皮はパリパリで中はモチモチのフランスパンは美味しいですよね。今回は、フランスパンの種類や美味しく食べるアレンジ&レシピ、自宅で楽しむ冷凍フランスパンやフランスパンを使ったお菓子などをご紹介します。
フランスパンとは
フランスパンとは、小麦粉・イースト(パン酵母)・食塩・水などのシンプルな材料から作られるパンの総称です。1954年にフランスのレイモン・カルヴェル氏により、その製法が日本に伝えられ、全国に普及していきました。
フランスパンの種類
フランスパンにはさまざまな種類があります。もとの生地はほとんど同じで、形やクープ(切れ目)の数がそれぞれ特徴的です。ここでは、代表的なものをご紹介していきます。
バゲット
バゲットはフランスパンの一種で、代表的なフランスパンです。「棒」という意味を持ち、細長い形をしています。
パリジャン
パン・パリジャンの省略で「パリのパン」という意味があります。棒状型のフランスパンの中で一番太く、クープは5本が主流です。
バタール
バタールは「中間の」という意味で、バゲットとパリジャンの中間のような形をしています。太めで短く、クープは3本です。
ブール
「丸・ボール」という意味の丸型のパンで、クープがクロスしているのが特徴です。ブーランジュリー(パン屋)という言葉の語源になっています。
クッペ
「切られた」という意味の、ラグビーボールのような形のパンです。クープは背を開くように中央に1本あります。
シャンピニヨン
「きのこ」という意味があり、その名の通りきのこのような形をしています。上の傘のような部分はパリパリと、下の丸い部分は内側がモチモチと、2つの食感を楽しめます。
フランスパンのカロリー
フランスパンのカロリーは100g当たり約279kcalです。原料のほとんどが小麦粉なので、糖質が多くなっています。
食パンは約260kcal、ロールパンは約316kcal、クロワッサンは約448kcalなので、パンの中ではカロリーが高いほうではありませんが、ご飯は約168kcal、うどんは約105kcal、スパゲッティの麺は約167kcalなので、他の炭水化物と比べると高めです。
(すべて100g当たりのカロリーを表示しています)
フランスパンのアレンジ・レシピ
こちらでは、フランスパンを使った手軽なアレンジやレシピをご紹介します。
好きな具を楽しむサンドイッチ
フランスパンはサンドイッチにしても美味しいですよね。切り方によってさまざまなスタイルになり、挟む具はハム、チーズ、レタス、トマト、ツナなどお好みでOKです。
太めのフランスパンは輪切りに、細めなら背の部分に切り込みを入れたり、上下にパンを分けるように横から切り込みを入れたりして、好きな具を挟みます。
1本丸ごとサンド
細長いフランスパンを切り分けずに、1本丸ごと使います。背の部分に切り込みを入れ、下1cmくらいは繋げたままにしておきます。切り込みに好きな具を挟めば、パーティーやピクニックに映える1本丸ごとサンドの出来上がりです。
オープンサンド
パーティーなら、オープンサンドもおすすめです。輪切りにしたフランスパンの上に具をのせ、挟まずにそのままお皿に並べます。持ち歩かないので、いくらやクリームチーズ&はちみつなど、挟みにくい具でも大丈夫です。
スタッフドバゲットとは、バゲットの中をくり抜き、具を詰め込んだパンのことです。卵サラダやツナマヨ、ポテトサラダやタラモサラダなど、いつものサンドイッチの具で一味違った仕上がりになります。具がはみ出ないので、持ち運びに便利です。
甘さを調節できるフレンチトースト
おやつにも食事にもなるフレンチトーストのレシピをご紹介します。
【材料・2人分】
・フランスパン輪切り 8切
・卵 2個
・牛乳(または豆乳) 120cc
・砂糖 大さじ1(無しでもOK)
・バニラエッセンス 少々(無しでもOK)
・バターまたはオリーブオイル(焼き用)少々
・はちみつ、メイプルシロップ、シュガーパウダーなど(仕上げ用、お好みで)少々
【作り方】
①卵・牛乳(・砂糖・バニラエッセンス)をよく混ぜ、フランスパンを浸します。
②フランスパンに卵液がしみ込んだら、フライパンにバターかオリーブオイルを熱して焼きます。片面ずつ1~2分、ほんのり焦げ目が付くまで。
③焼き上がったらお皿に盛り、はちみつやメイプルシロップ、シュガーパウダーなどをお好みでかけて完成。
小さいお子さんや甘さを後で調整したい人は、砂糖やバニラエッセンスを入れずに焼いてもOK。甘味が必要なら、後からお好みで、はちみつやメイプルシロップなどを足しましょう。
※1歳未満の赤ちゃんには、はちみつを与えないでください。(参考:厚生労働省)
食事やおつまみにぴったりなガーリックトースト
食事やおつまみに美味しいガーリックトーストのレシピをご紹介します。
【材料・2人分】
・フランスパン輪切り 8切
・バター 大さじ1
・オリーブオイル 大さじ1
・にんにく(または、にんにくチューブ) 1~2かけ(1~2cm)
・パセリやブラックペッパー(お好みで) 少々
【作り方】
①バター・オリーブオイル・すりおろしたにんにくを混ぜます。
②混ぜたものをフランスパンに塗り、お好みでパセリやブラックペッパーをのせます。
③トースターでこんがりと焼けば出来上がり。
焼きたてが楽しめる、取り寄せ冷凍フランスパン3選
焼きたてのフランスパンは、美味しいですよね。自宅でも手軽に焼きたてが楽しめる、冷凍のフランスパンをご紹介します。
冷凍パン生地 プチパン プレーン – ママパン
1個約40gの半焼成済みのプチフランスパンが10個入っています。解凍や発酵は必要なく、冷凍のまま210℃に温めたオーブンに入れ、約8〜10分焼けば出来上がりです。
冷凍フランスパン生地 – 富澤商店
解凍して成形してから使うフランスパン生地です。室温で40~50分かけて解凍し、好みの形に成形してから焼き上げます。4~5個をまとめてバゲットにしたり、中に具を入れたりと、お好みのパンが作れます。
レストランバケット – テーブルマーク
焼きたての味わいをそのままキープした、焼成冷凍パンです。自然解凍でもオーブンで焼いても、美味しくいただけます。
フランスパンを使った、おすすめお菓子4選
フランスパンを使ったお菓子をご紹介します。
レコンパンスひとくちラスク – おやつカンパニー
芳醇なバターの香りと優しいシュガーの甘さが絶妙なラスクです。便利な個包装タイプになっています。
宅バル(海老のアヒージョ味) – おやつカンパニー
おつまみにピッタリな海老のアヒージョ味のスナックです。パン生地には海老の粉が練り込まれ、豊かな香りを再現しています。
ガトーラスク グーテ・デ・ロワ – ガトーフェスタハラダ
「ハラダのラスク」の愛称でお馴染みのガトーフェスタハラダが、最高のフランスパンを使って、最初に完成させたのがグーテ・デ・ロワです。サクサクとした食感と芳醇なバターの香りは、王道の味わいです。
東京ラスク アソート2種詰合せ – 東京ラスク
東京ラスクの人気商品の詰め合わせです。スライスアーモンドをキャラメルでコーティングしたプレミアム・アマンドラスクと、サクサク食感がクセになるシュガーラスクがセットになっています。贈り物や東京土産にもおすすめです。
いろいろな食べ方でフランスパンを楽しもう
フランスパンはシンプルだけに奥が深いですよね。お好みの食べ方を見つけて、フランスパンを楽しみましょう。
文・構成/HugKum編集部