目次
基本のシャボン玉液の作り方
まずは、お家にあるものでできる基本のシャボン玉液の作り方をご紹介。これさえ押さえておけば、急に「シャボン玉で遊びたい!」とせがまれた時も困りません。
用意するもの
・水 200ml
・台所用中性洗剤10g
作り方
作り方は簡単。水と洗剤をよく混ぜるだけです。
水に不純物が入っていたりすると膨らみにくくなるので、一度沸騰させてから冷ましたものを使うのがおすすめ。
シャボン玉液の安全性について
シャボン玉遊びがはじめての子は、つい間違えて液を吸ってしまいがち。そのため、使う液は、万が一口に入っても問題のない、安全性の高いものを選びたいところです。
毒性はそこまで高くはないものの、界面活性剤が含まれる中性洗剤には、なんとなく不安を覚える方も多いはず。そんな場合は、水100mlに対して無添加の粉末石鹸を5g程度加えてもシャボン玉液が作れます。シャボン玉遊びがはじめてなら、この方法で液を作ってあげましょう。
割れにくいシャボン玉液の作り方アイディア
せっかくのシャボン玉も、すぐに割れてしまうと、子どもの気持ちが萎えてしまうかもしれません。そこで、ここでは、割れにくいシャボン玉液の作り方をご紹介ます。分量に注意して、できるだけ長く楽しめるシャボン玉を作りましょう。
ガムシロップ・砂糖を入れる
シャボン玉液を割れにくくする材料としてよく挙がるのが、ガムシロップです。
シャボン玉が割れてしまう原因は、シャボン玉の表面の水分が蒸発して膜が薄くなってしまうこと。糖分は膜の蒸発を防ぐ働きがあるので、混ぜ入れることで割れにくいシャボン玉ができるのです。
水にも簡単に溶ける液体のガムシロップは、使い勝手がよいのでおすすめですが、もしもガムシロップがない場合は、キッチンに常備されている砂糖でもOKです。
以下では、材料と作り方も解説しています。
材料
【ガムシロップの場合】
水200ml:食器用洗剤10m:ガムシロップ:50ml
【砂糖の場合】
水(ぬるま湯) 200ml:食器用洗剤10ml:砂糖:10g
作り方
割れないシャボン玉液も作り方は簡単です。水、洗剤、ガムシロップまたは砂糖を用意して混ぜ合わせるだけ。ただし、砂糖を使う場合は水だと溶けにくいため、ぬるま湯を使うようにしましょう。
洗濯のり
シワを防ぐために使う洗濯のりも、割れないシャボン玉の材料にぴったり。
洗濯のりにはPVA(ポリビニルアルコール)という成分が含まれていて粘り気があります。そのため、シャボン玉液に混ぜることで、シャボン玉の膜が薄くなるまでの時間を長くしてくれるのです。
材料
水200ml:食器用洗剤10ml:洗濯のり:25ml
作り方
こちらも、水と洗剤、洗濯のりを混ぜ合わせるだけでOK。洗濯のりはドラッグストア等で手に入ります。
はちみつを入れる
はちみつも、ガムシロップや砂糖と同様の効果によって、割れにくいシャボン玉液の材料として有効です。ご家庭によっては、ガムシロップよりも、こっちを常備しているかもしれませんね。
材料
水(ぬるま湯)200ml:食器用洗剤10m:はちみつ:小さじ1杯
作り方
こちらも他と同様に、それぞれの材料を揃えて混ぜ合わせるだけ。水よりもぬるま湯のほうが、はちみつを溶かしやすいかもしれません。
シャボン玉の遊び方アイディア
シャボン玉は吹いて飛ばすだけでも十分楽しいものですが、その他にはどんな遊び方があるのでしょうか。読者ママパパから寄せられたシャボン玉の遊び方アイディアをご紹介します。
シャボン玉をたくさん作ってつぶす
シャボン玉が浮かぶと、多くの子どもたちは手で挟んだり叩いたりと、割りたがるものではないでしょうか。
「誰がたくさん割れるかな」「高く飛んだシャボン玉をジャンプしてタッチする」などシャボン玉を割ることにゲームっぽさを加えてあげると、子どもたちは大はしゃぎ! ママパパはシャボン玉が途切れないよう頑張って作りつづけましょう。
濡れた地面に落とす
シャボン玉は表面が水分の膜でできているため、濡れた地面に落ちても急には割れず、半円の状態でしばらくの間残ります。それを吹くと、ゆらゆら揺れたり、少しずつ動いたり。この状態をあえて作ってみて、お子さんといっしょに観察してみましょう。
電動シャボン玉機を使う
電動のシャボン玉機を使うと、面白いほどたくさんシャボン玉が作れることをご存じですか。お友だちと外で遊ぶときや、レクリエーション時などに活躍します。大きいものに限らず、小さいハンドガンタイプのものもあるので、ぜひチェックしてみては。
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手動シャボン玉
電動ではなく手動タイプのシャボン玉機も。手でぐるぐる回すだけでシャボン玉が作れるので、お子さんがシャボン液を飲み込まないか心配な場合にもおすすめです。ぐるぐる回す動きも、子どもにとっては楽しいものかもしれません。
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ピストルタイプのシャボン玉
手動タイプにはピストル型もあります。シャボン玉で撃ち合いをするような遊び方が可能で、もちろん出てくるのはシャボン玉なので、撃ち合いごっこをしても怪我をする心配はありません。
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うちわの骨組みを使う
うちわの紙を剥がして、骨組みをシャボン玉液につけて遊ぶという方法もあります。うちわを再利用しつつ、一気にたくさんのシャボン玉を作って遊べますね。身近なもので新しい遊び方を発見できるのは、子どもにとっても新鮮なはず。
針金ハンガー使う
形を自在に変えられる針金ハンガーも、シャボン玉作り用のアイテムとしてぴったり。シャボン玉が宙に浮くまでの形が、ハンガーの曲げ方によって変わるのも面白いところです。
毛糸を使う
毛糸を使うというアイディアも挙がりました。輪っか状に結んだ毛糸の両端に割り箸をそれぞれくっつけて、大きな円にするというものです。毛糸にシャボン玉液がしっかりしみ込むので、割れにくいシャボン玉ができるのだとか。
金魚すくいのポイを使う
金魚すくいで使われる「ポイ」もシャボン玉づくりにぴったり。破けた後のポイがあれば、ぜひ使ってみましょう。小さな子でも持ちやすく、お祭りのような気分も味わえるかも⁉
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穴が大きめのザルを使う
どのお家にもある、料理用のザル。目が大きめのザルであれば、小さなシャボン玉を一気に作ることができます。水、洗剤、ザルと、台所にあるもので遊べる点が面白いところ。
フラフープで巨大シャボン玉
もしもおうちにフラフープがあれば、ぜひ試して欲しいのが、シャボン玉の中に子どもを入れてあげるという遊び。
子ども用プールにシャボン玉液を入れてから、その真ん中にお風呂イスなどを置きます。そして、その上に子どもを立たせたら、下からフラフープをグンと持ち上げてみましょう。シャボン玉の中に入れて、喜ばれること間違いなし!
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シャボン玉液が目や口に入ってしまったときの対処法
気をつけていてもやはり起こってしまうのが、シャボン玉液の誤飲です。ほか、割れたシャボン玉が目に入ってしまう…なんて予期せぬトラブルもあるかもしれません。
そんなトラブル時にもすぐに対処できるように、対処法は事前にチェックしておきましょう。
少量の誤飲の場合
もしも少量のシャボン液を飲み込んでしまった場合は、コップ1杯の牛乳や水を飲ませて様子をみましょう。食道や胃への刺激を和らげてくれます。吐かせる必要はありません。
飲んだ量が多い場合は病院へ
体重10kgあたり、30mlを超える量を飲んでしまった場合には、上記の処置をしてからすぐに病院へ行きましょう。
目に入ってしまったとき
15分以上流水でよく洗い、痛みが残る場合には眼科へ行きましょう。目をこすらないように注意。
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お手軽!市販のシャボン玉液のおすすめ5選
手作りのシャボン玉液は思い立った時にすぐに作って使えるのがメリットですが、作るのが面倒くさかったり、大人数で遊ぶのでたくさん用意する必要がある場合などは、市販のものを選ぶのがオススメ。割れにくいものや、みんなで遊ぶときに重宝する商品を厳選しました。
トモダ パワフルシャボン玉液
弱く吹いても、強く吹いても、割れにくいシャボン玉を作れるシャボン玉液。手袋をはめていれば、シャボン玉でお手玉をすることも可能です。強度に優れているので、50cm程度の大玉がつくれる点も魅力。
トモダ はじめてのシャボン玉
お友だちやきょうだいで遊ぶ時には、それぞれ個別にシャボン玉液や吹き具を持てると便利ですよね。少量ずつ、個別に詰め合わせられたものを買い置きしておくと、いざ遊びたいときに重宝します。
友田商会 超巨大シャボン玉 日本製
巨大なシャボン玉を作れるシャボン玉キット。1000ml入りのシャボン液と、バケツ、ロープがついてきます。バケツにシャボン液を入れ、ロープに浸し、風を受ければ超巨大シャボン玉のできあがり! 大きな公園でのお外遊びの際などにおすすめです。
トモダ シャボン玉 あわもこシャボン玉
シャボン玉液のなかには、こんな変わり種も! 3種類の大小異なるサイズのシャボン玉で、タワーを作って遊べるシャボン玉液です。長時間その形をキープできる特殊な成分でできているので、付属の目玉デコシートをつければ、あわあわモンスターも作れちゃいます。
無添加 シャボンちゃんのシャボン玉液
シャボン玉石けんとのコラボ企画商品の『シャボンちゃんのシャボン玉液』。無添加かつ、皮膚への刺激性が弱い、安全な原料を使用しています。濃度も低いので、お子さんのはじめてのシャボン玉にもおすすめ。すべての原料と、吹き具など、口にするパーツは国内生産によるものです。
気軽にすぐ楽しめるシャボン玉は、遊び方のバリーションもさまざま♪
今回は、どのご家庭でもすぐに作れるシャボン玉液の作り方や楽しみ方をご紹介してきました。太陽に当たればキラキラ光り、子どもの興味を引いてくれるシャボン玉。子どもが大きくなってきたら、割れないシャボン玉や新しいシャボン玉作りを追求するのも楽しいものです。ぜひ親子やお友だち同士で楽しみながら遊んでくださいね。
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文/羽吹理美・HugKum編集部 構成/HugKum編集部