トルクメニスタン基本情報
まずは、トルクメニスタンの正式な国名や首都、場所などの基本情報を見ていきましょう。
国名
正式な国名は、「トルクメニスタン」といいます。
首都
首都は、アシガバートです。
場所

トルクメニスタンは中央アジア南西部に位置する国で、広大なカラクム砂漠が国土の大半を占めます。アフガニスタン、イラン、ウズベキスタン、カザフスタンと国境を接しています。
日本との時差
日本とトルクメニスタンとの時差は6時間で、日本のほうが6時間進んでいます。たとえば日本が午前6時だとすると、トルクメニスタンは午前0時となります。
面積
トルクメニスタンの面積は、48万8,000平方キロメートルです。これは、日本の約1.3倍の大きさとなります。
エリア
トルクメニスタンは5つの州と、首都のアシガバート市で構成されている国です。5つの州は以下のとおりです。
・アハル州
・バルカン州
・ダショグズ州
・レバプ州
・マル州
人口
トルクメニスタンの人口は、650万人(2023年:国連人口基金)です。これは千葉県の人口よりも少し多い数となります。
言語・公用語
トルクメニスタンの公用語は、トルクメン語です。ロシア語も広く通用します。
通貨
トルクメニスタンの通貨単位はトルクメニスタン・マナトです。日本円にすると、1トルクメニスタン・マナトは44.53円です(2025年12月25日現在)。
宗教

トルクメニスタンの人々が信仰する宗教は、おもにイスラム教スンニ派です。
歴史
8世紀~10世紀頃 トルクメン民族の起源とされるオグズ族が、アラル海付近のステップ地帯を中心に中央アジア地域に展開
10世紀 オグズ族の他称として「トルクマーン」が使用される
14世紀~16世紀 現在のトルクメン諸部族の形成が進む
1885年 トルクメン諸部族のほとんどを帝政ロシアが支配下におく
1918年 ロシア連邦共和国の一部として、トルキスタン自治ソビエト社会主義共和国が成立
1924年 ソ連の民族共和国境界画定によって、トルクメン・ソビエト社会主義共和国が成立
1990年 共和国主権を宣言
1991年 共和国独立を宣言
天気・気候
トルクメニスタンの気候は大陸性気候で、一年の中で夏と冬での寒暖差が激しいのが特徴となっています。
トルクメニスタンの首都・アシガバートと日本の首都・東京を比べると、トルクメニスタンのほうが最高気温が高く、夏には40℃になることもあります。ただし湿度が低いため、カラッとした暑さに感じられます。また、降水量は東京よりもぐんと少ないのも特徴といえます。
トルクメニスタンの治安・住みやすさ
トルクメニスタンの治安や住みやすさを解説していきましょう。
治安は安定している
トルクメニスタンの治安は、近隣の国に比べて安定しています。ただし置き引きなどの軽犯罪が発生しているため、旅行する際には注意が必要です。
住みやすさはよい
トルクメニスタン全土の治安は安定しており、トルクメニスタンの人々は穏やかな国民性であることから、住みやすいといえるでしょう。ただし国境を接するイランやアフガニスタンなどの情勢が悪化すれば、治安が悪くなることもあります。
トルクメニスタンの見どころ・観光
トルクメニスタンの観光名所をご紹介しましょう。
地獄の門

「地獄の門」とは、1971年に天然ガスの発掘調査中に起きた事故が原因であいた巨大な穴です。この穴の大きさは、なんと直径70メートル、深さ30メートルもあります。穴から放出される有毒ガスを食い止めようと火をつけたものの、可燃性のガスが絶え間なく出ているため、轟々と燃え続けています。
メルブ遺跡

メルブ遺跡は、カラクム砂漠のなかにある中央アジア最大の遺跡です。かつてここは、シルクロード随一のオアシス都市として栄えていたとされています。また仏像や仏教遺跡が見つかっていることから、仏教が伝わった場所とも考えられています。
この遺跡の見どころは、中心的建物である「大キズカラ」です。大キズカラは、6世紀から7世紀頃のササン朝末期の有力者の住居(城跡)で、高さ20mもあります。内部にはほとんどなにも残っていませんが、美しいメルブ様式の外壁を見ることができます。なおメルブ遺跡は、1999年に「古代メルフ」として世界遺産に登録されています。
アレム文化娯楽センター

アレム文化娯楽センターの目玉は、世界最大の観覧車があることです。この観覧車の名前は「Alem(アレム)」で、宇宙を意味します。その名のとおり、高さ47.6mと巨大で宇宙的規模です。デザインも魅力的で、白色と金色を基調とし、骨組みまでほとんどすべてが大理石でつくられています。
クフナ・ウルゲンチ

ウズベキスタンとの国境にある街「クフナ・ウルゲンチ」。ここは12~13世紀にかけての、シルクロード最大級の都市のひとつとされ、ホラズム・シャー朝の首都として栄えていた街です。
ここには、シルクロード時代の遺跡群があります。かつての王様のお墓や、中央アジアで一番の高さを誇るミナレット「クトルグティムールミナレット」「トレベクハニム廟」が見どころです。クフナ・ウルゲンチは、2005年に世界遺産に登録されています。
トルクメニスタンの特徴・有名なもの
観光スポット以外の、トルクメニスタンで特徴的なものや有名なものを紹介します。
国名の由来
国名の「トルクメニスタン」は、 「トルコ人のような」という意味のトルクメン人に由来します。語尾の「スタン」には「トルコ系の人々の国」という意味があります。
国旗の意味
トルクメニスタンの国旗は、「グル」と呼ばれる装飾文様と、三日月と星が印象的です。それぞれに意味があり、グルの5つの文様は、代表的な5部族を表しています。三日月と星は、イスラム教のシンボルです。地色の緑は、イスラムの聖なる色とされています。
民族衣装

トルクメニスタンの民族衣装は、刺繍が特徴的です。大人の男性の民族衣装「カルマズドン」は、襟に刺繍が施されています。この刺繍の柄で、所属している部族や集団などを見分けられるのだそうです。
トルクメン人の伝統衣装の色は、赤、黒、黄、白が基本となっており、女性の衣装には美しいな刺繍が施されているのが特徴的です。女性の伝統衣装の上衣の地色は年齢を重ねるごとに変化し、黒から黄、白に変わっていきます。
ギネス記録
トルクメニスタンには、ギネス記録をもつものがたくさんあります。前述した観覧車をはじめ、「世界最大の星形建造物」「世界一高い旗ざお」「世界最長のカーペット」などがギネス記録を持っているのも特徴です。
ギネス記録をたくさんもつ国「トルクメニスタン」
トルクメニスタンは、中央アジアに位置する独特な魅力を持つ国です。ここには豊かな歴史と文化、そして数多くの観光スポットがあります。燃え続ける「地獄の門」、中央アジア最大の遺跡「メルブ遺跡」、世界最大の観覧車がある「アレム文化娯楽センター」などでは、歴史と自然の壮大さを感じられます。また国旗や民族衣装、ギネス記録に登録された数々の建造物なども、文化的な豊かさを象徴しています。機会があればぜひ、トルクメニスタンを訪れてみてください。
こちらの記事もおすすめ
文・構成/HugKum編集部
