洗濯物をたたむのが苦手!…それなら試したい、たたみ方&時短アイデアを調査

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家事・育児で面倒な作業と言われれば何を思い浮かべますか?  人には個性や顔の違いがあるように、家事・育児の中にも好き嫌いもありますよね。特に洗濯が嫌い、中でも畳む作業が嫌いな人に向けて今回は楽ちんで時短もできる畳み方の基本とアイデアを紹介します。

洗濯物をたたむのって面倒くさい!

冒頭でも書いたとおり、人にはそれぞれ好みがあります。洗濯が好き・嫌いという好みの違いにとどまらず、洗う作業(洗濯機に放り込む)は好きだけれど、たたむ作業が面倒くさいと感じる人も少なからずいますよね。

面倒だと思って洗濯物をソファの上などに放置していると、かえってその後で面倒な事態に巻き込まれるのですよね。先に頑張って後で楽をすればいいと分かっていても、忙しい毎日の中でつい後回しにしてしまいがちです。皆さんはどうしているのでしょうか。

0~12歳の子どもを育てる親120人(パパ12人・ママ108人)に対してHugKumは独自のアンケートを行い、洗濯物の畳み方に関するアイデアや時短テクなどを調査しました。「面倒くさい!」と叫びたいくらいの人は、ぜひチェックしてみてください。

【衣類別】洗濯物のたたみ方

まずは基本を整理しておきましょう。一般的に洗濯物はどのようにたためばいいのでしょうか。衣類の種類別に基本をおさらいしてみました。

Tシャツ

まずは最もたたむ頻度の高いTシャツから。

膨大な数のTシャツを日ごろからたたむ機会も多いはずのUNIQLOが、公式ホームページでたたみ方を公開してくれています。

Tシャツの背中側を上にして(後ろ身ごろを上にして)脇のぬい目がそろうように広げ、すその長さが前後で異なる場合は肩でそろえます。全体的に手アイロンをかけ、生地が重なってぽこっとしているところは下の生地を引っ張り出して平らにします。上の写真のように裏返したまま襟元の両端を基点にまっすぐ内側に身ごろを折り、手アイロンをかけてしわを伸ばします。

袖に関しては、付け根のぬい目から外側へ折り、反対側も同じようにたたんでください。

身ごろをお腹あたりで半分に折って、裾が襟元に重なるようになれば完成です。

トレーナーとフード付きパーカー

Tシャツ同様に背中側を上にして(後ろ身ごろを上にして)脇のぬい目をそろえてから手アイロンをかけ形を整えます。

肩と平行になるように身幅に合わせて袖を折り、両方の袖を折ったら、トレーナーの場合はすそを襟元に重なるように折り返して完成です。

身幅のままで横幅が広いですが、折りたたむ回数が減るために着る時しわになりにくく、収納時も厚みが減るのでこのほうが楽みたいですね。

フードのあるパーカーの場合は、フードだけが最後にはみ出します。たたんだ状態で前身ごろを上に向け、フードを軽く持ち上げて手を入れしわを伸ばします。

正面から見てフードの右側を内側に入れ、次に左側を内側に入れ込むように整えます。UNIQLOの公式ホームページにはその後の仕上げが書かれていません。

フードは身ごろにサンドイッチされている

 

売り場でパーカーの陳列を調べてみたところ、整えたフードを背中側に折りたたんで、身ごろの間にサンドイッチしていました。この方法が正解なのかもしませんね。

ズボン

すその位置に注目

 

ズボンについてはどのようにたためばいいのでしょうか。ここでもUNIQLOのたたみ方が参考になります。

手アイロンでズボンのしわを伸ばし、左右の足をきれいに重ねたら、両足のすそが後ろポケットの上の線に重なるように折り重ねます。

ひざの輪になった部分をもう一度3分の1程度、同じ方向へ折り返します。この方法で畳むとズボンが均一の厚みになるので、たんすなどに入れてしまっても凸凹にならないみたいですね。

スカート

半分に折った状態

 

最後はスカートです。しわになりやすいスカートはつるす収納が一般に好まれますが、たたむ方法もきちんとあるようです。その一例をご紹介します。

丈夫な素材のスカートの場合は、前側を上に向けて手アイロンでしわを伸ばし、縦方向へ半分に折ります。右端のラインを3分の1ほど中心に向かって折り、逆の左端を中心に向かって3分の1ほど折ります。

両端を3分の1ずつ折った状態

 

全体で細長い長方形になったら、スカートのすそを持ってウエストベルトのほうへ向かい半分に折ります。同じ向きにもう一度輪の部分を持って半分に折れば完成です。

ひざ丈スカートも、ロングスカートも、台形のスカートも、このたたみ方を応用できます。

素材が極めてデリケートなスカートの場合は、バスタオルの上に広げて、ウエストベルト側のバスタオルの余った部分をウエストベルトのラインに合わせて折りたたみ、バスタオルとスカートを一緒にロール状に巻き取ってしまう方法もあります。こうするとしわにならず上手に収納できるのですね。

洗濯物たたみが時短になるアイデア集

オーソドックスなたたみ方を以上にまとめました。とはいえ子育てに手忙しい、洗濯物の量も多いパパ・ママは、なかなか丁寧にたたんでなどいられない状況の方が多いはずです。

少しでも時短を意識して工夫していると思いますが、実際にどのようなアイデアを皆さんは取り入れているのでしょうか。アンケート結果から見えてきたアイデアをまとめます。

種類別にまとめてたたむ

最初の時短のアイデアは、洗濯物を種類別にざっくりと分類してから一気にたたむ方法です。

大人の衣類だけでなく子どもの衣類も入り混じる子育て中は、洗濯物のサイズも種類もぐちゃぐちゃです。取り込む段階から衣類をジャンル分けして、ジャンルごとに一気にたためば効率的ですね。

洗濯物を干す段階からジャンル分けして干すと、さらに効率は増すはずです。

「ジャンルごとにわけてとりこむ。体がたたみ方を覚えるので、同じものなら慣れればはやい」(30代・群馬県・子ども2人)
「洗濯を取り入れるときに種類をそろえて取り入れる。タオルはタオル靴下なら種類をそろえて入れる。順序良くたためる。ちょっとしたことだけど時短になる」(40代・大阪府・子ども1人)

くるくる巻く

デリケートな素材のスカートを巻く方法を先ほど紹介しました。海外旅行で持っていくスーツケースの中に衣類を効率良く詰め込むには、衣類を巻いて押し込んだほうがいいとの情報もありますよね。日常的にも洗濯物を巻いて、省スペースではなく時短を実現しているパパ・ママもいるみたいです。

「Tシャツや靴下も畳まずクルクル巻いてしまう。少しかさばるが、たたむより断然速いです」(40代・大阪府・子ども2人)

収納場所の前でたたむ

片付けの面倒くささにも種類があります。洗う場面に面倒を感じる人もいれば、たたむ場面に面倒を感じる人もいて、たたんだ衣類をたんすなどにしまう作業に面倒を感じる人もいるはずです。

中でもたたんだ衣類を収納にしまう作業を面倒と感じる人には、お勧めの方法です。取り込んだ洗濯物を収納場所の近くまで抱えて持ち運び、たたむそばから収納に入れてしまえば一石二鳥ですね。

「クローゼットのすぐ横で畳んですぐに入れる。一度のアクションで済むのでラク」(30代・神奈川県・子ども1人)
「入れる所の前で畳む。散らからない」(30代・熊本県・子ども1人)

取り込みながらたたんでしまう

洗濯物の片づけは「取り込んで→たたんで→しまう」という3つの段階に分類できると思います。先ほどは「たたんで→しまう」を一気にやってしまうアイデアでしたが、今回は「取り込んで→たたんで」の部分を兼ねる方法です。洗濯物を取り込む場所に大きな台などを置くスペースがある人は便利な方法かもしれません。

「立ったまま、ピンチから外してすぐたたむ。体も楽だしはやい」(40代・東京都・子ども2人)

簡単にたためる便利グッズ

さまざまな洗濯物の片づけ方をここまでで取り上げてきました。これらの時短アイデアをさらに助けてくれる便利な道具は何かないのでしょうか?便利グッズをご紹介します。

洋服たたみボード クイックプレス

最初に紹介する商品は『洋服たたみボード クイックプレス』です。取り込んだ洗濯物を入れるかごか何かと写真を見て最初に思いました。しかし実際には洗濯物をたたむ作業をサポートしてくれる道具みたいです。

6枚の連結したプレートの上にTシャツやワイシャツを乗せ、順番通りにプレートを倒して起こすだけで、簡単にシャツが同じサイズにたためてしまいます。

「本当にこんな道具でたためるの?」と疑いましたが、絶賛のレビューを読む限り、驚くほど見事にシャツが同じサイズにたためるとのこと。

手アイロンなどしわを伸ばす技術を要所要所に取り入れれば、さらにきれいにたためそうです。子どもに洗濯物のお手伝いをお願いする際にも便利な道具だと思いました。

シャツたたみボード

次も画期的な商品です。『シャツたたみボード』といってストラップの付いたクリアファイルのような衣類収納グッズです。

プラスチック製のプレートをシャツやカーディガンなどで包むようにして畳み、最後にストラップで縛れば、本棚の本みたいに衣類を立てて収納できます。

お気に入りのシャツ、カーディガンなどを普段着と分けて収納したい時などに重宝しそうです。

TATEMU【たてむ】グレイ色

ボードの上に衣類を置き、手順に沿ってボードをたたむだけで、セーターのような柔らかい衣類を縦置きできるようになります。

どれだけきれいにたたんで収納しようとも、衣類を出し入れしているうちに気が付けば収納の中は乱れてしまいがちです。そんなストレスを感じる人には、こちらも要チェックです。

つっぱり棒

 

最後に補足したい便利グッズはやはり突っ張りポールです。洗濯物の片づけが「取り込んで→畳んで→しまう」だとすれば、ハンガーに干した状態のまま衣類をしまえれば、すべての手間が解決するはずです。一部の整理収納アドバイザーが実際に提案する方法でもあります。

クローゼットなどの一部に空きスペースがあれば、突っ張りポールでハンガーを掛けられる場所を増やし、Tシャツもワイシャツもトレーナーもハンガーに掛けたまま乾いたら移動すれば完了です。

干す時には布地をたたくなどしわを伸ばすひと手間が大事になってきます。併せて参考にしてみてくださいね。

いくつか技を組み合わせて

以上が洗濯物をたたむ際のアイデア・コツでした。どれか1つではなくいくつもの方法を実際に試してみて、自分にとって相性のいい方法を組み合わせながら実践したいですね。

ちなみにまったくの余談ですが、筆者は撮影用に衣類をたたんでいるだけで、すがすがしい気持ちになれました。洗濯物の取り込みだとか、たたむ作業を単なる手間(負担)と考えるのではなく、ヨガや深呼吸、瞑想(めいそう)などメンタルヘルスケアの1つととらえてみる大胆な発想の転換も時には効果的かもしれませんね。

文・写真/坂本正敬

参考: プロ直伝、洋服を簡単キレイにたたむ方法をご紹介! – ユニクロ

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