーによっては、エアバッグが装備された座席は使用不可のものもあります。助手席にエアバッグは装備されているか、手動で解除することはできるかなど、ご自宅の車をよく確認しながら選びましょう。
Child Guard Junior Ⅱ – Child Guard
側面衝突から子どもを守るエアパッドやサイドガードを搭載しています。エアパッドは、空気を含んだウレタンをエアバッグに使われている丈夫な生地で包み縫製しています。通常は車内で快適に過ごせるエアクッションとして活躍し、もしものときには、ウレタン内の空気が衝撃を吸収し頭部をしっかり守ります。サイドガードは、子どもが眠っても姿勢が崩れにくく、横からの衝撃に強い形状です。子どもの成長に合わせて、高さと肩幅が調整できるので、シートベルトを常に適正な位置でセットできます。左右どちらにでも設置できるカップホルダーが付いています。ショルダーベルトガイドはオートロック式で着脱し易く、使用中も肩から外れにくいのが特徴です。
折りたためるので、簡単に持ち運びができて、使用しないときは車のトランクや家の中でコンパクトに収納できるのが嬉しいポイントです。対象年齢は3~12歳ごろ。
注意:エアバッグが装備された座席は使用不可です。助手席にエアバッグは装備されているか、手動で解除することはできるかなど、ご自宅の車をよく確認しながら選びましょう。
Junior Plus – GRACO
ヘッドサポートは6段階に、アームレストは2段階に高さが調整できるので、成長に合わせて長く使えます。シートは洗濯可能なので、お手入れしやすく清潔に保てます。背もたれの取り外しが可能で、シートだけのブースタータイプとしても使用できます。背もたれ装着時は、赤色のベルトガイドが目印になり、シートベルトを通す場所が分かり易くなっています。ブースタータイプとして利用時は、肩ベルト調整クリップで、シートベルトの位置をぴったりフィットさせられます。両サイドに付いているカップホルダーは必要なときだけ引き出して使えるます。対象年齢は3~11歳。
注意:エアバッグが装備された座席は使用不可です。助手席にエアバッグは装備されているか、手動で解除することはできるかなど、ご自宅の車をよく確認しながら選びましょう。
ジョイキッズ ムーバー エッグショック KH – コンビ
生まれたての赤ちゃんの頭を守るために開発された、コンビ独自の超衝撃吸収素材「エッグショック」を頭部に搭載しています。頭部からお尻にかけて、3Dメッシュシートが採用されているので通気性が良く快適に座れます。ヘッドレストは上下に動くので、お子さんの成長に合わせて高さ調節が可能です。ベルトジャストフィッターは、肩幅に合わせて左右に調整できるので、丁度いい位置でシートベルトを使えます。背もたれを外してブースタータイプとして使用でき、その場合も、シートベルトの位置を調整できるベルトポジショナーが付いています。
シートは洗濯機で丸洗いが可能で、お手入れが簡単です。左右どちらにでも設置できるドリンクホルダーが付いているので、ジュニアシートの場所によってドリンクホルダーの位置を変えられます。対象年齢は3~11歳。
注意:エアバッグが装備された座席は使用不可です。助手席にエアバッグは装備されているか、手動で解除することはできるかなど、ご自宅の車をよく確認しながら選びましょう。
エア ライド AB – アップリカ
深いヘッドサポートと肩から腰を包み込むような形状の3Dサポートクッションで、お子さんの体を守ります。ヘッドサポートは成長に合わせて5段階に高さ調節ができます。座面のクッションは厚みがあるので座り心地が良く、カバーは通気性の良いメッシュ素材で洗濯可能です。軽量コンパクト設計なので、車内のスペースを有効活用でき、着脱しやすいのも嬉しいポイントです。背もたれを外して、ブースターモードとしても使用できます。カラーはアイリスネイビーの他に、スカーレットレッドもあるので、お好みで選ぶことができます。対象年齢は3~11歳。
注意:やむを得ず助手席に取り付ける場合は、座席を後ろまでスライドさせ、フロントエアバッグが作動した際の影響を少なくしましょう。
マシュマロジュニアエアー サーモ AB – アップリカ
柔らかいマシュマロクッションがお尻や太ももににフィットする立体座面です。シートはメッシュ素材で通気口のサポート機能があり、汗っかきのお子さんも快適に座れます。シート部分は取り外し可能で、洗濯できます。対象年齢は3~11歳。
注意:やむを得ず助手席に取り付ける場合は、座席を後ろまでスライドさせ、フロントエアバッグが作動した際の影響を少なくしましょう。
コンパクトジュニア – GRACO
肩ベルト調整クリップが付いていて、シートベルトをお子さんの肩にフィットさせられます。シートは洗えるので、清潔に保てます。左右に付いているカップホルダーは、使わないときはすっきり収納できて邪魔になりません。コンパクトなので、車のトランクに収納でき、持ち運びにも便利です。対象年齢は3~11歳。
注意:エアバッグが装備された座席は使用不可です。助手席にエアバッグは装備されているか、手動で解除することはできるかなど、ご自宅の車をよく確認しながら選びましょう。
コンパクト ポータブル ジュニアシート マイフォールド – マイフォールド
重量約700gと軽く、ダッシュボードに入る大きさの圧倒的なコンパクトさが特徴です。タクシー、レンタカー、友達の車など、いつでもどこへでも持ち運べます。腰幅と肩の高さに合わせて調整できるので、シートベルトがぴったりフィットします。国の安全基準、Eマークに適合しているので安心して使用できます。デニムブルー、スイートグレー、タクシーイエロー、パーフェクトピンク、パールグレーとカラー展開が豊富なので、お好みのカラーを選べます。対象年齢は3~11歳。
※エアバッグが装備されていない3点式シートベルトの座席で使用できます。
お子さんに合ったジュニアシートを選ぼう
ジュニアシートはいざというときにお子さんを守る大切なアイテムです。助手席にジュニアシートを設置すれば、子どもに目が届きますが、危険な面もあります。デメリットや注意事項をしっかりと理解して、家族やお子さんに合った安全に使えるジュニアシートを選びましょう。
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文・構成/HugKum編集部