子どもにも人気の鯛のレシピを『ベビーブック』『めばえ』(小学館)に掲載されたなかから厳選しました。炊き込みご飯やアクアパッツァ、パスタなど、切り身を使った簡単な料理ばかりですが、鯛のうまみで驚くほどおいしい一品に!
鯛の人気レシピ
【1】鯛の炊き込みご飯
皮が要!切り身でもうまみ十分!骨を取り除いて炊くので、さっくり混ぜて完成
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
鯛の切り身 2切れ(骨を除いて約150~180g)
塩 小さじ1/4
米 2合
うす口しょうゆ 小さじ1
酒 大さじ1
だし 適量
◆作り方
【1】鯛は骨を除いて塩を振り、魚焼きグリルで表面をこんがりと焼く(中まで火を通さなくてよい)。
【2】米は洗ってざるに上げ、炊飯器の内釜に入れる。うす口しょうゆ、酒を加え、2合の目盛りまでだしを注ぎ、【1】をのせて普通に炊く。
【3】炊き上がったら、鯛をほぐしながらさっくりと混ぜ、茶碗に盛る。好みでふりかけを混ぜておにぎりにし、のりを巻いても。
◆ポイント
鯛は腹骨があれば包丁を寝かせてすき取り、身の中央に連なる小骨を左右から切り落とすと、骨を完全に取り除ける。
教えてくれたのは
栗原友さん
料理家。3歳の女の子のママ。築地市場の鮮魚店での勤務経験などを活かし、魚料理を気軽に楽しめるようにレシピを提案している。近著『寝ている間においしくなる』(祥伝社)には、忙しいママを救う〝仕込みテク〟が満載。
『ベビーブック』2018年10月号
鯛のイタリアンメニュー
【1】白身魚のアクアパッツァ風
育脳夕ごはん
育脳には睡眠が重要で、夕食は睡眠の質に深く関わります。成長ホルモンの分泌を促す、たんぱく質やビタミン類はたっぷりと、脂質や糖質は控えめに!
レンジで簡単にできる!魚や野菜のやわらか煮込み
◆材料
(2~3人分)
白身魚(タラ、鯛、金目鯛など) 2切れ
あさり(砂抜きしたもの) 6~10粒
玉ねぎ 1/2個
トマト 1個
ブロッコリー 1/4株
塩 少々
【A】
水 大さじ2
酢 大さじ1/2
白ワイン(酒でも可) 小さじ1
オリーブオイル 大さじ1/2
◆作り方
【1】魚の両面に塩をふり、出てきた水分をペーパーでふきとる。
【2】トマトとブロッコリーは小さめのひと口大に切る。玉ねぎはスライスする。
【3】耐熱皿に【2】を敷いて魚をのせ、周りにあさりを並べる。
【4】【A】を混ぜて【3】にふりかけ、ラップをして電子レンジで6分(600Wの場合)加熱する。
教えてくれたのは
りんひろこさん
料理家・フードコーディネーター・食育アドバイザー・薬膳アドバイザー。料理教室「みなとキッチン」主宰。京都で学んだ懐石料理と、アーユルヴェーダや薬膳など東洋の食養生の考えをもとにした、おいしく簡単な料理を提案。4歳と2歳、『めばえ』世代の子育てママでもある。
『めばえ』2018年10月号
【2】白身魚とブロッコリーのパスタ
骨を除いたらフライパンで炒めてほぐすだけ!パパッとできる、手軽なお魚パスタです
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
真だら(鯛、すずきなどでも) 2切れ(約350g)
塩 小さじ1/2
ブロッコリー(小房のみ) 120g
ショートパスタ 250g
植物油 大さじ2
◆作り方
【1】真だらは骨を除いて(鯛の炊き込みご飯のPoint参照)一口大に切り、塩を振る。ブロッコリーは小房をさらに小さく切る。
【2】ショートパスタは袋の表示時間どおりにゆで、ゆで上がる4分前にブロッコリーを加え、一緒にざるに上げる。
【3】フライパンに植物油を熱し、真だらを入れてほぐしながら炒める。【2】を加えて混ぜ合わせ、器に盛る。好みでエクストラ・バージン・オリーブ油や粉チーズを振っても。
◆ポイント
真だらは木べらでほぐしながら炒め、パスタになじむように細かくする。
教えてくれたのは
栗原友さん
料理家。3歳の女の子のママ。築地市場の鮮魚店での勤務経験などを活かし、魚料理を気軽に楽しめるようにレシピを提案している。近著『寝ている間においしくなる』(祥伝社)には、忙しいママを救う〝仕込みテク〟が満載。
『ベビーブック』2018年10月号
お弁当にもぴったり!鯛の簡単レシピ
【1】白身魚と昆布のおにぎり
薄味の炊き込みごはんを大小のおにぎりにして。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
白身魚(鯛)の切り身 2切れ
塩 適量
昆布 10cm
水 2カップ
米 2合
◆作り方
【1】魚は骨をていねいに取って、塩少々をふり、魚焼きグリルで表面の色が変わるまで焼く。
【2】昆布はぬれ布巾でサッと拭いて、分量の水につける。やわらかくなったら、長さ3~4cmの細切りにする。つけた水はとっておく。
【3】炊飯器にといだ米を入れ、【2】の昆布をつけた水を注ぎ、塩少々を加えてサ ッと混ぜる。昆布と【1】をのせて炊く。
【4】炊き上がったら、魚をほぐして全体を混ぜ、おにぎりにする。
*好みでのりを巻いたり、漬け物などを添えても。
教えてくれたのは
コウケンテツさん
料理研究家である母・李映林さんのアシスタント後、独立。韓国料理を中心とした、素材の味を生かしたヘルシーなメニューが人気。一男一女の父。
『ベビーブック』2012年10月号