『仮面ライダーギーツ』主演・簡 秀吉さん「部屋はギーツのフィギュアだらけ。俺はギーツだ…!」と役作り

令和ライダーも4作目となった「仮面ライダーギーツ」の冬休み映画が12月23日(金)に公開されました。9月にテレビシリーズがスタートしてからもまだまだ謎の多い「仮面ライダーギーツ」。主演の浮世英寿/ギーツを演じる簡 秀吉さんにテレビ、映画、プライベートなど色々聞いてきました。

「仮面ライダー」になった実感もあり、いちファンでもあり

――「仮面ライダーギーツ」に選ばれた時の心境を教えてください。

ホッとしました。やっとスタートラインに立てたなって思いました。

――最初は誰に報告しましたか?

お母さんですね。結果が出るまで1週間くらいあったんですけど、全然眠れなくてピリピリしてたんですよ。オーディションの手応えも全然なかったし。でも受かって母に報告したら「調子に乗るな」って言われました(笑)。

趣味は野球・ラグビー、特技は空手とスポーツが大好き!

――始まって数か月経ちましたが、「仮面ライダーになったな」という実感が湧く瞬間はありますか?

オンエアで変身したシーンとか見ると「おお、仮面ライダーだ(笑)」ってなりますけど、私生活では自覚はなかったです。だから家中にギーツのフィギュアを置いて部屋中ギーツだらけにして、「俺は仮面ライダーだ、俺は仮面ライダーだ…」って。まだいちファンですね。台本読んでても「こんな結末になるんだって」楽しいですし。

――家族はテレビを見てくれていますか?

母からは毎週ではないですが、オンエアを観たって連絡きます。兄はもともと仮面ライダーが大好きで、観た後によく電話をかけてきてくれます。

 

映画では「先輩仮面ライダー」との共演に気合が入りました!

 

映画では、先輩の前田拳太郎さん(写真右)との共演シーンが多かったそう。

――映画とテレビで向き合い方は違ったのでしょうか。

気持ちの上ではあまり変わらないですが、映画の撮影現場は、僕はギーツのメンバーとはあまり撮影シーンがなくて。代わりに先輩の前田くん(リバイ役/前田拳太郎さん)とばかり撮影していました。プライベートで結構仲が良くて、いつもは「拳ちゃん拳ちゃん」って言ってるけど、撮影に入ったら「前田くん」って呼んでいます。

――映画とテレビの現場で感じた違いがあれば教えてください。

今回の映画のセット、ゲームシーンの作り込みがすごかったですね。それからライダーの先輩方と一緒に撮影してるっていう部分はめちゃくちゃ気合い入りました。「仮面ライダー龍騎」の先輩たちと一緒というのは、テレビとは違う緊張感がありました。

――先輩たちからの何かアドバイスはありましたか?

座長としてのあり方だったりを聞きました。僕はそこをすごく悩んでいたので。でも「そんなに深く考えないでいいよ」って言われました。むしろ現場で(先輩たちの様子を)見て学ぶことの方が多かったですね。

――ここまで演じてきて、自分と浮世英寿が似てるなって思ったところはありますか?

英寿は自信家ですし、表では何もしてないような顔をして、裏でいっぱい頑張ったり努力したりしてる人だと思うんです。僕も表では何もせずグータラしてるよって見せかけて、裏では頑張ってやってる”こすいタイプ”なんで。そこはちょっと似てるかな。秘密ですけど(笑)

逆にこの前、英寿の「死を覚悟するな」ってセリフがあったんですけど、そんな風に1つの言葉で相手の気持ちを変えることができるっていうのはすごいなって。僕も吸収したいって思いました。

ーー簡さんにとってのヒーローのイメージってどんなものでしょう。

やっぱり仮面ライダーですね。見た目もそうだし、戦う姿や正義感だったり全部含めて、仮面ライダーが僕のヒーローですね。でも自分がヒーローって実感はまだ1ミリもないです。

 

スポーツ大好き少年から、母の後押しで俳優へ

――幼少期の夢はなんでしたか?

小三くらいまではケーキ屋さん。ケーキ大好きなんです。それからプロ野球選手、ラグビー選手と変わって。でもスカウトされて俳優になりました。スカウトされた時に怪我してたことと、母からこんな機会はそうないってアドバイスをもらったことが大きかったです。

内緒ですけど、「親の有り難みを知った方がいいから家を出て上京しなさい」とも母に言われました(笑)。今は実家にいた時よりはしっかりしたと言われます。

――簡さん自身はどんなお子さんだったのでしょうか。

仮面ライダーが好きな、やんちゃ坊主でしたね。僕は「仮面ライダー電王」を見てました。それでいつも”見えない敵”と戦ってました。

――それは友だちと戦いごっこをするというわけではなく…

はい、一人だけ別の世界、電王の世界にいるんですね。一人で「オレ、参上!」とか言ったりして戦ってました。ライダーの人形も使って戦わせたりして。

――休日は何をしていますか?

最近はスポーツはあまりできなくて、家に引きこもってます。ドラマや映画を観て過ごすことが多いですね。

――最近ハマってることは何かありますか?

ビールを飲むのが好きなんです。まだ味の違いがよくわからないので、色々飲んでますが全部好きです。一人で飲むことが多いですけど、(タイクーン役の)佐藤(瑠雅)くんと撮影所近くの居酒屋へ一緒に行ったりもします。佐藤くんとは芝居の話をしたり、プライベートな話も。佐藤くんがアニメが好きなので色々勧められるんですよ。僕は詳しくないので、聞いてるだけですけど(笑)

――今、デザイアカードに簡さんが書けるとしたら、どんな願いを書きますか?

野球が好きなので、ちょっと前は「大谷翔平選手になりたい」だったんですけど。今はちょっと変わって「スーパースターになりたい」ですね。あと体を動かすのが好きなので、運動神経がめちゃくちゃよくなりたいとか叶えたいですね。全スポーツできるとか。

――まだまだ続くテレビシリーズの、今後の見どころはどんな部分でしょうか。

英寿が”デザ神”であり続けるのか、お母さんと会えるのか…ですかね。

――映画で印象的だったシーンはありますか?

スタジアムで龍騎の人たちと変身するシーンはめちゃくちゃシビれました。気持ちが入りましたし隣に一輝とバイスもいたんで、「これから戦うんだ」って気持ちになりました。

――今回の映画の見どころはどんなところでしょうか。

ギーツ、リバイス、龍騎、この3つの世界が合わさることで起こる良い化学反応や、仮面ライダー同士が戦うバトルロワイヤルも新鮮ですし、リバイスの本当のラストだったりと、見どころは色々あります!

――簡さん自身の今後の目標を教えてください。

これからも第一線で活躍する俳優になることです、でもとりあえず来年の目標は、プロ野球の始球式でぜひ投げたいです。130キロ出しちゃおうかな、みたいな。

映画の情報はこちらからチェック!

リバイス“最後の物語”とライダーバトルの2部構成! 映画『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』
第1部は「仮面ライダーリバイス」温泉旅行からスタート テレビシリーズ最終回で、みんなの前から姿を消してしまったバイス。そん...

 

映画『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』

2022年12月23日(金)より全国公開

<キャスト>

簡 秀吉 前田拳太郎 木村 昴(声の出演)

佐藤瑠雅 星乃夢奈 杢代和人 青島 心/北村諒

日向 亘 井本彩花 濱尾ノリタカ 浅倉 唯 八条院蔵人

小松準弥 伊藤美来(声の出演)

須賀貴匡 松⽥悟志 萩野崇 ⼤貫勇輔 池⽥鉄洋 ⼭崎⼀

(声の出演)堀川りょう 神⾕浩史 ⻑⾕川雅紀(錦鯉)

忍成修吾/ 映美くらら 戸次重幸

原作: 石ノ森章太郎 脚本: 高橋悠也 木下半太 監督: 柴﨑貴行 音楽: 佐橋俊彦 中川幸太郎 

アクション監督: 宮崎 剛 藤田 慧 特撮監督: 佛田 洋 

主題歌:「Change my future」倖田來未

公式Twitter: https://twitter.com/toeiHERO_movie 

公式ホームページ: https://kamenrider-winter.com/

「ギーツ/リバイス」製作委員会 c石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

取材・文/苗代みほ 撮影/廣江雅美

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