離乳食で人気の「鯛」はいつから? 栄養や調理方法、おすすめレシピを紹介

真鯛(マダイ)は全国的にも手に入りやすい白身魚で、離乳食の初期から利用できます。今回は、マダイについてご紹介します。

離乳食にも便利な、魚の王様「マダイ」

「鯛」というと、一般的に「真鯛(マダイ)」を指します。お食い初めに鯛が入る「めでたい」という語呂合わせがあることから、古くからお祝いの席には欠かせない魚で、赤ちゃんのうちから食べられる、貴重な栄養源です。

マダイの栄養

マダイには、たんぱく質、ビタミンB1、ビタミンB2、DHA、EPAなどの栄養が豊富に含まれています。特に、マダイに含まれる不飽和脂肪酸(DHA、EPA)は脳の成長を助ける働きがあり、赤ちゃんのうちから積極的に摂っていきたい食材のひとつです。

マダイは離乳食初期からOK!

離乳食を始めて2週間が順調に過ぎた頃から、赤ちゃんにタンパク質を与えていきます。タンパク質を与える際は、脂肪が少なく消化吸収の良い白身魚がおすすめのため、マダイなどの白身魚はその頃からスタートしてOK。インターネットや本には離乳食の進め方についてたくさんの情報が載っていますが、載っている情報通りに進まないときは途中で休んだりしても大丈夫です。お子様のペースに合わせて、焦らずに進めていきましょう。

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マダイの下処理と調理方法

新しい食材を離乳食としてあげるときは、最初は1さじ(約15g)から。マダイも小さじ1から始めましょう。必ず加熱をして、茹で汁(離乳食中期ならだし汁)を加えながら、トロリとするまですり潰してあげましょう。

下処理の注意点

骨が入っていないかしっかり確かめること、しっかり加熱をしてから与えましょう。

離乳食の調理は、魚に限らず食材を細かく刻んだりペースト状にする場合が多いので、ハンドブレンダーが1台あると便利です。

魚や肉、野菜などを簡単にペースト状にできるブレンダーは便利

マダイのペースト状は冷凍保存がおすすめ

離乳食作りを始めたママ・パパの悩みといえば、「量」の問題ですよね。「子ども用に少しの量を作らなければいけない」という手間は、毎日となるとなかなか大変です。そんな時に役立つのが、フリージング(小分け冷凍)のテクニックです。

離乳食を冷凍する時のポイント

【1】下ごしらえしたものをフリージングする

魚は火を通した状態で冷凍すると調理の手間が省け、生で冷凍するよりも衛生面でも安心です。

【2】1週間以内に使い切る

鮮度が落ちた食材は味も落ちますし、赤ちゃんの体調を崩させてしまう恐れもあります。冷凍した日付を記入し、1週間以内に使い切るようにしましょう。

【3】自然解凍はしない

自然解凍は雑菌の繁殖につながるので避けます。解凍の際は、魚やお肉であれば冷蔵庫に入れて、ゆっくり解凍するのがおすすめです。時間がない時は密閉袋に食材を入れ氷水の入ったボウルに沈める方法もOK。なお、一度解凍したものを再冷凍すると、味が落ちたり衛生上であまりよくないのでやめましょう。

マダイを使った離乳食おすすめレシピ

マダイは、離乳食初期から使える便利な食材。マダイを使ったレシピを離乳食期別に紹介します。※レシピは、mogcook(お魚離乳食材通販サービス)管理栄養士監修のオリジナル離乳食レシピです。

初期|魚と海苔の米粉粥(調理時間:約5分)

材料

魚(真鯛)      1パック(10g)
米粉         大さじ1
焼き海女のり     少々(水にふやかしてから水気を切る)
水          1/4カップ

作り方

(下ごしらえ)
魚は湯煎解凍し、さっとほぐします。

1、小鍋に米粉を入れ、水を少しずつ加えてよく混ぜます。
2、魚、焼き海苔を入れ火にかけてとろみがでるまで煮込み、出来上がり♪

(管理栄養士からのコメント)

米粉で作るお粥です。1 品で糖質、蛋白質、ミネラル等が加わり簡単に栄養バランスが整います。時短にも繋がり忙しい時にもさっと作れるので、便利な米粉お粥です。

「mogcook」でレシピを見る

後期|たっぷり野菜のトマトムニエル (調理時間:約8分)

材料

魚(真鯛)      1パック(10g)
米粉、米油      各少々
にんじん       10g
しめじ        5g
玉ねぎ        10g
トマトペースト    大さじ2
甘糀         小さじ1
乾燥パセリ      少々

作り方

(下ごしらえ)
魚は解凍し米粉をまぶします。
フライパンに米油をいれて熱し、魚を入れて両面焼きます。

1、しめじ、にんじん、玉ねぎはみじん切りにし、耐熱容器に少量の水を入れラップをし1分程度加熱します。
2、耐熱容器にトマトペースト、甘糀、1の野菜を入れ50秒程度加熱します。
3、器にトマトソースを敷き、魚のムニエルを乗せます。乾燥パセリをふり、出来上がり♪

(管理栄養士からのコメント)

トマトペーストの代わりにホールトマト、生のトマトでもOK。その場合は少し煮詰めて旨味を凝縮させてから使用するようにしましょう。
少量の甘糀を加える事によりトマトの酸味を和らげ食べやすくしました。
ここでは魚をムニエルにして上からソースをかけていますが、野菜を煮込む時に一緒に魚を加えてもかまいません。

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完了期|魚のホイコーロー (調理時間:約5分)

材料

魚(真鯛)      1パック(10g)
キャベツ       30g
しいたけ       10g
パプリカ       10g
★味噌・醤油     各小さじ1/4
★甘糀        小さじ1
★だし汁       大さじ1
ごま油        少々

作り方

(下ごしらえ)
魚は湯煎解凍し、一口大に切り、皮は細かく刻みます。

1、キャベツ、しいたけ、パプリカは食べやすい大きさに刻み、耐熱容器に入れラップをかけ、1分程度加熱します。
2、フライパンにごま油を入れ火にかけ野菜を入れ炒め魚を加え混ぜます。
3、★を入れ、汁気がなくなるまで加熱して出来上がり♪

(管理栄養士からのコメント)

甘糀と味噌が魚と野菜に絡み、食べやすく仕上がっています。ホイコーローは本来なら豚肉を使用しますが、魚で代用してみました。
豚肉は加熱すると固くなり1歳台だと噛みにくい食材ですが、魚の身は柔らかく噛みやすいです。色々な調理法に魚を代用してみてくださいね。

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離乳食の鯛に関する体験談

HugKum編集部では、1~2歳のお子さんがいるママやパパを対象に、離乳食の鯛に関するアンケートを実施しました。まずは、お子さんが鯛を食べた様子についてお聞きしました。

Q.離乳食でお子様は鯛を好んで食べてくれましたか?

喜んで食べたお子さんは32.5%。口にしてくれたお子さんを含めると61.7%ものお子さんが鯛を食べています。
離乳食初期から使える素材ではありますが、まだ食べていないというお子さんが30%を超えました。魚を食事に取り入れるのはママパパにとって、ややめんどうな面もあるのかもしれません。

ママパパの体験談

お子さんが鯛を食べた時のリアルな体験談を見てみましょう。
味に対する抵抗感はあまりないようです。魚の食感が気になる場合は、お粥に混ぜたり細かくするのがポイントのよう。
お刺身を使えば少量の扱いも便利ですね。

栄養豊富な鯛、アレンジメニューも参考にして離乳食に取り入れてみてください。

「お魚が大好きだったから食べてくれました。」(20代・大阪府・子ども1人)
「魚は味というより食感次第だったので、食べてはくれたけどなにかに混ぜないと食べにくそうだった。」(30代・鳥取県・子ども3人)
「お粥に混ぜるのが良かったです。 口当たりを良くするために、細かくしてました。」(20代・東京都・子ども2人)
「お刺身用のを湯がいてすり潰したりして食べさせていたが、面倒になってきたので、市販の物にした。 嫌がらずに出汁もきいているのか食べてくれていた。」(30代・京都府・子ども2人)
「刺身の鯛を買ってきて、湯通ししてすりつぶしてあげた。多少パサつくので、お粥に混ぜたりしてあげた。」(30代・群馬県・子ども1人)

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文・構成/HugKum編集部 監修/mogcook

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