新型コロナウィルスについて毎日、様々な感染状況が聞かれます。小さなお子さんのいらっしゃるご家庭の不安はさぞかしなことでしょう。そこで、読書アドバイザーの児玉ひろ美さんに、家庭でできる予防の第一歩である手洗い・うがいにまつわる絵本をご紹介いただきました。一日でも早く日常生活が戻ることを祈りつつ…。
読書アドバイザーがおすすめ!手洗い&うがいの絵本
『じゃぶじゃぶ じゃぐちくん』
◆こんな本
「じゃぶ じゃぶ じゃぶ じゃぶ じゃぐちくん」 どろんこ 砂遊びセット、スニーカー、あますっばいイチゴ…みんなじゃぶじゃぶ洗ってきれいにしたら、お手々も洗ってバイキンんさんもやっつけよう!
『じゃぐちを あけると』
しんぐうすすむ:作 福音館書店
◆こんな本
水で子どもがやってみたいこと、おおよそすべて叶えています。水を嫌がるお子さんでも、この絵本を見れば大丈夫!
『ぴかぴか おてて』
わらべ きみか:作・絵 ひさかたチャイルド
◆こんな本
手を洗うのは?トイレのあと、砂遊びのあと、お絵かきのあと…。何かをしたら手を洗うというシンプルな生活習慣の絵本です。初版は1987年。懐かしいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
『せっけんつけて ぶくぶく ぷわー』
岸田 衿子:作 山脇 百合子 :絵 福音館書店
◆こんな本
ことちゃんがリスさんやクマさんとお洗濯。もくもくもく、ごしごしごし…なんだかとっても楽しそう。手洗いが嫌なら、お洗濯ごっこはどうでしょう?ほらね、お手々がいい匂いになるでしょう?
『うがいライオン』
ねじめ 正一:作 長谷川 義史:絵 鈴木出版
◆こんな本
動物園にいるライオンくん。いつもライオンらしく格好つけて頑張っています。でも、お客さんの見えないところでは寝っ転がって、がらがらとうがいをするのです。
『うかいのうがい』
さくらせかい:作 ブロンズ新社
◆こんな本
表紙を見ただけでも楽しそう。鵜飼のハンさんと5羽の鵜の「うがい」についての物語です。「うがい」という言葉は「鵜飼」からきているなんて!
教えてくれたのは
JPIC読書アドバイザー 台東区立中央図書館非常勤司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活躍。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。