目次
トリニダード・トバゴってどんな国?
カリブ海に浮かぶ島「トリニダード・トバゴ」は、いったいどんな国なのでしょうか。特徴や観光スポットなどについて、これから見ていきましょう。
トリニダード・トバゴ基本情報
まずは、トリニダード・トバゴの正式な国名や首都、場所などの基本情報を見ていきましょう。
国名
正式な国名は、「トリニダード・トバゴ共和国」といいます。
首都
首都は、ポート・オブ・スペインです。
場所

トリニダード・トバゴはカリブ最南端に位置する島です。近くには、ベネズエラやガイアナがあります。
日本との時差
日本とトリニダード・トバゴとの時差は13時間で、日本のほうが13時間進んでいます。たとえば日本が午後13時だとすると、トリニダード・トバゴは午前0時となります。
面積
トリニダード・トバゴの面積は5,130平方キロメートルです。これは千葉県よりやや大きい面積です。
エリア
トリニダード・トバゴは、トリニダード島とトバゴ島の2つの島から成る国です。以下の14の行政区に分けられています。
・トバゴ
・ポートオブスペイン
・ディエゴ・マーティン
・サン・ファン=ラヴェンティル
・チュナプア=ピアコアリマ
・サングレ・グランデ
・チャグアナス
・クーバ=タバキテ=タルパロ
・リオ・クラロ=マヤロ
・プリンセス・タウン
・サンフェルナンド
・ペナル=デベ
・ポイント・フォーティン
・シバリア
人口
トリニダード・トバゴの人口は153万人(2022年/世銀)です。これは、鹿児島県の人口よりも少し少ない数となります。
言語・公用語
トリニダード・トバゴの公用語は英語です。そのほかヒンディー語、フランス語、スペイン語、トリニダード・クレオール語などが使われています。
通貨
トリニダード・トバゴの通貨単位はトリニダード・トバゴ・ドルです。日本円にすると、1トリニダード・トバゴ・ドルは23.13円です(2025年12月22日現在)。
宗教

トリニダード・トバゴの人々が信仰する宗教は、キリスト教(カトリック、英国国教会等)、ヒンドゥー教、イスラム教などです。
歴史
1498年 コロンブスによってトリニダード島が発見される
1596年 英国人によってトバゴ島が発見される
1889年 英国植民地となる(トリニダード島、トバゴ島合併)
1956年 英国自治領となる
1962年 独立する
1976年 共和制に移行する
天気・気候
トリニダード・トバゴの気候は熱帯性気候で、乾季と雨季の2つの季節があります。年間を通じて高温で、雨季には毎日のようにスコールが発生するのが特徴です。
トリニダード・トバゴの都市ピアルコと、日本の東京をくらべると、トリニダード・トバゴのほうが気温が一定していて暑く、最高気温が年中通じて30℃前後、降水量が日本より多い傾向にあります。
トリニダード・トバゴの治安・住みやすさ
トリニダード・トバゴの治安や住みやすさについて解説します。
治安は安定していない
現在(2025年12月)、外務省による危険情報によると、全土にレベル1「十分注意してください」が設定されています。これは各地で凶悪犯罪の発生率が高く、銃器等を使用した殺人や強盗などの凶悪犯罪が頻発しているためです。
住みやすいとはいえない
トリニダード・トバゴ全土の治安があまりよくないこともあり、住みやすいとはいえないでしょう。
トリニダード・トバゴの見どころ・観光
トリニダード・トバゴの観光名所をご紹介しましょう。
カロニ湿原 バード・サンクチュアリ

「カロニ湿原」は、首都・ポートオブスペインにある湿原です。この湿原には、マングローブ林、沼地、干潟があり、海水と淡水の両方の生物を見ることができます。見どころは、国鳥に指定されている赤い鳥・スカーレットアイビス。夕方、真っ赤な鳥が群れを成して巣に帰る様子は圧巻です。
ハチドリ園・イレット

ポートオブスペインにある「イレット」は、個人宅のハチドリ園です。一般に開放されていて、ツアーにも組まれているほど人気です。ここではトリニダード島に生息する16種類のハチドリのうち、13種類が見られます。
ピジョン・ポイントビーチ

ピジョン・ポイントビーチは、トバゴ島にあるリゾートスポットです。美しい海で、海水浴やマリンスポーツを楽しめます。また、底がガラスになっているグラスボトムボートで色とりどりのサンゴ礁を鑑賞できたり、海の中の浅瀬の「ナイロンプール」も堪能できたりするのも魅力です。
マグニフィセント・セヴン 壮麗なる7軒
マグニフィセント・セブンは、ポートオブスペインにある7つの大邸宅です。この大邸宅は、トリニダード・トバゴがイギリスの植民地だった1904年~1910年にかけて建てられました。ムーア様式、イタリア様式、ネオロマネスク様式、フランス様式、ビクトリア様式などの異なったスタイルの建築様式を見ることができます。
トリニダード・トバゴの特徴・有名なもの
観光スポット以外の、トリニダード・トバゴで特徴的なものや有名なものを紹介していきましょう。
国名の由来
トリニダード・トバゴの国名は、国を構成するトリニダード島とトバゴ島の2つの島の名前をあわせたものです。トリニダード島の名前は、島を発見したコロンブスが島にある3つの山を見てスペイン語で「トリニダッド丘陵」と名付けたことからきています。トバゴ島の名前は、先住インディオの言葉で「丘陵地」に由来するものといわれています。
国旗の意味
トリニダード・トバゴの国旗には、赤、黒、白の色が使われています。地色の赤は、資源と国民の活力そして太陽の恵みを表しているのだそうです。また黒い斜線は献身・団結・力と富を、二本の白い線は、トリニダード島とトバゴ島の二つの島を表していて、総合的に「海と人種の平等と向上心」を意味しています。
鳥
トリニダード・トバゴを語るうえではずせないのが「鳥」です。国内には、約430種類もの鳥が生息しています。なかでも国鳥となっているスカーレットアイビスは、真っ赤な体と長いくちばしが特徴の美しい鳥です。
スチールパン

トリニダード・トバゴの音楽には、ダンス音楽の「カリプソ」とインド系の音楽の「ソカ」があります。これらの音楽を盛り上げるのに欠かせない楽器がスチールパンです。スチールパンはドラム缶の底を加工して音階をつくり、先端にゴムが巻かれた「マレット」というバチで叩くと音が出る打楽器です。このスチールパンは、「20世紀最後にして最大のアコースティック楽器」と称されています。
トリニダード・カーニバル
トリニダード・カーニバルは、ブラジルの「リオのカーニバル」、イタリアの「ベネチアのカーニバル」に並ぶ3大カーニバルのひとつです。毎年2月から3月にかけて、ポートオブスペインで開催されます。音楽コンテストやスチールパンのコンテストも開催され、国中がにぎわいます。
野鳥やカーニバルが魅力的な国「トリニダード・トバゴ」
トリニダード・トバゴは、多様な自然と文化が融合した魅力的な国です。カロニ湿原やハチドリ園、ピジョン・ポイントビーチといった観光名所がたくさんあり、美しい自然や豊かな生態系を堪能できます。またスチールパンの軽やかな音楽に触れたり、世界的に有名なトリニダード・カーニバルに参加したりするのもおすすめです。かんたんに行ける国ではありませんが、機会があればぜひトリニダード・トバゴを訪れて、その魅力を体感してみてくださいね。
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文・構成/HugKum編集部
