意外と簡単、家で気軽に燻製チャレンジ!
新型コロナウイルスが流行してから、密にならないレジャーということでキャンプ人気が急上昇。100円ショップにもキャンプグッズが徐々に増えて、今では大体のキャンプ用小物は100円ショップでそろえることができます。
またリモートワークやおうち時間が増えたことで自炊派も多くなり、家でのごはんタイムやおうち飲みをより充実させたい方も多いのでは? 筆者もおうち飲みなどで、ちょっとお店気分を味わえるおつまみとして燻製ができたらいいなと思っていました。でも専用の機械やキットを買うと高いし、どうにか手軽にできないものかと考えていました。
先日100円ショップのキャンプグッズを眺めている中で、100円グッズでそろえた道具でできるのでは?と思いつき挑戦してみました。自家製の燻製に必要な道具や作り方をご紹介します!
100円グッズでつくる燻製に必要な道具とは?
まずは道具をそろえていきましょう!燻製には熱燻法、温燻法、冷燻法と燻製する際の温度によって3種類の方法があります。今回はアウトドアでもよく見かける、比較的初心者でも簡単にできる熱燻法を試します。
必要な道具は燻した煙を閉じ込める器、食材を置く金属製のネット、燻製チップです。今回はセリアでそろえました。
セリアで買った燻製のための道具4選
アルミ鍋(大) 2個
金属製のクックネット 1枚
燻製チップ 1袋
100円ショップで以上の4つをそろえれば燻製ができます。燻製を作った後の道具は燻された煙と木のヤニなどで道具がベタベタになることが予想されるので、汚れ方によっては1回で捨てることも簡単なアルミ鍋にしました。その逆で同じ大きさの金属製のボウルや鍋など密封できるものを買えば、何度でも燻製をつくることができます。
チップもいろいろな種類の木が売っていますので、お好みのものを買ってくださいね。今回は香りがいいといわれているさくらチップを買いました。
100円グッズ以外に必要な道具と材料
100円ショップで新たにそろえるもの以外に必要な道具は、アルミホイルとカセットコンロです。キッチンのガスコンロでももちろんできますが、初めてつくるので煙がどのくらい室内に充満するか予想がつかなかったため、今回は外でカセットコンロを使うことにしました。
燻製にする材料はお好みのものでかまいませんが、表面の水分が多いと煙の酢酸を吸収して酸っぱくなってしまいます。表面の水分をあらかじめ乾かしておくか、冷蔵していたものは表面が結露しないように常温に戻すなどの事前準備をしておきましょう。
筆者は燻製初心者なので、今回はオーソドックスな卵、チーズ、ナッツの3種類で試してみました。慣れてきたらお好みの食材を、いろいろと試してみても楽しそうですね。
作り方1:道具の準備・ネットはアルミホイルで調整するべし
まずはアルミ鍋の中に、チップとクックネットをセットします。チップの量はひとつかみ分。アルミ鍋の底に敷いたらクックネットをその上に浮くように敷きます。買ったネットとボウルやアルミ鍋のサイズが合わなければ、アルミホイルを丸めて下に敷き、高さを調整してください。あまり煙に近いと、食材が焦げくさくなってしまうので注意してくださいね。
作り方2:食材を並べる・熱でとろけるものは下敷きすべし
次に食材を並べていきます。ネットの上に直接置いて大丈夫ですが、小さい食材やチーズなど熱でとろけてネットから垂れてしまいそうなものは、アルミホイルかクッキングシートを下に敷くと安全です。
作り方3:アルミ鍋にフタをする・ずれないようにアルミホイルで固定すべし
食材を並べ終わったら、もうひとつのアルミ鍋でフタをします。このとき、煙が漏れないようにぴったりフチを合わる必要がありますが、外だと風などの影響でフタがずれる可能性があります。鍋やボウルのフチをアルミホイルで止めて固定して、ずれるのを防ぎましょう。
作り方4:カセットコンロで火にかける
燻製チップに火をつけるため、カセットコンロで火にかけます。キッチンのコンロにかける場合は、換気扇をMAXで回すことをおすすめします。最初は中火で始めます。外で行う場合でも住宅街の場合は洗濯物に臭いがつくこともあるので、風向きなど周りにも気を配りましょう。
火にかけてしばらくすると煙が出てきます。煙が出てきたら火を弱火にして、さらに7分火にかけます。7分たったら火を止め、フタを外さずに10分おきます。このとき、香りが逃げてしまうのでフタは絶対に外さないでくださいね。
香りを閉じ込め、盛り付けたら自家製燻製のできあがり!
10分たったら、ヤケドに気をつけて鍋のフタを外します。燻製した食材をお皿に盛り付けたら簡単!自家製燻製のできあがり。
自分好みに燻せるのが自家製燻製のおすすめポイント!
煙が出てきてから弱火にする時間や、置いておく時間を調整すれば香りの強弱を変えられるので、自分好みの燻製にできます。食材も醤油を燻製にしたり、サラダチキンやハムなどを燻製にしたりしてもおいしいです。手軽に家で作れるので、好みの食材を試してみてください。
作り方さえわかればアウトドアでもサクッと簡単に作れちゃう燻製。ワンコインしない金額で道具も買うことができるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
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文・写真/松本亜希子