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怪盗キッドにフィルムが盗まれた!?試写会ナシ!前代未聞の本作が4月12日(金)より劇場公開開始!
怪盗キッドの手によってフィルムが盗まれてしまい、コナン史上初の事前試写会がないというシリーズ史上、前代未聞の本作。そんな最新作の貴重な「公開直前!スペシャルファンミーティング」が一足早い、4月7日(日)に開催されました!豪華声優&キャストが勢揃いしたイベントレポートを写真たっぷりにお届けします♪
大泉洋が登場!コナン&キッド、豪華声優陣も登場すると会場には黄色い歓声が!
多くのコナンファンたちが集まった、ベルサール渋谷ファーストで開催された本イベント。全国9都市9劇場にて生中継もされるなか、ステージ上に江戸川コナン役の高山みなみ、毛利蘭役の山崎和佳奈、怪盗キッド役の山口勝平、服部平次役の堀川りょう、そして今回スペシャルゲストとして川添善久刑事を演じる大泉洋が一挙登場すると、会場は大興奮…!
桜吹雪が舞う花道をそれぞれがランウェイし、360度のセンターステージへ移動して四方へそれぞれ板付くと、至近距離のキャストたちにファンからはさらにアツイ歓声がおくられます。
声優やファンが完成を観られない前代未聞のファンミーティングに客席は大盛り上がり!
試写会を行わない代わりに、ファンミーティングイベントになったというこの日。江戸川コナン役の高山みなみも「すごくうれしいんですけど、試写会がないので自分もまだ観ていないです」と明かすと、会場からは驚きの声が。
「みんなと一緒に楽しみに待っている状態。(アフレコからは少し時間が経っているが)今が一番絶好調にドキドキしています!」と笑顔でこたえました。
一方、つい数日前に試写を観たという毛利蘭役の山崎さんは「改めて見ると、すごく情報量が多いんです。もう次から次へと最後の最後まで、もうこれを観たら皆さんどう反応するんだろう…?っていうようなお楽しみのシーンが盛りだくさんでした!」と明かしました。
今作での蘭のアクションシーンについても聞かれると「今回は戦うというよりも服部くんと(平次の幼なじみの)和葉ちゃんをすごく応援しています!」と明かし、そう話していると高山さんから「でも驚きのシーンあるよね…?」と気になる発言も飛び出し、会場の全員が固唾を飲む場面も…!
イベントが進むにつれ、ステージはさまざまな掛け合いの応酬に
平次vsキッド
また、劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』(17)以来、実に7年ぶりの映画登場となる高校生探偵の服部平次役を演じた堀川さんは、久しぶりのイベント登場に「今回はいろんなとんでもないところで戦っています(笑)。是非そういうアクションシーンもお楽しみにしていただければ!」と呼びかけました。
また今作で繰り広げられる因縁のある怪盗キッドとの戦いについては「これほど深く、芝居が絡んだところってあまりなかったので、今回が初めてなんです。例によって平次くんは熱いですから、真っ直ぐなところを是非ご覧になって、熱くなってください!」とアピールをしていました。
続いて劇場版『名探偵コナン 紺青の拳』(19)以来、5年ぶりの登場となる怪盗キッド役の山口さんは、この日キッドと同じ真っ白なコーディネートで登場!
「キッドはオリンピック周期くらいでコナンの映画に呼んでもらっているので(笑)、またこの時期がきたのかなと張り切ってやらせていただきました」と語ります。
今回“遂に明かされる、キッドの真実”というキャッチコピーも気になる本作ですが、「台本を読んでいて一番最後まで読んだときに、普通に『えっ?』て声が出ていて、それくらい衝撃的な真実が語られますので…」とビックリ発言。そちらの方も楽しみにしていただきたいと明かしました。
山口vs大泉
さらに山口さんは、今回スペシャルゲストを務めた大泉さんと先日、本作の舞台である北海道・函館へ一緒に行っており、その印象を聞かれると「もう大泉さんは本当に楽しい方でというか、もうこのままの方です(笑)」と告白。
「大泉さんはずっと怪盗キッドの練習をしてました」とエピソードを明かすと、大泉さんも「ついモノマネしちゃうので…、勝平さんといる間に怪盗キッド、できるようになりました」と明言していました。
キッドvs大泉
さらにステージ上にいたキッドの後ろ姿が、自分に似ていることに気づいたようで「結構な天パーだなと(笑)。僕と似ている。背丈も一緒だし、いよいよ私がやった方がいいんじゃないかと思うようになってきました」と語り、実写版をやる際には「私は怪盗キッドで全然いいと思うんですよね、ほぼほぼ同じ声が出せるんじゃないか」と自信を見せると、高山さんから「高校生です…!」と鋭くツッコまれ会場は大きな笑いに包まれました。
北海道が舞台の本作で、まさに適役となったスペシャルゲストの大泉洋
「この辺をコナンくんが壊した、この辺をコナンくんが壊した…」と山口さんと行った函館で延々とぼやいていたという大泉さん。この日も「コナンくんが函館市をめちゃくちゃにするんですよ」とぼやきを語り出し、「ちょっと函館市を破壊しすぎ」と横にいるコナンくんに訴えました。
それを受けて「あれれ?僕がやったのかな・・・?」と高山さんが即興アテレコでとぼけて見せると、大泉さんも「君、よくめちゃくちゃするでしょ。やたら飛ぶサッカーボールをガーンと蹴飛ばしたり、すごい早いスケボーみたいので…あれも壊すんだよ」と言うと、コナンくんも「良い子はマネしちゃいけません!」と言い逃れる見事な掛け合いを披露。その後も大泉さんは「函館市を愛する人間としては、ちょっとだんだん腹立ってきたんです(笑)」とこぼしていました。
また改めて今作のオファーを聞いた時の心境を聞かれた大泉さんは、「舞台が函館というところで、それはもうやらせてくださいと。北海道を舞台にされたら、出るんです!逆に言うと、出てなかったらイラッとする。今回も観て自分が出ていなかったら、延々と私マイナスプロモーションしますから(笑)」と堂々告白し、「もし今回出ていなかったら、初日観てすぐ全部バラしますよ!出ててよかったです」と会場を笑わせました。
さらに大泉さんが演じた川添善久刑事の役柄については「これは色々情報を知って私の娘が言ったことではあるんですけど…『名探偵コナンはみんなかっこいいのに、なんでパパのキャラあんな顔してんの?あんまり見ないキャラじゃない?』と言われたそうで、「そこは製作陣に若干チクッと言っておいた」と面目を保ちたいパパの顔を覗かせる一幕も。
そんな今回の大泉さんのキャラについて聞かれた山口さんは、「味のある、すごい愛嬌のある、僕、今回のキャラの中で一番好きですよ」と語ると、大泉さんも「カッコよくない人のギリギリがんばって褒める時の褒め言葉は『味がある』です(笑)」と反撃。
しかし、そんな大泉さんが『コナンくんを逮捕したかった』と取材で話していたと山口さんに明かされると、「本当はね、涙ながらにコナンくんを逮捕したかった…」と言って隣にいるコナンくんの腕をとって逮捕する即興芝居をサービス満点に披露していました。
コナンくんと平次がお花見?キャスト同士のエピソードも披露
さらにこの会場に来るまでは、全員で一台のバスで移動していたそうで、後ろの席での高山さんたちの会話をこっそり聞いていたという大泉さん。「コナンくんが『お花見やりました?』『どこどこでやったらしいですよ』とか話していて、絶対コナンくんと平次じゃ聞けない会話をしているんですよ!それが私にとってはとても耳得でした。ずっと聞いていたかった」と貴重なエピソードも明かしました。
明かされる、キッド様の衝撃の真実とは――?
今年、連載30周年を迎え累計発行部数は全世界で2.7億部を突破する大人気シリーズ「名探偵コナン」。前作の劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』は興行収入138.8億円を突破しシリーズ史上最高記録を更新したなか、待望の新作となる本作。
劇場版『名探偵コナン 紺青の拳』(19)、劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』(21)で監督を務めた永岡智佳監督が再びメガホンをとり、北海道・函館にある斧江財閥の収蔵庫に怪盗キッドからの予告状が届いたことから、キッドや西の名探偵の服部平次を交えて、幕末を生きた新選組副長・土方歳三にまつわる刀を巡りお宝争奪バトルミステリーを繰り広げます!
本作の大きな見どころは、やはりイベントでも明かされていた“月下の奇術師”と呼ばれる変装の達人・怪盗キッドの明かされる衝撃の真実ですよね。キッドの正体は、亡き父の死因を探るため父の跡を継いで怪盗キッドとなった高校生の黒羽快斗。その素顔は新一そっくりのイケメンで、そのキラキラっぷりはまさに世の女性コナンファンたちから“キッド様”と呼ばれるのも大納得!
劇場版でしか味わえない迫力あるカッコいいアクションシーンも満載の本作と、気になる真実をぜひ劇場で目撃してください!
『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』全国東宝系にて公開中!
【キャスト・スタッフ】
声の出演:高山みなみ(江戸川コナン) 山崎和佳奈(毛利蘭) 小山力也(毛利小五郎) 山口勝平(怪盗キッド) 堀川りょう(服部平次) 宮村優子(遠山和葉) 他
スペシャルゲスト:大泉洋
原作:青山剛昌
監督:永岡智佳
脚本:大倉崇裕
音楽:菅野祐悟
主題歌:aiko「相思相愛」(ポニーキャニオン)
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
取材・文/富塚沙羅