男の子ママなら、「なんでこんなことするの?」と一度ならずとも感じたことのある人が多いのでは。女の子ならなんとなく自分の経験から察することができても、男の子はなかなかうまくいかないことも。そんな男の子の育児に悩むママ(もちろんパパも)に向けて、男の子の子育てについてまとめてみました。なるほど!と思うこともあるはず。また、ママ・パパたちに、男の子育児で心がけていることもリサーチしました。
男の子の子育てで知っておきたいことは?
ママたちからは、男の子はちょろちょろ動き回って落ち着かないとよく聞きます。また、やりたいことしかやらない、マイペース、空気が読めないなど、ママ・パパとしては困ったなと思う行動が多いという声が。ただパパは同性のためか、男の子はこんなもんでしょ、と思っていることも(笑)
でも、そのマイナスに見えるポイントも、アクティブで活力があったりエネルギッシュとも捉えられます。また、マイペース・空気を読まないのは主体性や独創性に繋がったりと、今後の人生においてプラスに働くとも考えられますよね。
男の子を育てる上では、ネガティブに見える行動を、ポジティブに考え直すということがまずは大切です。
男の子と女の子はそもそも行動が違う
男の子と女の子では行動パターンや遊び方が違うことは、幼稚園や保育園、また学校生活を通して薄々気づいているのではないでしょうか。
遊び方が違う
小さい頃、男の子は車や電車など動くものが好きな子が多いですよね。コツコツと工作やレゴを作る子も、作るものは車だったりレスキュー隊だったりすることが多いのでは。また、男の子は友だち同士で追いかけっこや戦いごっこをしたりととにかく動き回る遊びが多いもの。動くものや動くことが好き、というのは男の子の遊び方の大きなポイントと言えます。
表現が違う
男の子は、人の話を聞いてるの?!と思うほどマイペースなことが多いですよね。何度言っても聞いてくれず、結局最後は怒鳴ってしまうなんてことも少なくないのでは。女の子が周りを見ながら行動するのに対して、男の子は自分が思うままに動いているようです。そして、思ったことを言葉で表現するのが苦手なのも男の子の特徴。落ち着いて、したいことや思っていることを聞き出してあげる、ということが必要になってきそうです。
ママ・パパが男の子の育て方で大切にしていること
男の子がいるママ・パパに、「男の子にはどんな風に育って欲しいですか?」とアンケート調査したところ、さまざまな意見が。その通り!と思う人も多いのでは。
のびのびと自由に育ってほしい
子どもの個性を伸ばしてあげたいという人が多いよう。親がこうと決めるのではなく、自分の好きなことを重視してあげたいですよね。
たくましく元気に育ってほしい
男の子なら、ちょっとのことでへこたれない、広い視野を持って欲しいというママ・パパも多いですね。
困難に立ち向かえる強い子に育ってほしい
失敗することや難しいと思うことはたくさんあるけれども、諦めずにぶつかっていけるたくましさを備えて欲しいという声も。
自分の考えをしっかり持っている人に
自分の考えていることや意見を、しっかり持てるようにという声も多く挙がりました。周りの意見を尊重しつつも、自分の考えを貫ける大人になってくれると安心ですよね。
仲間を大切にする子に育ってほしい
友達や仲間は宝物だという気持ちを知って欲しいというママ・パパも多く、思いやる心を育んであげたいという声も。
人に優しく出来る子に育ってほしい
いろいろな人に優しくできる子に、というのはどの親も思っていることなのでは。特に男の子にはしっかり伝えていきたいですよね。
男の子の子育てに おすすめの本
どうしても異性のママにとっては、男の子の子育てに悩むことが出てくるもの。男の子を育てる上での指南書や、男の子の生態について書かれた本もいろいろあります。知識として知るだけでも男の子育児がラクになるかもしれません。
『男の子の育て方』
教育カウンセラー、教育学博士でもある著者が、楽しく子育てできるように書いた本。子育ての基本は、何と言ってもお母さん自身の「ラブ&ハッピー」。何があってもドーンと動じず、安定して穏やかな、幸せいっぱいな気持ちになって、お子さんに愛を伝えていくことが何よりも大切と説いています。20年以上、さまざまな子育ての悩みを抱える親に、具体的な解決法をアドバイスしている著者の言葉には助けられることが多々あるはず。
『ラブユーフォーエバー』
なんとも優しいタイトルのこちらの絵本。お母さんは生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこしながら歌います。赤ちゃんはどんどん大きくなって2歳になり、9歳になりティーンエイジャーに。でも、いつまでの私の可愛い赤ちゃん、という親子の愛情の絆を静かに語って感動を呼ぶ、アメリカの超ベストセラー絵本。気持ちがささくれ立った時に読みたい本です。
『子育ては心理学で楽になる』
人の心を読み、操る技術“メンタリズム”を駆使する日本唯一のメンタリスト、DaiGoさんの著書。親は子どものメンタリストであり、最新の心理学で立証された、子育てを成功させるテクがたくさん。他の子育て本にはない発想に目からウロコなんてこともあるはず。
『子供が育つ魔法の言葉』
世界22カ国で愛読され、日本でも120万部を超えるベストセラーとなった子育てバイブル。子育てでもっとも大切なことは何か、どんな親になればいいのかというヒントが詰め込まれています。「見つめてあげれば、子どもは頑張り屋になる」「けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる」など、シンプルな言葉の中に、誰もが共感できる子育ての知恵がたくさん。40年にわたって家族関係についての授業や講義を行ない、家庭教育の子育てコンサルタントを務めている著者の言葉には確かな重みが感じられます。
『ああ息子』
人気漫画家、西原理恵子さんによる一冊。息子という“異次元”体験談募集として、日本全国から寄せられた母さんたちの「ああぁ」の悲鳴。1,000通近い投稿のうち西原さんが88の爆笑エピソードを厳選。ランドセルを忘れてゆく息子、パンダと猿は間違えても、新幹線の違いは認識する息子…。愛と涙とトホホがてんこ盛りの育児コミックエッセイの傑作に、やっぱり!と力づけられるママがたくさんいるはず(笑)
『母親が知らないとヤバイ「男の子」の育て方』 柳沢幸雄
東大進学者数日本一の開成中学校・高等学校で校長先生をしている著者が、たくさんの思春期男子を見てきた上で、正しい子育ての方法を優しく解説してくれます。思春期は男の子の未来を決める大事な時期。でも、母親にとって思春期の男の子ほど、理解しにくいものはなく、そんなお母さん向けに、“食卓では勉強の話をしない”、“子供の前で父親の悪口は避ける”、“子どものやる気スイッチを入れる”など、今日からできる子育てのテクニックが満載です。
『毎日かあさん』
毎日新聞で連載されていた、実際に息子を持つ漫画家の西原理恵子さんによる、「実録・家族マンガ」。時々ケンカも波乱もあるれど、西原さんの炸裂するギャグとあふれる親子の情愛が描かれ、うちもそう!と共感するママがたくさんいるはず。
男の子って面白い!と思うのが男の子育児のコツ
男の子の子育てに悩んでいた人も多いと思いますが、少しはラクになりましたか?そもそも女の子だった自分とは違うと思えば、仕方ないと思えることも。どれだけ元気でも、人に怪我をさせたりしなければOK!など、ママも大きく腹をくくっていくのが楽しく育児をするコツのようです。それでも息子の言っていることが分からない・・・なんていう場合にはパパにヘルプを求めるのもいいですよね。男同士、うまく解決してくれることもあるはず。ぜひ、男の子って面白いな〜と思って見守ってあげてくださいね。
文・構成/HugKum編集部