子どもが生まれると、外出時の荷物はこれまでとは比べ物にならないほど多くなり、これまで使っていたバッグでは使い勝手が悪くなる場合があります。そのため、容量が大きめのマザーズバッグを用意するママパパが多いようです。
マザーズバッグはトートバッグやリュックタイプなど、いくつかのタイプがありますが、街ではリュックタイプを使っているママパパを多く見かけますね。リュックタイプが選ばれている理由はどこにあるのでしょうか。マザーズバッグに求められる機能性と、おすすめの大容量マザーズリュックを紹介します。
マザーズバッグに必要なポイント
マザーズバッグに求められる機能性は、普通のバッグとは少し異なります。子どもとの外出では、どのような機能性を備えたバッグが必要でしょうか。
収納力
おむつや哺乳瓶、着替えやおもちゃなど、月齢によっても必要な荷物は異なりますが、2歳ころまではたくさんの荷物を持って出かける家庭が多いですね。小さな子どもとの外出ではたくさんの荷物が入る収納力のある大きなバッグが便利。
持ち運びしやすい
重たいマザーズバッグは、持ち運びに疲れてしまいます。例えばショルダーバッグやトートバッグなどの場合、バッグの重量が肩や手にすべてかかってしまうため、長時間の持ち運びが難しい場合があります。何かとトラブルの多い子どもとのお出かけだからこそ、楽に持ち運べるバッグが必要です。
荷物を取り出しやすい
たくさんの荷物が詰まったマザーズバッグから、必要な荷物をすぐ取り出せればストレスになりません。例えば、ただ大きなバッグでは、いちばん下に入れた荷物を取り出すだけで苦労するでしょう。荷物が取り出しにくいバッグは、荷物が中で乱雑になりがちで、ママパパのストレスにも繋がります。
マザーズリュックの魅力
マザーズリュックは、子育て世代に必要とされるポイントを兼ね備えています。マザーズリュックが選ばれている理由を解説します。
大容量でも疲れにくい
両肩に重さが分散されるので、大容量で荷物が重たくなっても疲れにくいです。荷物が重くなることを想定して作られているので、肩パットも厚めで痛くなりにくくなっています。また、背中に背負うので、縦・横のサイズが大きくなっても邪魔になりません。
両手が空く
抱っこや手を繋ぐこともできるので、安心して子どもと外出ができます。子どもが突然走りだしたりしても、リュックであれば小走りもしやすく安心です。子どもへのフォローはもちろん、買い物などのあらゆるシーンで両手が使えるメリットがあります。
多彩な機能
マザーズバックとしてより機能性を高めるために、マザーズリュックには多彩な機能が付いているタイプがあります。
ポケット
たくさんのポケットが付いていれば荷物を整理できるので、必要な荷物をすぐに取り出せます。リュックのサイドにポケットが付いていれば、飲み物などを簡単に出し入れできます。
哺乳瓶がバックの中で転がらないようにするポケットや、何度も取り出すガーゼなどをしまう小さなポケットなど、リュックによってはさまざまなポケットが付いているものあります。
サイドファスナー
リュックの欠点は下に入れた荷物を取り出しにくいことですが、サイドにファスナーが付いていれば、リュックのどこに荷物が入っていても取り出しやすいですね。ファスナーの位置によっては、リュックを肩から降ろさずに荷物を出し入れできるので便利です。
2WAY・3WAY
持ち手が付いていてハンドバッグとしても持ち運べるなど、リュック以外の使い方ができるマザーズリュックもあります。子どもを抱っこ紐でおんぶしたいときや、混雑している場所でリュックが邪魔になる場合など、リュック以外の持ち運び方が選べると利便性がより高まります。
大容量のマザーズリュックが便利な場面
小さな子どもとの外出では、どのような場面で大容量マザーズリュックのメリットが活かされるでしょうか。
兄妹がいる場合
兄妹がいると、外出は2人の子どもに目を配るだけでなく、荷物も倍になります。大容量のマザーズリュックがあれば、2人分の荷物を1つにまとめて、歩き回る子どもと手を繋いで歩けます。抱っこ紐を使いながらでも背負えるので、下の子どもが小さいときでも、ママパパ1人で2人の子どもをしっかり見守れます。
ママパパで一緒に使いたい場合
パパでも使いやすいデザインが多く、ママパパで併用がしやすいです。大容量のマザーズリュックは、他のマザーズバッグよりは持ち運びしやすいものの、長時間背負い続ければ疲れてしまいます。男性でも持ちやすいデザインであればパパも一緒に使いやすく、荷物をママパパで協力して持てます。
子どもとトイレに行く場合
子どもが1人でトイレを上手くできない時期はサポートが必要なため、両手がフリーになるリュックが便利です。トイレトレーニング中の外出は、万が一のおむつや、着替えなど、荷物が多くなる時期です。大きなハンドバッグや、ショルダーバッグを持ちながらではトイレフォローは難しいですし、公衆トイレなどでは不衛生な場合もあり置き場所にも困ります。
おすすめの大容量マザーズリュック6選
大容量のマザーズリュックからおすすめを紹介します。
カンケン – フェールラーベン
フェールラーベンはスウェーデンのアウトドアブランドです。カンケンシリーズはもともと荷物の多い学生用に作られたことが始まりで、大容量でありながら耐久性を兼ねそろえているため、マザーズリュックとしてもおすすめです。
メインの収納部は大きく、2つのサイドポケットも付いています。可愛いロゴはリフレクター仕様で、暗い夜道でも光を反射するので安心です。ハンドバッグとしても使用できる2WAYタイプで、ストックホルムの電話帳をモチーフにして作られた長方形のデザインは、片手で持てばリュック感が無くおしゃれです。
グログラン調ポリエステル/PU 10ポケットリュック – レガートラルゴ
ポリエステル素材と合成皮革を組み合わせたシックなデザインは、マザーズリュックもおしゃれに持ち運びたいママパパにぴったりです。大容量でシンプルなデザインですが、10個ものポケットが付いており、リュックの中はしっかり整理整頓ができます。メインの収納部に加えて、ファスナーポケットも付いているので、財布などのすぐに取り出したい荷物を分けて収納もできます。
3way バックパック – ベビーアムール
ベビーアムールはフランス生まれのベビー用品メーカーです。大容量のマザーズリュック以外にも、おむつ替えシートと哺乳瓶保温ポーチ、メッシュ収納ポーチも付いており、ベビーとのお出かけに必要なアイテムを揃えられます。
メインの収納スペースのほか、両サイドのポケット、手前に2つと背面に1つの収納スペースには、すべてファスナーが付いているので、荷物を無くす心配がありません。サイドポケットの片方はティッシュ入れ専用で、ファスナーを開けずにティッシュを取り出せる工夫も施されています。リュック以外にも、ハンドバック、ベビーカーに取付けてカートバックとしても使える3WAYタイプです。
おむつルーム付き3室収納マザーズリュック プリモ – ディーコレ
上下で2層に分かれた構造で、デザイン性の高さと荷物の取り出しやすさを両立させたマザーズリュックです。大きな特徴は背面のファスナーを全開させると、おむつ専用の収納スペースがあることで、除菌シートや汚物を入れやすいポケットが配備されていることです。
背面にもファスナー付きのポケットがあり、リュックを肩から降ろさずに財布などを出し入れできるなど、細部までこだわり抜いたマザーズリュックです。
帆布×牛革 リュックサック – グッシオイタリー
帆布生地に牛皮のベルトがおしゃれな大容量バッグです。縦長のシンプルなデザインですが、両サイドにファスナーが付いているので荷物も取り出しやすいです。両サイドのポケット、正面のファスナーポケットに加え、背面にもファスナーポケットが付いています。
内側にはノートPCも入れられるクッション付き内ポケットや、ボトルや哺乳瓶を立てて入れられるポケットも付いています。
口金リュック REGULAR RE:MODEL – アネロ
マザーズリュックとしてはもちろん、学生にも人気が高いアネロの口金リュックのリニューアルモデルです。開口部が大きく広がるだけでなく、サイドファスナー付きで簡単に荷物が取り出せる機能はそのままに、生地全体が撥水加工されているので、急な雨でも安心です。
内ポケットにはボトルホルダーや、タブレット端末も入るクッションポケットも付いています。アネロの口金リュックはサイズ展開も多彩なので、親子でお揃いのコーディネートも楽しめます。
大容量のマザーズリュックでお出かけを楽しもう!
小さな子どもとの外出には、マザーズバッグは必要不可欠です。子どもの年齢や使うシーンによっては、ビデオカメラやお弁当、お気に入りのおもちゃなど、持ち運びたい荷物も異なります。容量はもちろん、どんな荷物を持ち運びたいかに合わせて、ぴったりのマザーズリュックを見付けましょう。
文・構成/HugKum編集部