ダイソーのアナログゲームシリーズが面白い!
最近注目を集めている「ボードゲーム」。「アナログゲーム」「テーブルゲーム」とも呼ばれ、プレイボードやカードを使って卓上で楽しむゲームのことです。ボードゲームというと、すごろくやトランプを思い浮かべる方も多いかと思いますが、実はもっと奥深く遊び方も様々。幅広い年齢層で盛り上がり、デジタルデトックスもできるという点からも人気があります。
アナログゲームの本場、ドイツでは子ども向けから大人向けまで数多くの名作ボードゲームが誕生しており、1979年からは毎年優秀なボードゲームを選出する『ドイツ年間ゲーム大賞』を開催。家族と過ごすひとときのお供として定番のアイテムなんですよ。
一般的に、ボードゲームは1,000〜3,000円程度で手に入るものが多く比較的安価な娯楽アイテムですが、もっと手軽に試してみたいという方は100円ショップのダイソーへGO!
カードゲームをメインとしたボードゲームが110円で手に入り、ラインナップも豊富。知育要素のあるゲームも多く、要チェックです。
お魚好きにおすすめ!「おすしカード」ってどんなゲーム?
今回ご紹介するのは『おすしカード』というカードゲーム。
「おさかなカード」「おすしカード」の2種類が16枚ずつ入っています。
・お寿司のネタ=魚のイラストと漢字が表・裏にかかれた「おさかなカード」
・お寿司のイラストと値段つきのお皿のイラストが表・裏にかかれた「おすしカード」
110円(税込)というワンコイン価格ですが、カードは厚みがありしっかりとしたつくり。普通にプレイしていれば、折れたり破れたりすることはなさそうです。
『おすしカード』の遊び方は2種類。お寿司のイラストとそのネタの漢字を合わせるゲームと、あらかじめ決めたお会計金額までカードを集めるゲームです。
今回は漢字を合わせる遊びを紹介します。
遊び方 おすし食べ放題
- はじめにお寿司屋さんを1人決め、それ以外はお客さんとしてプレイします。
- お寿司イラストを表にした状態で「おすしカード」を円に並べます。
- お客さんプレイヤーは「大将!今日はおまかせで!」という掛け声をかけ、ゲームスタート。
- お寿司屋さんは「おさかなカード」の中から1枚選び、漢字の面を表にした状態で「へい、おまち!」の掛け声と共に場に出します。
- お客さんプレイヤーは、出された漢字の「おすしカード」を探して取ります。
- 枚数を一番多く集めた人が勝ちです。
「おすしカード」で漢字に強くなる!?
遊び方も鍵となるのが“漢字”です。「鯵」や「鰯」など魚へんの難しい漢字がたくさん出てくるので、最初は難しいかもしれませんが、回数を重ねていくうちにビジュアルとして漢字を覚えて、気づいたら読めるようになりそうです。
対象年齢は6歳からになっていますが、わが家では3歳と7歳が一緒に楽しんでいました。ボードゲームの良いところは、プレイヤーのスキルや発達に合わせてルールを柔軟に変更できること。そして、偶然性によって年下の子でも勝つチャンスがあることです。
7歳の長男も読めない漢字があったので、「おさかなカード」の漢字とイラスト両面を見せて、読みを教えながら進めました。中には、「おさかなカード」は“鮭”→「おすしカード」は鮭の卵“いくら”というように変わり種の組み合わせもあるので、ネタとなる魚とお寿司を合致させるだけでも盛り上がります。3歳の次男が勝つこともあり、年齢差があっても楽しめました!
ゲームをきっかけに学びが深まる!
普段、なかなか目にしない魚へんの漢字。ゲームをきっかけに知的好奇心が高まり、「もっと知りたい!」につながるかもしれません。
史上最年少で『日本さかな検定』(現在は終了)に合格、小学生で『さかな博士のレアうま魚図鑑』(日東書院本社)まで出版し、スーパー小学生として知られた伊藤柚貴さん(現在は中学生)は魚へんの漢字がたくさん書かれたお寿司屋さんの湯呑みをきっかけに、魚の世界にのめりこんだそう。
「楽しい!」「気になる……」といった心を動かす体験には、学びにつながる要素がたくさんあります。もし『おさかなカード』で興味がわいたら、辞書や図鑑を使って学びを広げたり、実際にお寿司屋さんに行ってみたり、学びを深めてみてはいかがでしょうか?
お魚に興味があるお子さんもそうでないお子さんも、楽しめるゲームです。ダイソーに行ったらぜひ探してみてくださいね!今後も、ダイソーで買えるボードゲームをご紹介します。
文・構成/秋音ゆう