トマトは離乳食初期からOK!皮や種の下処理や保存方法・時期別離乳食レシピを紹介

トマトは離乳食初期から食べられる!

トマトはビタミンC、βカロチンを多く含み栄養価の高い食材なので、積極的に取り入れたいもの。皮や種を取り除けば離乳食初期からOKな食材です。

ミニトマトも初期から

ミニトマトも甘みがあり、赤ちゃんにとって食べやすいです。普通のトマトと同様に皮と種が残りやすいので取り除きます。 そのまま与えてしまうとのどに詰まることがあるので、必ずカットして与えましょう。

下ごしらえと保存方法

トマトの下ごしらえ(皮や種の取り方)

初期中期では舌触りが悪く飲み込みにくいため、種や皮を必ず取り除きます。ある程度の固さが大丈夫になってきたら少しずつ加えて練習します。
食べ初めは裏ごししてお湯でのばしたものを与えましょう。初めは赤ちゃんにとってなれない酸味があるため、おかゆや甘みのある野菜と合わせて食べるのもおすすめ。 塩分無添加のトマト缶やペーストも使いやすいです。

トマトの湯剥きは、皮に少し切れ目を入れて熱湯にくぐらせると剥きやすくなります。切れ目をいれて電子レンジで20秒加熱しても皮がむけます。初期ではカットしてから裏ごしにすると、皮と種がとりやすいですよ。

ちなみに、ミニトマトはそのまま冷凍すると、解凍する際に皮が簡単に剥けます。

トマトの冷凍保存

湯剥きして種を取り除き、カットした状態で冷凍します。トマトソースなど多めに作った場合は袋にいれて平らに伸ばし、菜箸などで筋目をいれて冷凍すると、使う分だけ割って使うことができて便利です。

離乳食初期|トマトのレシピ

 ミニトマトがゆ

◆材料

ミニトマト 2個
10倍がゆ ごはん大さじ1杯分

◆作り方

1.ヘタを取ったトマトを水を入れた器に入れてレンジで20秒加熱し、皮と種を取り除き、すりつぶします。

2. 10倍かゆにのせて出来上がり。

 

離乳食中期|トマトのレシピ

 トマトのチーズ焼き

◆材料

トマト中玉 1/2個
スライスチーズ 1/4枚
パセリ 少々

◆作り方

1.中玉トマト半分をスライスして種と皮を取り除きます

2.耐熱皿に並べてスライスチーズ4分の1枚をちぎって上に載せ、オーブントースターで2分半加熱します。

3.チーズとトマトがやわらかくなったら出来上がり。トマトとチーズを混ぜながら与えましょう。

 

離乳食後期|トマトのレシピ

 ミネストローネ

◆材料

じゃがいも10g
人参10g
玉ねぎ10g
鶏ひき肉10g
トマト缶 大さじ2
砂糖 少々

◆作り方

1.野菜をさいの目に切り、鍋に鶏ひき肉とひたひたになるくらいまで水を加え人参がやわらかくなるまで煮込みます。

2.あくを取り除き、トマト缶大さじ2を加えさらに10分コトコト煮ます。酸味が気になる場合は砂糖少々加えて味を調えます。

人肌くらいの温度にして食べさせましょう。

記事監修

野村 泉|栄養士・幼児食アドバイザー

病院内にて妊産婦・乳幼児の栄養指導に従事。東京・小金井市のもぐもぐ子ども調理室にてレシピ監修、講義サポート、離乳食・幼児食講座を担当。

離乳食のトマトに関する体験談

HugKum編集部では、1~2歳の子供がいるママやパパを対象に、離乳食のトマトに関するアンケートを実施しました。まずは、離乳食でトマトを食べたお子さんの様子について聞いてみました。

Q.離乳食でお子様はトマトを好んで食べてくれましたか?

約40%のお子さんは喜んで食べ、70%以上のお子さんが食べられたと回答しています。トマトはお子さんが好む食材のようですね。
赤い色もおいしそうに見えるのかもしれません。甘いトマトを選ぶのもポイントです。

「おいしかったようで、パクパクたべていました!」(30代・愛知県・子ども1人)
「酸っぱい感じの顔も無く、持っていけば口を空けて食べてくれました。できるだけ甘そうなミニトマトを使用したから食べてくれたのかもしれません。」(30代・兵庫県・子ども1人)
「赤いものが好きで今では機嫌が悪いときに食べさせると、おとなしくなってくれます。」(30代・青森県・子ども1人)
「種を食べさせてはいけないと思っていたので、皮や小さい種をすべて取り除いて潰すのが大変だった。」(30代・神奈川県・子ども2人)
「最初は嫌がったが、慣れて今では苦手そうなものもトマトを混ぜれば食べらことが多い」(20代・福岡県・子ども1人)
「トマト味が好きなようで、トマトスープにすると他の野菜もよく食べてくれた。」(30代・群馬県・子ども1人)
「トマトは種や皮を取るのが大変なので、塩や砂糖が入っていない甘いトマトジュースを使って離乳食を作った。」(30代・新潟県・子ども1人)
「自分で作るとどうしてもクセが残るようで、全くダメだった。市販のベビーフードのトマトソースなどで食べさせた」(40代・東京都・子ども1人)

「おいしそうに食べている」「最初はいやがったが慣れた」などポジティブな意見が目立ちます。一方で「種を取るのが大変」という意見も。トマトが食べられるとメニューの幅がぐんと広がります。
いそがしいときには無塩のトマトジュースや市販のベビーフードも利用して、離乳食のトマトメニューを充実させてみてください。

 

構成/HugKum編集部 写真/田中麻衣

 

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