ナイジェリアってどんな国?
アフリカ大陸にある「ナイジェリア」は、広い国土を持ち、アフリカでも特に多くの人口を有する国です。どんな特徴や観光スポットがあるのか、これから見ていきましょう。
ナイジェリア基本情報
まずは、ナイジェリアの正式な国名や首都、場所などといった基本情報を見ていきましょう。
国名
正式な国名は、「ナイジェリア連邦共和国」といいます。
首都
首都は、アブジャです。
場所
ナイジェリアは西アフリカ沿岸部にある国です。隣接する国はニジェール、カメルーン、ベナンで、南はギニア湾に面しています。

日本との時差
日本とナイジェリアとの時差は8時間で、日本のほうが8時間進んでいます。たとえば日本が午前8時だとすると、ナイジェリアは午前0時となります。
面積
ナイジェリアの面積は、923,773平方キロメートルです。これは、日本の約2.5倍もの大きさとなります。
エリア
ナイジェリアには多くの民族が住んでいます。なかでも「ハウサ族」「イボ族」「ヨルバ族」という3大民族があり、それぞれが住む地域で、3つのエリアに分けることができます。
・ハウサ族地域
・イボ族地域
・ヨルバ族地域
人口
ナイジェリアの人口は、2億3,268万人(2024年:世銀)です。これは、日本の人口より約1.9倍多い数となります。
言語・公用語
ナイジェリアの公用語はナイジェリアの公用語は英語です。他に主要な言語としてハウサ語、ヨルバ語、イボ語などがあります。
通貨
ナイジェリアの通貨単位はナイラです。日本円にすると、1ナイラは0.11円です(2026年1月現在)。
宗教
ナイジェリアの人々が信仰する宗教は、イスラム教、キリスト教、伝統宗教です。

歴史
11世紀頃からカネム、ボルノ、ベニン、オヨなどの諸王国が建設され、ハウサ都市国家群が形成される
1861年 ラゴスが英国により植民地に併合
1900年 英国により北部ナイジェリア保護領と南部ナイジェリア保護領が設立
1906年 英国によりラゴス植民地と南部ナイジェリア保護領が統合
1914年 英国により南北ナイジェリア植民地が統合され英領ナイジェリアが設立
1960年 英国から独立
1963年 共和制移行
天気・気候
ナイジェリアの気候は地域によって異なり、熱帯雨林気候、サバンナ気候、乾燥気候が存在します。
ナイジェリアの都市・ラゴスと日本の首都・東京を比べると、ラゴスのほうが気温が一定していて暑く、最高気温が年中通じて30℃前後、降水量が多い傾向にあります。
ナイジェリアの治安・住みやすさ
ナイジェリアの治安や、住みやすさを解説していきましょう。
治安は安定していない
2026年1月時点で、外務省から全土に危険情報が出されています。なかには最大の警戒を要する「退避してください」「渡航を取りやめてください」が設定されている地域もあります。テロ事件や外国人の誘拐事件等が発生する可能性が高く、治安は安定しているとはいえません。
住みやすいとはいえない
ナイジェリア全土の治安が悪いこともあり、住みやすいとはいえないでしょう。
ナイジェリアの見どころ・観光
ここからは、ナイジェリアの観光名所をご紹介しましょう。
アブジャ国立モスク

首都・アブジャにある「アブジャ国立モスク」は、ナイジェリアを代表するモスクです。このモスクは1984年に建てられました。上部が黄金色に輝き、4つの尖塔に囲まれているのが特徴的です。会衆の祈りのときを除けば、非イスラム教徒でも入ることができます。
スクルの文化的景観
スクルの文化的景観は、農業と製鉄業を生業としている農業と製鉄業を生業とする小部族・スクルによって形成される集落です。この集落は、花崗岩の石壁に囲まれているのが特徴です。また丘の上に造られた首長の宮殿跡や、製鉄のための溶鉱炉や穀物倉庫、祭祀のための施設の遺構が見どころです。1999年には、世界遺産に登録されました。
オシュン=オショグボの聖なる木立
「オシュン=オショグボの聖なる木立」も、ナイジェリアにある世界遺産です。ここは、ヨルバ人が豊穣の女神である「オシュン」が住む場所と崇めていた原生林です。現在ではオシュンへの信仰は衰退してしまいましたが、祭壇場や、木・石を使ったオブジェが点在し、不思議な空間となっています。

ソート・ピラミッド・アート・センター
アブジャにある「ソート・ピラミッド・アート・センター」は、さまざまな美術品が展示されているアートギャラリーです。ここにはナイジェリアの日々を描いた作品や、抽象・表現主義の作品、昔の人々の写真なども飾られています。
レッキ・コンサベーション・センター
「レッキ コンサベーション センター」は、ラゴスにある自然保護公園です。ここでは、さまざまな動物・植物を間近で見ることができます。猿やワニ、ヘビ、クジャクなどがその例です。また公園内につり橋が架けられているため、散策しながら冒険気分が味わえます。
ナイジェリアの特徴・有名なもの
観光スポット以外の、ナイジェリアで特徴的なものや有名なものを紹介していきましょう。
国名の由来
ナイジェリアの国名は、国内に流れるニジェール川を英語読みしたのが由来です。ニジェールには「大きな川」という意味があります。
国旗の意味
ナイジェリアの国旗は、緑色と白色で構成されています。緑色は国の主要産業である農業と森林を、白色は平和を表しています。国旗の3つの帯は、国全体の統一と発展を象徴しています。
映画産業がさかん

ナイジェリアで有名なものといえば、映画です。年間2000本以上もの映画が作られており、この年間制作本数は世界でも有数といわれています。ナイジェリアで作られた映画や映画産業は、アメリカの「ハリウッド」、インドの「ポリウッド」にちなんで、「ノリウッド(Nollywood)」と呼ばれています。また、カノという都市は「カニウッド」と呼ばれるそうです。
ノリウッドの映画のテーマには、社会悪を扱うものが多いのだとか。しかしそのような映画でも、最後はハッピーエンドで終わるストーリーのようです。
タブーな行動がある
日本ではよい意味がある所作や行動でも、ナイジェリアではタブーとされているものがあります。
ナイジェリアでは、親指を立てることは不適切あるいは攻撃的な意味を持つことがあります。地域によっては、侮辱と見なされることもあるため注意しましょう。
また、左手での物の受け渡しをすることもタブーです。ナイジェリアでは左手は不潔とされる行為に使われることが多いことから、食事をするときや物を渡すときに左手は使いません。さらに、頭をなでる行為もNGとされています。
カカオ豆

ナイジェリアは、チョコレートやココアなどの原料となるカカオ豆の生産でも有名です。2022年のデータによると、280,000トンもの量を生産し、世界第6位となっています。
世界遺産や映画が魅力的な国「ナイジェリア」
アフリカで最も多くの人口を有し、広大な国土を誇るナイジェリアは、その地理的多様性と歴史的背景から、さまざまな見どころが存在します。壮麗な「アブジャ国立モスク」、スクルの文化的景観やオシュン=オショグボの聖なる木立といった世界遺産も魅力的です。
また、カカオ豆の生産量が世界第4位であることから、チョコレートやココアの原料供給国としても重要です。アフリカの大国ナイジェリアの魅力に触れてみてくださいね。
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文・構成/HugKum編集部
