ぺこ&りゅうちぇる夫婦が語る!「クレヨンしんちゃん」野原家の子育て論のすばらしさ!

撮影/磯部正和

ゴールデンウィーク映画として多くのファンから愛されている『映画クレヨンしんちゃん』シリーズ。第27弾となる最新作『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~』(4月19日公開)では、タレントのぺこ&りゅうちぇるが、新婚ラブラブカップルとして本人役で出演。作品を観て「夢のようだった」と大感激したという二人に、ひろしとみさえの夫婦の愛をはじめ、しんちゃんやひまわりなど家族の絆も描かれている本作を通して強く感じたことを語っていただきました。

©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2019

本人役だからキャラクターもぺこ&りゅうちぇるそのもの

――本人役として歴史ある『映画クレヨンしんちゃん』に出演されると聞いたときはどんな思いでしたか?
ぺこ:お話しをいただいたときは、どんな役なのか聞いていなかったので、本人役と知ったときは信じられないような気持ちでした。

りゅうちぇる:本当にびっくりしました。同時に僕らが『クレヨンしんちゃん』の世界に入ってしまうことがおこがましいんじゃないかという思いもあったんです。でもイラストを見せていただいたら、すごく僕らに似ていて、とても嬉しくなりました。

©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2019

――キャラクターもお二人にそっくりで可愛らしかったですね。
りゅうちぇる:僕が金髪ロン毛で、ぺこりんが赤髪というところまで忠実に再現していただいて、しかもひろしやみさえと同じスクリーンにいることが信じられなかったです。
ぺこ:夢のよう時間でした。一生の自慢になります!

撮影/磯部正和

――野原家には憧れがあったとお聞きましたが。
ぺこ:私もママになったので、みさえのママぶりは尊敬しちゃいます。しんちゃんというスーパーやんちゃな男の子が私の子だったらどうしたらいいのか悩んでしまいそうですが、しっかり受け止めて愛情たっぷりに育てているんです。私もみさえみたいなママになりたいです。

りゅうちぇる:今回の映画は、ひろしとみさえの夫婦の絆や、家族の絆が試されるんですよね。改めて本当に素敵な家族だなと思いました。僕もぺこりんがママになっても、一人の女性として想うことは大切にしています。この映画を観て、よりその気持ちが強くなりました。

ひろしって可愛いですよね。他の女の人に目移りしてしまうこともありますが、みさえを喜ばせようとする姿はキュートです。家族思いで素敵なパパ。僕もパパになってひろしの魅力をより感じました。

撮影/磯部正和

――お二人も新米パパママだと思いますが、野原家の子育てにはどんな印象を持っていますか?
ぺこ:自由奔放に育てているのがすごい! もし私だったら、しんちゃんみたいにお尻を出したりしたら雷を落としてしまうと思う(笑)。みさえも怒りますが、心からしんちゃんを愛していて、個性をつぶさないように育てていると感じるんです。すごく格好いいですよね。

うちの子も8カ月になって最近ようやく自我が出てきたんです。嫌なものは嫌と言うようになりました。なるべく子供がしたいことを尊重しながら見守っていきたいと思っています。

りゅうちぇる:本当にいろいろな感情を表現してくれるようになってきたので、ぺこりんが言っているように、どうやったら個性を活かしながら子育ができるか……というのがこれから大事になっていくと思います。その意味で、野原家はすごく自由に子育てをしていながらも、いろいろなこともしっかり教えているように感じられるので理想ですよね。

©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2019

赤ちゃんがいる生活は、人生で一番楽しい時間

撮影/磯部正和 スタイリスト/曽我一平 ヘアメイク/megu

――お子さんが生まれてから8カ月、振り返ってみてどんな時間でしたか?
ぺこ:やっぱり眠たいし、決して楽ではなかったですが、赤ちゃんがいる生活はとても楽しいです! でもそれはりゅうちぇるが助けてくれたからだと思います。赤ちゃんを優先するのは当たり前なのですが、そのためには私のことをとても大切にしてくれるんです。すごく優しさを感じました。

りゅうちぇる:いままでの人生のなかで一番楽しくて幸せな時間でした。そしてこれからもっと幸せが待っているという自信も持てました。出産前は「子育てって大変」という話をよく聞きました。もちろん大変なことはたくさんありますが「やらなければいけない」という義務感が一切ないんです。子育ては二人でやるものだし、力を合わせてやれば大変なことも楽しさに変えられます。

――子育をしていて印象に残ったエピソードはありますか?
ぺこ:私は23歳で子供を産んだのですが、地元でもないし、ママ友もいなく保育園にも預けていないので、これまでうちの赤ちゃんが他の赤ちゃんと一緒にいることがなかったんです。でも先日、実家に帰ったとき、甥っ子とその友達のなかにうちの子が入っていくと、すごく楽しそうに目を輝かせていたんです。子供同士の刺激ってすごいんだなと思って、最近子育てセンターに行くようになりました。そこで同じぐらいの子供たちのなかに入ると、自分の子の個性も見えてきたし、そのときの表情がすごく印象に残っています。

りゅうちぇる:生まれる前は「こういう親になるんだ」とか「こういうことを教えよう」と思っていたのですが、実際生まれてくると、子供から教わることも多いんです。その感覚はすごく印象に残っています。息子が僕をパパにしてくれるんですよね。

©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2019

――子育てをして自分の気づきになったことはありますか?
ぺこ:先ほども話しましたが、人と交流することの大切さを学びました。私は人見知りであまり友達とかも作りたくないと思っていたのですが、子供を通して、人と交流することがこんなにも楽しいんだと気づかせてもらいました。

りゅうちぇる:親という立場になると年齢とか関係なくコミュニケーションができるんですよね。そのなかから、いろいろな人と接することの楽しみも出てきましたし、自分の子供以外の接し方もスムーズになっていきました。

――お子さんが大きくなったとき、この映画を見せるのが楽しみですね。
ぺこ:最初はなにも言わずに見せたいですね。気づいてくれるかな(笑)。でもこの作品に出られたことは一生の誇りです。

りゅうちぇる:最初にこの映画のお話しを聞いたとき、まず自分の子供が大きくなったら喜んでくれるかなと思いました。こうして作品に自分たちの名前で出演できるというのは、本当にすごいことだと実感しています。

©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2019

 

『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~』

新婚旅行に行っていないひろしとみさえ。ある日、野原家一家全員で、オーストラリアの秘境“グレートババァブリーフ島”への激安新婚旅行ツアーへ出掛けることに。ところが、現地に着いてから、突如ひろしが失踪してしまう!

4月19日より全国ロードショー
監督:橋本昌和
声の出演:小林由美子、ならはしみき、森川智之、こおろぎさとみ…ほか
声の特別出演:木南晴夏、小島よしお、ぺこ・りゅうちぇる…ほか
公式HP:www.shinchan-movie.com

取材・文・撮影/磯部正和

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