子どもとテレビの上手な付き合い方。与える影響や視聴時間と親が気を付けたいこと

子どものがテレビを長時間見ている、つけっぱなしになっているなど。テレビの扱いに困っているおうちは多いですよね。たくさんのママ・パパが悩む問題に切り込んで見ようと思います。

テレビの子供への影響、どう考える?

まずは、ママ・パパ達は、子供がテレビを見ることの影響をどう思っているかをリサーチ。リアルな声がたくさん挙がってきました。

ママパパの考えは?

ママ・パパの考えには、メリットとデメリットの両方があるよう。だからこそ悩んでしまうんですよね。

「長時間ずっと見続ける事は、健康的には良くない点もあるが、テレビを通して学ぶことも多いと思う。クイズ番組を見て、知識が身に付いたり、字幕を見て、習っていない漢字も読めるようになった」(30代・東京都・子ども1人)
「つけておくことが当たり前になってしまい、見たい番組が終わっても『まだ見る!』と言い張ったり、ながら見が多く、集中力が散漫にならないか心配」(30代・愛知県・子ども1人)
「ニュースなど、勉強になるものもあるが、バラエティーなどでいじめにつながりそうな物もあったり年齢によっては見せたくない番組もあるので、うまく切り分けたい」(40代・神奈川県・子ども2人)
「知識を得たり興味を持つ内容もあるので、見せる事に抵抗はないが、覚えて欲しくない言葉遣いを聞く事もあり、どの番組を見せるか迷う事がある。 」(40代・兵庫県・子ども1人)

テレビが子どもに与える影響とは

実際、テレビが子どもにどんな影響を与えるのかピックアップしました。

メリット:教育番組が見られる

テレビでは、動物の番組や、実験番組、子どもでも分かる知識クイズなど、生活や勉強の役に立つものもたくさんあります。録画をしたりなど、上手に活用すると飽きることなく、見すぎることなく知識を得ることができますよね。

メリット:情報が精査されている

昨今では、テレビよりも、YouTubeを多く見るという子も多いですよね。でもYouTubeの情報は、情報源がしっかりしてない限り、玉石混合。その点、テレビはほとんどの場合、たくさんの人をが目を通すことで、きちんとした安心できる情報を得られます。

デメリット:ブルーライトが目への影響を与える

ブルーライトは大人でも網膜細胞を痛めることがわかっています。まだ発達段階の子どもの目には心配。また、明るい画面を見続けることで、夜であっても脳が昼間と勘違いしていまい、昼夜逆転に繋がることも。

デメリット:睡眠などホルモンに影響を与える

テレビを見続けると、気持ちを落ち着かせるセロトニンや、眠さを引きこすメラトニンが足りなくなり、昼間に眠くなったり、興奮して落ち着かなくなったりという成長に関するデメリットも気になります。

子どものテレビ視聴時間はどれくらい?

実際に子どもにどのくらいのテレビを見せているか聞いてみました。他のおうちはどのくらい?とドキドキしてしまうママ・パパもいるのでは(笑)アンケートをお願いしたのは、3〜12歳のママ・パパ達。いちばんテレビとの付き合い方に悩む年齢ですよね。

Q.子どもに1日どれくらいテレビを見せていますか?

 

いちばん割合が多いのは、約40%のテレビ視聴1〜2時間未満。次は1時間未満。意外と少ない?いや多い?2時間以上見ている子は、1/3ほど。このくらいになると悩みのタネになってきそう。また、ちょっと気になるのは。スマホやタブレットの併用。こちらも入れるともっと数字が大きいのかも・・・。

子どものテレビ、理想的な視聴時間とは

では、グラフでの結果が分かったところで、子どものテレビの理想的にな視聴時間はどのくらいなのでしょう?

子どもとテレビの上手な付き合い方

子どもにテレビを全く見せないのは難しく、親ができることや、上手な見せ方、方法をまとめてみました。

子どもに見せる内容は大人が管理する

テレビには、教育的な内容や、興味を広げてくれるものなど子どもに見せたい番組もたくさんありますよね。そんな番組は、録画したり、機能があれば、番組が終わったら自動的に切れる設定など、上手に大人が管理しましょう。

目を休める

テレビを見ていると、どんどん前のめりになってしまうことも。大画面を近くで見ることにならないように定期的に声をかけましょう。また、視力を考えて、最低でも30分に1回、20秒以上遠くを見て目を休ませましょう。

食事の時は消す

食事の時間は、家族が揃ってテーブルを囲む貴重な時間。目の前の食事を味わって食べながら今日あったことなどをしゃべるとテレビがついていなくても気にならなくなるはず。

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テレビを見すぎる子への対処法アイディア集

すでにテレビを見すぎていると悩んでいるおうちの、テレビとの付き合い方。他のおうちではどんなことを心がけているのか聞いてみました。

できるだけテレビをつけない生活をする

ついテレビはつけっぱなしになりがち。まずはテレビを見ないようなルール作りをしているよう。

「テレビを見ることが習慣化してしまわないように、できるだけつけないで生活する。食事の前には消す。テレビを見ないことが当たり前になっているのでほとんど見ずに生活している」(30代・兵庫県・子ども2人)

つけっぱなしにしない

朝・夕の子供向け番組は見せて、それ以外は消すそう。また、ママも見たい番組があるけれど、と思うことも多々ありますよね(笑)そんな時には我慢せずに順番に見ようと決めたら、その間はおもちゃで遊ぶようになったという嬉しい効果も。

「朝や、夕方など、 子供が見る番組はTVを付けているが、 それ以外は、 TVを付けっぱなしにしないように消す。 また、次はママの番ねと言って 見たい番組を付けて、順番こにしている。ずーっと、見続けなくなった。 オモチャで遊ぶ時は、遊びに集中できるようになったと思う」(30代・京都府・子ども1人)

朝はテレビのボリュームを下げる

朝の学校の準備など。時間内にやるべきことがある場合には、ボリュームを極力下げるというのは、すぐに真似できそう。準備したらOKだよ、といえば、やることもスムーズですよね。

「何かをしている時は見ない(歯磨き、着替え、学校の準備) ついていても音は殆ど聞こえないくらいまでボリュームを絞っています。 やらなければならないことが先、それが終われば好きに見ていいよと言っています。朝は天気予報や時間を見るのにちょこちょこテレビを見ていますが、体内時計が働いているのか、準備してから気にせずテレビを見た方がラクなのか、守れています」(30代・千葉県・子ども2人)

許可制にして子供に約束させる

子どもが見たい番組をチェックして、どこまで見ていいかを決めるというアイディア。親子で納得して決められるのはいいですね。

「観たい時は親に聞く、観る前にどこまで観るか決める、1日の中で時間を決めるなどの約束を子供どもしている。本音を言えばもう少し減らしてほしいが、子供が納得してお互い妥協できるところで落ち着いている」(30代・東京都・子ども2人)

タイマーで自動で消える設定にする

テレビにタイマー機能がついているので活用してるというおうち。ブーイングは出るものの慣れてくれそうですね。

「タイマーで自動で消えるようになっている。文句を言うときもあるけど切り替えられるようになってきた」(40代・大阪府・子ども2人)

時計を置いて時間管理を身に着ける

その手があったか!というのが、テレビの横に時計を置くこと。常に時間を気にできるのはいいところですよね。

「テレビの横に時計をおいて時間を気にさせてます。 時間の管理が出来るようになりました」(40代・広島県・子ども2人)

テレビはうまく活用して!

子どもとテレビの話には、悩む人も多く、デメリットが目立つように感じがち。でも、親がしっかり管理すれば、貴重な情報源が楽しいご娯楽アイテムになるはず。ぜひ上手に活用をしてみてくださいね。

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文・構成/HugKum編集部

 

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