「まごわやさしい」とは、健康サポートにも役立つ和食の基本食材の頭文字を覚えやすくしたもの。「ま」は豆類、「ご」はごま、「わ」はわかめなどの海藻類、「や」は野菜、「さ」は魚、「し」はしいたけなどのきのこ類、「い」はいも類で、どれも1日1回は摂取したいと言われる食材です。そんな「まごはやさしい」食材をたっぷり使った献立を、幼児誌『ベビーブック』『めばえ』(小学館)に掲載された中から厳選しました。手軽にバランスのいい献立が作れるレシピばかりです。
目次
「まごはやさしい」の食材で!魚が主菜の和風献立
【1】さばと長いもの甘辛サクサク焼き
さばのサクサクと長いものしゃきしゃきした歯ごたえはやみつきに。甘辛いタレとしょうがで青魚の臭みを消して。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
さば 3切れ
長いも 150g
【A】
しょうゆ 大さじ1と1/2
酒 大さじ1と1/2
みりん 大さじ1
しょうがのすりおろし 少々
にんにくのすりおろし 少々
片栗粉 適量
サラダ油 大さじ2
塩 少々
◆作り方
【1】さばは骨を除いてそぎ切りにし、【A】をもみ込んで10分以上おき、片栗粉をまぶす。長いもは皮をむいて8mm幅の半月切りにする。
【2】フライパンにサラダ油を熱して【1】を並べ、両面をこんがり焼き、長いもに塩をふる。
*お好みで万能ねぎを散らしても。
教えてくれたのは
山本ゆりさん
学生時代から料理ブログ「含み笑いのカフェごはん『syunkon』」をスタート。『syunkonカフェごはん』などの著書は計350万部の大ヒット中。二人の女の子の母。
『めばえ』2015年9月号
【2】ナスとこんにゃくのごま煮
脳をぐんぐん成長させる最強育脳プレート
こんにゃくの歯ごたえでかむ力がUP!
◆材料
(約4人分)
ナス 2本
こんにゃく 150g
いんげん 6本
しいたけ 3枚
ごま油 大さじ1/2
【A】
しょう油 大さじ2
砂糖、酒、すりごま 各大さじ1
◆作り方
【1】ナスは小さめのひと口大に切る。こんにゃくは塩もみし、流水で洗い流す。
【2】こんにゃくとしいたけはひと口大、いんげんは約2cm長さに切る。
【3】フライパンにごま油を熱し、【1】を皮目から入れて中火でさっと炒め、【2】を加え炒める。
【4】【A】を入れ、中火で煮汁が少なくなるまで煮詰める。
教えてくれたのは
りんひろこさん
料理家・フードコーディネーター・食育アドバイザー・薬膳アドバイザー。料理教室「みなとキッチン」主宰。京都で学んだ懐石料理と、アーユルヴェーダや薬膳など東洋の食養生の考えをもとにした、おいしく簡単な料理を提案。4歳と2歳、『めばえ』世代の子育てママでもある。
『めばえ』2018年10月号
【3】豆腐ときのこのつくね串
小さいけれど栄養がギュッ!スティックに刺しただけで、楽しい!持ちやすい!食べやすい!
◆材料
(8本分)
しいたけ 1枚
まいたけ 1/4パック
サラダ油 大さじ1
青のり 少々
【たね】
鶏ひき肉 150g
木綿豆腐 100g
玉ねぎのみじん切り 1/4個分
片栗粉 小さじ2
しょうがのすりおろし、塩、こしょう 各少々
【たれ】
しょうゆ、みりん、酒 各大さじ1
砂糖 小さじ1/2
◆作り方
【1】しいたけ、まいたけは石づきを取ってみじん切りにする。たねの豆腐はペーパーに包んで皿をのせ、10分ほど置いて水切りする。
【2】ボウルにたねの材料を入れて、しっかり混ぜる。【1】のきのこ類を加えてさっと混ぜ、8等分にして細長い形を作る。
【3】フライパンにサラダ油を熱して【2】を並べ、中火で両面をこんがり焼く。さらに、ふたをして弱火で2分ほど蒸し焼きにする。フライパンの余分な脂を拭き取り、材料を混ぜたたれを回し入れて全体に絡め、スティックに刺して青のりをふる。
教えてくれたのは
コウ ケンテツさん
料理研究家。旬の素材を生かした簡単&おいしい&ヘルシーな家庭料理が人気。テレビや雑誌、講演会など幅広く活躍し、著書も多数。1男2女のパパでもあり、食育や食を通してのコミュニケーション活動にも力を入れている。
『めばえ』2018年3月号
【4】枝豆としらす干しの混ぜご飯
かわいい飾り野菜で見た目をグッと楽しく! 型抜きは簡単にできるので、子供も喜んでお手伝いしてくれるはず!
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
枝豆 200g
しらす干し 大さじ6~7
にんじん 1/2本
プロセスチーズ 60g
ご飯 茶碗3~4杯
◆作り方
【1】枝豆はゆでて、さやから出す。
【2】にんじんは輪切りにしてゆでて、型抜きする。チーズは1cm角に切る。
【3】ご飯に【1】、【2】、しらす干しを混ぜる。
教えてくれたのは
尾田衣子さん
料理研究家。「料理教室Assiette de KINU」を主宰。一児の母。
『めばえ』2015年8月号
【5】水だしで作るのりと小ネギのみそ汁
水でとれる出汁を使えば、即席なのに本格みそ汁が簡単に味わえる!冷蔵庫で1週間保存も可。
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
水だし 2と1/2カップ
みそ 大さじ2と1/2
焼きのり(カットのり) 3~4枚
小ネギ(小口切り) 適宜
◆作り方
【1】鍋に水だしを注いで煮立て、火を止めてみそを溶き入れる。
【2】お椀に小さくちぎった焼きのりと小ネギを入れて、熱々の【1】を注ぐ。
◆ポイント
作り置きで時短!下ごしらえをまとめて済ませて、 調理の時間と手間をカット!
材料をつけ置くだけで本格天然だしが完成!
【水だし】
常備しておけば、その都度だしをとらなくても、手軽に和食が作れます。
冷蔵庫で約1週間保存可能。
●材料(水1リットル分)
こんぶ 10cm長さ
削りぶし 15~20g
塩 ひとつまみ
砂糖 ひとつまみ
水(水道水、あるいは軟水のミネラルウォーター) 1リットル
【1】1リットル以上入る透明のフタ付きポット(麦茶用の容器など)に、こんぶと削りぶしを入れる。
【2】塩と砂糖を加える。
【3】水を注ぎ、フタを閉めて、冷蔵庫でひと晩置く。
教えてくれたのは
武蔵裕子さん
むさしゆうこ/料理研究家。作りやすく、おいしいレシピに定評のある、家庭料理のエキスパート。自らも働きながら双子の息子を育て上げ、今も3世代の食卓を担う日々。忙しい主婦が真似しやすい時短レシピを数多く提案している。
『めばえ』2017年4月号
子どもにも人気!「まごはやさしいこ」食材でグラタンの洋風献立
【1】さつまいものミネストローネグラタン
寒い冬の日に食べたい、パンとおいもでスープ風にアレンジされたミネストローネグラタン。野菜と一緒にバゲットも入っているので食べ応え十分。
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
バゲットの薄切り 5枚
ピザ用チーズ 50g
にんじん 1/2本
玉ねぎ 1/2個
さつまいも 小1本
ベーコン 3~4枚
にんにくのみじん切り 1かけ分
ホールトマト 1/2缶
塩、粉チーズ 各適宜
サラダ油 大さじ1
砂糖 小さじ1
◆作り方
【1】さつまいもは皮付きのまま7~8mmの輪切りにする。にんじん、玉ねぎは1cm角に切る。ベーコンは1cm幅に切る。
【2】鍋にサラダ油を熱し、中火でベーコン、玉ねぎ、にんじんを炒める。しんなりしたら、にんにくを炒め、香りが立ったら水3カップ(分量外)、ホールトマト、砂糖を入れ、さつまいもを加えて煮立て、さらに5分ほど煮る。塩で調味して耐熱皿に盛り、バゲット、ピザ用チーズをのせてオーブントースターで7~8分、表面がこんがりするまで焼いてから、粉チーズを振る。
教えてくれたのは
コウ ケンテツさん
料理研究家。旬の素材を生かした簡単&ヘルシー&おいしいメニューが評判で、テレビや雑誌、講演会など多方面で活躍。1男1女のパパとして、食育や食を通してのコミュニケーション活動にも力を入れている。
『めばえ』2017年2月号
【2】根菜チップス ごま塩味
素朴な味の野菜チップスは子供のおやつにぴったり! フライパンでパッと揚げられて簡単です。味付けは素材の味が引き立つごま塩のみ。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
さつまいも 1/2本(100g)
れんこん 5cm
ごぼう 1/2本
いんげん 8本
ごま塩 大さじ1
サラダ油 適量
◆作り方
【1】さつまいもとれんこんは薄い輪切りにする。ごぼうはピーラーなどで縦に薄切りにして、水に10分ほどさらす。
【2】フライパンにサラダ油を深さ1.5cmほど入れて中火で熱し、よく水けをふいた【1】といんげんを少量ずつ加えて揚げる。油をきってごま塩をふる。
教えてくれたのは
鈴木薫さん
シンプルで、おいしくて、センスのいいレシピが人気。双子の女の子と男の子のママ。
『めばえ』2013年11月号
【3】たらの唐揚げサラダ
苦手な子が多い生野菜も、やわらかく癖のないたらの唐揚げと合わせたら、メインディッシュにかわる満足メニューに。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
生たら 3切れ
オクラ 6本
トマト 1個
サニーレタス 4枚
【A】
しょうゆ 大さじ1
酒 大さじ1
みりん 大さじ1/2
塩 少々
片栗粉 適量
サラダ油 大さじ3
白炒りごま 適量
ドレッシング(市販) 各適量
◆作り方
【1】オクラは板ずりをし、ゆでて食べやすい長さに切る。トマトは角切りにする。レタスはちぎる。
【2】たらは骨を除いてそぎ切りにし、【A】をもみ込んで5分おき、片栗粉をまぶす。フライパンにサラダ油を多めに熱し、両面を揚げ焼きにする。
【3】器に【1】と【2】を盛り、ごまをふってドレッシングをかける。
教えてくれたのは
山本ゆりさん
学生時代から料理ブログ「含み笑いのカフェごはん『syunkon』」をスタート。『syunkonカフェごはん』などの著書は計350万部の大ヒット中。二人の女の子の母。
『めばえ』2015年9月号
【4】豆乳とほうれん草の長芋スープ
朝のビタミン・ミネラル補給に最高の一杯!とろりとした喉ごしで、体を芯から温める。
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
ほうれん草 200g
長芋 150g
豆乳 600ml
粗塩 小さじ1/4
粗びきこしょう 少々
◆作り方
【1】ほうれん草はゆでて水にさらし、水気を切る。5mmの長さに切って、水気を絞り、切っておく。
【2】長芋は皮を除いて、すりおろす。
【3】鍋に豆乳を入れて中火で煮立たせたら、【1】 を入れ、さらに弱火で5分煮る。
【4】【3】に【2】を流し入れて煮立たせ、粗塩とこしょうで味を整える。
教えてくれたのは
ウー・ウェンさん
北京生まれ。1990年に来日。北京家庭料理が評判となり、料理家に。東京と北京でクッキングサロンを主宰。
『めばえ』2017年6月号
満足感もたっぷりな「大豆の炊き込みご飯」のヘルシー献立
【1】桜えびと大豆、刻み昆布のご飯
最強Ca素材のオンパレード!桜エビと刻み昆布の味わいがいっぱいに広がります!
◆材料
(ご飯2合分)
桜えび(乾) 20g
刻み昆布 15g
ゆで大豆 1缶(120g)
米 2合
【A】
昆布の戻し汁 100ml
水 300ml
酒 大さじ1
スキムミルク 大さじ2
塩 小さじ1/2
◆作り方
【1】刻み昆布はさっと洗って水(400ml・分量外)に10分浸け、水気を切る。戻し汁100mlは米の浸け水に使用。
【2】米は洗って水気を切り、釜に入れ、【A】を加えて30分以上置く。
【3】【2】に酒、塩を混ぜ、スキムミルク、刻み昆布、桜えび、ゆで大豆をのせて炊く。
【4】炊き上がったら、ふんわり混ぜる。
教えてくれたのは
藤井 恵さん
ふじいめぐみ/料理研究家、管理栄養士。女子栄養大学在学中から料理アシスタントを務め、料理家の道へ。25~30歳の5年間育児休業するも、復帰後、メディア各種、イベント、講演会など、幅広く活躍。「キユーピー3分クッキング」(日本テレビ系)の講師としても人気。
『めばえ』2017年1月号
【2】サケの蒸し焼きを使ったサケのごまみそ照り焼き
ほんのり甘い照り焼き味は子供も大好き!下ごしらえのひと手間がおいしさのコツ。作り置きしても重宝します。
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
サケの蒸し焼き 6~8切れ
絹さや 30g
【A】
白すりごま 大さじ1
みりん 大さじ2
砂糖 小さじ1
みそ 大さじ1
サラダ油 大さじ1/2
◆作り方
【1】絹さやは筋を取り、斜めに3等分に切る。【A】は混ぜ合わせておく。
【2】フライパンに油を中火で熱してサケを軽く焼いたら、絹さやを加えて【A】を回し入れ、照りが出てきたところで火を止める。
◆ポイント
作り置きで時短
下ごしらえをまとめて済ませて、 調理の時間と手間をカット!
酒とごま油をまぶすことで、 臭みが消える!
【サケの蒸し焼き】
臭みが取れ、和洋中、さまざまな メニューに使えます。あらかじめ食べ やすく切っておくと便利!
■材料(作りやすい量)
サケ(生) 4切れ
酒 1/4カップ
ごま油 大さじ2
■作り方
【1】フライパンにサケを3~4等分に切って並べ、 酒とごま油を回しかける。
【2】フタをして弱めの中火で約7分蒸し焼きにし、火を止めてそのまま冷ます。
教えてくれたのは
武蔵裕子さん
むさしゆうこ/料理研究家。作りやすく、おいしいレシピに定評のある、家庭料理のエキスパート。自らも働きながら双子の息子を育て上げ、今も3世代の食卓を担う日々。忙しい主婦が真似しやすい時短レシピを数多く提案している。
『めばえ』2017年4月号
【3】小松菜とわかめのしらす和え
小松菜はやわらかめにゆでて刻みます。しらすを加えればカルシウムもプラス。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
小松菜 1/2束
乾燥わかめ 大さじ1
しらす干し 大さじ3
しょうゆ 小さじ1
ごま油 小さじ1
塩 少々
◆作り方
【1】小松菜は塩を加えた熱湯でゆで、水にとって絞り、3~4cm長さに切る。
【2】わかめは水につけてもどし、サッとゆでて水にとり、絞る。
【3】ボウルに【1】と【2】を入れてしょうゆ、しらす干し、ごま油の順にからめる。
教えてくれたのは
コウケンテツさん
料理研究家である母・李映林さんのアシスタント後、独立。韓国料理を中心とした、素材の味を生かしたヘルシーなメニューが人気。一男一女の父。
『ベビーブック』2012年10月号
【4】たけのことしいたけの煮物
しいたけのだしを生かした、旨味たっぷりの煮物。定番でありながら子供も好きな味です。
◆材料
(大人4人分)
たけのこ(水煮) 1個
干ししいたけ 8個
【A】
みりん 大さじ3
砂糖 大さじ3
しょうゆ 大さじ3
※子どもの分量は、大人の1/2量ぐらいが目安です。
◆作り方
【1】干ししいたけは350ccの水につけて戻し、軸を除く(戻し汁300ccをとっておく)。たけのこは5mm厚さに切って、サッと下ゆでする。
【2】鍋に【1】(戻し汁ごと)と【A】を入れて弱火にかけ、20分くらい煮る。
教えてくれたのは
行正り香さん
おしゃれな暮らしぶりと簡単でおいしいレシピが大人気。二児のママ。
『ベビーブック』2012年2月号
【5】野菜たっぷりみそ汁
いろいろな野菜を子どもと一緒に“遊び感覚”で調理するのにもおすすめ。
◆材料
(小ぶりのお椀4杯分)
キャベツ 1枚
エリンギ 小1本
にんじん(薄い輪切り) 4枚
だし汁 300㏄
みそ 30g
◆作り方
【下準備】
にんじんは下ゆでする。
【1】キャベツをちぎる
洗って芯を除き、葉を手で一口大にちぎる。芯はスライスする。
【2】エリンギを裂く
サッと洗って食べやすい長さに切り、手で縦に細く裂く。
【3】にんじんを型抜きする
好みの型で抜く。
※鍋にだし汁とエリンギを入れ、 ひと煮立ちしたらキャベツを入れ る。材料が柔らかくなったらみそ を溶き入れ、下ゆでしたにんじん を型抜きして飾る。
教えてくれたのは
こんぺいとさん
今回取材に協力してくれたのは「台所 のある幼児教室こんぺいと」。作って、 食べて、遊んで知力を育てるのがコンセ プトで、1歳から料理体験ができます。
『ベビーブック』2017年9月号
子どもにも人気!「枝豆たらこパスタ」の献立
【1】えび、コーン、枝豆のたらこバター
たらこにバターの風味が加わり食欲をそそります。えび、コーン、枝豆の色味を合わせてきれいに盛り付けて。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
パスタ(スパゲッティ) 300g
塩 適量
むきえび 120g
とうもろこし(ゆで) 1本
枝豆 1パック(200g)
たらこ 大1腹(100g)
バター 大さじ3
◆作り方
【1】バターは室温に置いて柔らかくする。たらこは包丁で切 れ目を入れて身をこそげ取 り、バターと混ぜる。
【2】えびは厚みを半分に切る。とうもろこしは長さを4等分に切って、包丁で実をこそげ取る。枝豆は柔らかく塩ゆでして、さやから豆を取り出す。
【3】パスタは半分に折り、多めの塩を入れた湯で表示時間どおりにゆでる。ゆで上がり3分前にとうもろこし、1 分前にえびと枝豆を加えてゆで、ざるにとって水気をきり、鍋に戻す。
【4】【3】に【1】を加えて手早く混ぜる。
教えてくれたのは
村田裕子さん
管理栄養士・料理研究家。イタリア他、ヨー ロッパ各地で家庭料理を学ぶ。管理栄養士の資格を生かした健康指導も行う。ヘルシーで、簡単で、センスのいいレシピが人気。
『ベビーブック』2017年8月号
【2】スティックごまチキン
アルミホイルをやテープを巻いているから持ちやすく、運動会やピクニックにピッタリの一品。しょうが、白、黒ごまを加えたチキンは香ばしい風味が広がります。
◆材料
(大人4~5人分)
鶏もも肉 2枚
【A】
しょうゆ 大さじ3
酒 大さじ1
ごま油 大さじ1
塩 少々
しょうが汁 小さじ2
白すりごま 大さじ1
黒炒りごま 大さじ1
片栗粉・揚げ油 各適量
※大人1人分の分量は、子ども2人分ぐらいになっています。
◆作り方
【1】鶏肉はめん棒などで叩いて厚みを整え、スティック状に切り、混ぜ合わせた【A】に漬ける。
【2】【1】に片栗粉をまぶして、中温に熱した油で揚げる。
【3】【2】にアルミホイルを巻き、マスキングテープで留める。
教えてくれたのは
ほりえさちこさん
栄養士、フードコーディネータ ー、飾り巻き寿司インストラクター1級。男の子のママ。育児経験を生かした簡単で栄養バランスのとれた料理や、かわいいお弁当レシピが人気。
『めばえ』2013年10月号
【3】えのきのおろし玉ねぎドレッシングサラダ
電子レンジで温めるだけ!簡単にできるのであと一品欲しいときにつかえる一品。
◆材料
(大人1人+子ども2人分)
えのき 正味70g
玉ねぎ 1/4個
【A】
酢 小さじ1
砂糖 小さじ1/2
しょうゆ 大さじ1/2
※写真の分量は、すべて子ども1人分の目安です。
◆作り方
【1】えのきは石づきを切り落として長さを半分に切り、耐熱皿に入れる。ラップをふんわりかけて、電子レンジで1分ほど(500Wの場合)加熱する。
【2】ボウルに玉ねぎをすりおろして【A】を加えて混ぜ、【1】を加えてざ っと和える。
教えてくれたのは
松見早枝子さん
料理研究家。ビューティレシピスト。美と健康をテーマに、栄養バランスに優れたおいしいレシピを提案。雑誌、テレビ、講演会、料理教室など幅広く活躍している。美食家でレストランオーナーの夫、息子と3人暮らし。
『めばえ』2016年10月号
【4】レタスとわかめの和風スープ
だしを効かせたさっぱり味!わかめのツルンとした口当たりが喉ごしよく体を温めます。
◆材料
(子ども1人分)
レタス 1/2枚
乾燥わかめ 小さじ1/2
【A】
だし 3/4カップ
しょうゆ 小さじ1/4
◆作り方
【1】レタスを細切りにする(または手で小さくちぎる)。
【2】大きめの耐熱ボウルに【1】、わかめ、【A】を入れ、混ぜる。
【3】【2】にラップをかけ、電子レンジ(600Wの場合)で2分~2分30秒加熱する。
教えてくれたのは
松尾みゆきさん
管理栄養士・料理研究家・フードコーディネーターとして、テレビや雑誌、書籍等、幅広く活躍。自身も母として「食育」を実践している。
『めばえ』2016年5月号
忙しいときにもおすすめ!「ごまだれ焼きうどん」の献立
【1】ごまだれ焼きうどん
いつものソース味に飽きたら、焼うどんをごま風味でアレンジ!せん切り野菜もサッと炒めて食べやすく。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
うどん 3玉(600g)
鶏胸肉 2/3枚
油揚げ 1と1/2枚
きゅうり 1本
大根 8cm
サラダ油 適量
【A】
白練りごま 大さじ3
みりん 大さじ3
しょうゆ 大さじ1と1/2
【B】
すりごま 大さじ1と1/2
めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ1と1/2
◆作り方
【1】鶏胸肉は細切りにする。油揚げは油抜きして同様に切る。きゅうりと大根はせん切りにする。
【2】フライパンにサラダ油を熱して、鶏肉と油揚げを炒め、うどんを加えて炒める。
【3】【2】にきゅうりと大根を加えてサッと炒め、混ぜ合わせた【A】を加え、火を止めて【B】を加え混ぜる。
教えてくれたのは
尾田衣子さん
「ル・コルドン・ブルー」やイタリアにて料理を学び、OLから料理研究家に転身。現在、「料理教室 Assiette de KINU」を 主 宰。男の子のママでもある。
『ベビーブック』2012年6月号
【2】そら豆とむきえびの春巻き
下処理が面倒で敬遠されがちなそら豆とえび。けれどやってみると意外と簡単なのでこの機会にぜひトライ!カリッと揚がった春巻きの中身は、そら豆のホクホクとえびのプリプリが美味しいですよ!
◆材料
(6本分)
そら豆(正味) 200g
むきえび 200g
春巻きの皮 6枚
粗塩 小さじ1/3
こしょう 少々
【A】
小麦粉、水 各大さじ1(混ぜてのりにする)
揚げ油 適量
◆作り方
【1】そら豆はさやから出して薄皮を取る。むきえびは背ワタを除いてきれいに洗い、水気をふき取る。
【2】【1】に粗塩とこしょうをふって、味をつける。
【3】【2】のそら豆、むきえびをそれぞれ3等分し、春巻きの皮で包み、【A】で縁をとめる。
【4】180度に熱した揚げ油で色づくまで揚げる。
教えてくれたのは
ウー・ウェンさん
北京生まれ。1990年に来日。雑誌で紹介した「北京の小麦粉料理」が評判となり、料理研究家に。東京と北京でクッキングサロンを主宰。
『めばえ』2018年6月号
【3】きのこの煮浸し風
耐熱容器に材料を入れたらレンジでチン!とするだけ。かつお節としめじの風味が広がります。
◆材料
(大人1人+子ども2人分)
しめじ 100g(正味約80g)
【A】
かつお節 3g
水、みりん 各大さじ1
しょうゆ 大さじ1/2
※写真の分量は、すべて子ども1人分の目安です。
◆作り方
【1】耐熱容器に【A】を入れ、石づきを取ってほぐしたしめじを入れる。ラップをふんわりかけて電子レンジで2分ほど(500Wの場合)加熱。そのまま冷ます。
教えてくれたのは
松見早枝子さん
料理研究家。ビューティレシピスト。美と健康をテーマに、栄養バランスに優れたおいしいレシピを提案。雑誌、テレビ、講演会、料理教室など幅広く活躍している。美食家でレストランオーナーの夫、息子と3人暮らし。
『めばえ』2016年10月号
【4】長いもとオクラのトロトロみそ汁
すり下ろした長芋がトロトロで、口あたりがよくて飲みやすい味噌汁。オクラをアクセントに。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
長いも 150g
オクラ 5本
だし汁 3カップ
みそ 大さじ2と1/2
白すりごま 大さじ1/2
◆作り方
【1】長いもは皮をむいてすりおろし、オクラは小口切りにする。
【2】鍋にだし汁を入れて火にかけ、沸騰したらオクラを加えて1分ほど煮る。弱火にしてみそを溶き入れ、長いもを加え、再び煮立ったらすりごまをふる。
教えてくれたのは
コウケンテツさん
料理研究家である母・李映林さんのアシスタント後、独立。韓国料理を中心に、素材の味を生かしたヘルシーなメニューが人気。一男一女の父。
『ベビーブック』2013年8月号
締めまで楽しめる「ごまみそもやし鍋」の献立
【1】ごまみそもやし鍋
シンプル具材でパパッと作れる超お手軽鍋。子供用には鍋端に麺を入れれば、簡単みそラーメンの完成! もちろん、大人も締めまで存分に楽しめる鍋料理です。
◆材料
(大人2~3人分)
豚肩ロース薄切り肉 200g
もやし 2袋
【A】
だし汁 3カップ
みそ 大さじ2と1/2
にんにくのすりおろし 少々
すり白ごま 大さじ4
酢 小さじ1
ラーメン 2玉
コーン 1/2カップ
バター 10g
◆作り方
【1】鍋に【A】を入れて混ぜ、煮立ったら豚 肉ともやしを加えて煮る。
*大方食べ終わったら、大人用の締めに、ラーメンを加えて煮、コーンとバターを加える(つゆが煮詰まって濃いときは水を適宜加える)
◆ポイント
子ども用には、煮立ったら、鍋の端にラーメンを加えて煮、細かく切った具や汁とともに取り分 け、バターとコーンをのせるのがおすすめ。
教えてくれたのは
藤井恵さん
簡単に作れて、栄養バランスがよく、おいしさのセンスが光るレシピが人気。藤井家の毎日のごはんを綴ったブログも参考になります。
『ベビーブック』2016年12月号
【2】ひじきのだししょう油漬け
だししょう油だれの副菜アラカルト
和食の定番、ひじきの味つけも、このたれひとつで簡単&完璧!
◆材料
(作りやすい分量)
芽ひじき 10g
枝豆(ゆでて皮をむいたもの) 1/2カップ分
だししょう油だれ 全量
◆作り方
【1】ひじきは水で戻し、熱湯でゆでてざるにあげる。
【2】【1】、枝豆、だししょう油だれを保存容器に入れてよく混ぜ、1時間以上置く。
◆ポイント
【だししょう油だれ】
だし 大さじ3
しょう油 大さじ1
みりん 大さじ1/2
※だしは、昆布やカツオ節から取るほか、市販の白だし・顆粒だしを使ってもOK。その場合は、表示どおりの濃度に薄めて使いましょう。みりんは耐熱容器に入れてラップをせず、電子レンジで約40秒加熱(600Wの場合)して沸騰させ、アルコール分を飛ばします。
教えてくれたのは
橋本加名子さん
料理研究家・栄養士・フードコーディネーター。料理教室「おいしいスプーン」主宰。働きながらの子育て経験を活かし、簡単でも〝手抜き〟ではないおいしい家庭料理を提案。雑誌や書籍、WEB発信のほか、企業のメニューコンサルティングなども行う。
『めばえ』2018年8月号
【3】にんじんのごまナムル
細切りにしたにんじんをじっくりじっくり炒めて甘みを出します。ポイントはごま油と炒りごま。ひねりつぶして風味を立たせます。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
にんじん 1本
塩 少々
ごま油 小さじ1
白炒りごま 小さじ1
◆作り方
【1】にんじんは皮をむいて、斜め薄切りにしてから細切りにする。
【2】フライパンにごま油を熱して【1】を2分ほど炒める。しんなりしたら塩をふって1分ほど炒め、ごまを指でひねりつぶして加え混ぜる。
教えてくれたのは
コウケンテツさん
料理研究家である母・李映林さんのアシスタント後、独立。韓国料理を中心とした、素材の味を生かしたヘルシーなメニューが人気。一男一女の父。
『ベビーブック』2012年10月号
【4】あじの開きの炊き込みご飯
焼いてのせて炊くだけ。味つけもめんつゆのみで簡単!
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
あじの開き 1尾
枝豆(冷凍) 50g
米 2合
塩・酒 各少々
めんつゆ(濃縮2倍) 大さじ5
◆作り方
【1】あじは塩と酒をふり、魚焼きグリルなどで両面焼き色をつける。枝豆は解凍してさやから出す。
【2】炊飯器にといだ米とめんつゆを入れ、2合の目盛りに合わせて水を張り、軽く混ぜ、あじをのせて炊く。
【3】炊き上がったら、あじを取り出して骨を除き、ざっくりほぐして戻し、枝豆を加えて混ぜる。
教えてくれたのは
山本ゆりさん
学生時代から料理ブログ「含み笑いのカフェごはん『syunkon』」をスタート。『syunkonカフェごはん』などの著書は計350万部の大ヒット中。二人の女の子の母。
『めばえ』2015年9月号
【レシピ初出】
雑誌『ベビーブック』
雑誌『めばえ』