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「亭主元気で留守がいい」の語源とは?
ところで、「亭主元気で留守がいい」という言葉はどこから生まれたか知っていますか?大日本除虫菊株式会社の『タンスにゴン』のCMコピーから広がった言葉で、1986年には流行語の1つにも選ばれたそう。専業主婦が主流の時代に、夫は家にお金を入れてくれるだけでよく、家にいない方が妻にとって好都合、という意味合いに。また、パパが一家の大黒柱だったからこそ生まれたとも言えます。
「亭主元気で留守がいい」と思う?いつから?
そんなキャッチフレーズですが、実際にどう思うかをママたちに聞いてみました。
Q.「亭主元気で留守がいい」と言いますが、そう思いますか?
「亭主元気で留守がいい」という言葉、本当にそう思いますか?とママたちにリサーチしたところ、なんとなんと、そう思うという人が約70%という結果に!ちょっと驚いたのですが、いかがでしょう?
Q.いつから思うようになりましたか?
いつから思うようになったのかという時期も重要なポイントのはず。リサーチ結果は、結婚後2〜3年という人が約30%とダントツ1位に。次に多いのは結婚1年目の新婚さんたち! 結婚後5年までで、約70%の人がそう思うと回答していることにはパパたちも衝撃かもしれません。
「亭主元気で留守がいい」…ママたちの本音は?
「亭主元気で留守がいい」という言葉に対するママたちの本音をリサーチ。なるほどという回答も多いよう。
YES!『いない方が楽』
家にいない方が楽、というさっぱりとした回答が多数。1人や子どもだけいる方が気楽という気持ちは分からないでもありません。
YES!『ペースが合わないので』
夫がいる時間が以前と変わったり、イレギュラーな時間にいられることで生活ペースを乱されてストレスに感じる人も多いよう。食事を作らないといけないなど物理的な負担もありますよね。
YES!『程よい距離感も大切』
いつも一緒にいるとマンネリ化してしまうという声も。それぞれの時間を持つことも確かに大切ですね。
YES!『留守は元気な証拠』
家にいるのには仕事がないのか、健康に問題があるのかなど不安要素が強く、留守なのは元気に仕事をしている証拠!と思う人も。
NO!『一緒にいる方が楽しい』
「留守がいい」という回答が多かった一方、そう思わないという回答ももちろんありました。家族団らんが何より楽しいという人も多いですね。
NO!『家にいてくれる方が助かる』
育児にしっかり参加してくれるパパは、やはりいてくれた方が助かるという声も。家事分担がしっかりできているんでしょうね。
「亭主元気で留守がいい」…パパ側の本音は?
さて、なかなか聞きにくいですが、「亭主元気で留守がいい」という言葉に対するパパたちの反応はどうなのでしょう??こちらも本音トークです。
『ごもっとも』
すっぱり「その通り」と回答する人が多数を占めました。リモートワークが増えたからこそ、逆にパパたちも実感することがあるよう。
『日本の風習なので違和感はない』
妻は専業主婦というのがメジャーだった時代は長く、もともとそういうものだと考える人も多いよう。実家がそうだったのでという人もいるようですね。
『たまにはいいと思う』
毎日は寂しいけど、たまには必要という人も。お互いの適度な距離感が大切と考えるパパは意外と多いよう。
『気分は良くない』
納得する人も多い一方で、不満を感じる人も。お金だけのつながりのように思われると嫌な気分になってしまいそうですよね。
『家族の意味がない』
また、せっかくの家族なんだから一緒に過ごすのが当たり前と考えるパパも。本来は当たり前の風景ですもんね。
夫婦円満の秘訣とは
パパが家にいる時間が短くても長くても、夫婦円満を保つためにはお互いに適度な距離感とコミュニケーションが大切です。ここでは、夫婦円満に過ごすための秘訣を紹介します。
小さな「ありがとう」を忘れない
毎日の生活の中で、ちょっとした家事やサポートに対して「ありがとう」と感謝の気持ちを言葉にすることが大切です。感謝の言葉を交わすことで、相手へのリスペクトが自然と伝わり、夫婦間の信頼感が強まります。特別なことをしなくても、ちょっとした「ありがとう」が日々の関係を温かくしてくれるでしょう。
それぞれが「一人時間」を大切にする
夫婦といえども、常に一緒にいるとストレスがたまることもあります。お互いに一人で過ごす時間を尊重することは、リフレッシュするために欠かせません。たとえば、休日にパパが趣味に没頭している間、ママも自分の趣味を楽しむことで、お互いにリラックスし、次に顔を合わせる時には穏やかに接することができるでしょう。
定期的な「共有時間」を作る
たまには夫婦だけの時間を作り、一緒に食事や映画鑑賞などを楽しむのも夫婦円満の秘訣です。特に忙しい日常に追われていると、二人の時間が少なくなりがちです。意識してお互いのスケジュールを合わせ、カフェでランチをしたり散歩をしたりすることで、夫婦としての絆を再確認できるでしょう。
適度な距離感は必要かも
「亭主元気で留守がいい」はフレーズのパンチ力があるので、不満に感じるパパもいるようですが、夫婦に適度な距離感は必要という人がママ・パパともに多かったように思います。仕事のスタイルがいくつもある今は、家で仕事をする機会も増えているでしょう。別々に過ごせる部屋を作ったり、一緒にいても飽きない趣味を作ったりと工夫をすることで、適度な距離感が生まれるかもしれないですね。
文・構成/HugKum編集部