【調査概要】調査期間:2026年5月6日~5月27日 回答者数:0~12歳の子どもがいる保護者 667人
目次
授業参観は「毎回参加」が多数! 保護者会と比べて参加率が高い結果に
まずは、保護者会と授業参観への参加状況について聞いてみました。

「基本的に毎回参加している」と回答した人は、保護者会では298人だったのに対し、授業参観では408人と大きく差が開く結果となりました。さらに、「ほとんど参加しない」「全く参加しない」と回答した人も、保護者会のほうが多い結果となっています。
授業参観は、学校で過ごす子どもの様子を直接見ることができる、貴重な機会です。家庭では見られない表情や、友達とのかかわりを知ることができるため、忙しいなかでもできるだけ参加したいと考える保護者が多いのかもしれません。今回の結果からは、保護者会よりも授業参観を優先して参加する家庭が多いことがうかがえました。
「保護者会は行きたくないけど授業参観は行きたい」が最多⁉ ママ・パパたちの本音とは
実際に、保護者会や授業参観について、多くのママ・パパはどのように感じているのでしょうか。

「正直、どう感じていますか?」とアンケートで聞いてみると、第1位は「保護者会は行きたくないが、授業参観は行きたい」で188人。次いで「どちらかといえば楽しみ」が123人、「どちらともいえない」が100人と続きました。
やはり子どもの学校での様子は気になる一方で、保護者会には苦手意識や負担を感じている人も多いようです。ママ・パパたちの複雑な本音がうかがえる結果となりました。
保護者のお悩み…「仕事の調整」「ほかの親との交流」などが上位に
では、保護者会や授業参観において、どのような点で悩むことが多いのでしょうか。

もっとも多かったのは「仕事の調整」で266人。次いで「ほかの親との交流が苦手」が219人、「一人ずつ挨拶をする時間が苦手」が120人と続いています。
保護者会や授業参観は平日の日中に開催されることも多く、仕事との両立に負担を感じている保護者が少なくないようです。また、保護者同士のコミュニケーションに気を遣っている人も多いことがうかがえました。参加したい気持ちはあるものの、その裏では仕事の調整や人間関係など、さまざまな悩みを抱えている保護者の姿が見えてきます。
保護者会や授業参観の服装は? 「いつも通りの服装」が半数以上
保護者会や授業参観に参加する際の服装についても聞いてみると、もっとも多かったのは「いつも通りの服装」で約55%となりました。また「ブラウスなどきちんと感を意識した服装」が約35%、「スーツやジャケットなどフォーマルな服装」が約8%のママ・パパに選ばれています。

保護者会や授業参観にあたり、「何を着て行けばいいのだろう」「周りから浮かないだろうか」と悩む人もいるかもしれません。しかし、今回の結果を見ると、フォーマルな服装を選ぶ人は約1割未満となり、「いつも通りの服装」や「少しきちんと感を意識した服装」が大半を占めていました。行事への配慮はしつつも、特別な装いではなく、普段に近い服装で参加している保護者が多いようです。
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思わず赤面? 保護者会・授業参観でのリアルな失敗&苦労エピソード
アンケートでは、保護者会や授業参観で「恥ずかしい思いをした」「予想以上に大変だった」というエピソードも寄せられました。授業中のわが子の様子にヒヤヒヤしたり、保護者会で緊張してしまったりと、その内容はさまざまです。ママ・パパなら思わず「あるある!」とうなずいてしまうようなエピソードが集まりました。

・1年生のはじめての参観のときには、わが子の座り方や行動が気になりすぎて横から小声でいろいろと言ってしまい、反省。(北海道/女性)
・華やかすぎた服装で浮きました。(滋賀県/女性)
・保護者会での挨拶のとき、ほかの保護者の方は子どもの話をしていたのに、自分は緊張で自己紹介だけして子どもの話をしなかった。(北海道/女性)
・授業参観後にPTA総会、学年総会と続いたあとに親子で避難訓練まであり…約半日がかりの大仕事。めちゃくちゃ疲れました…。(山形県/女性)
・小学校に3人在籍していたとき、同日同時刻だったのであちこちに分単位で走り回った。教室は棟がそもそも離れているし大変でした。(奈良県/女性)
子どものことになると、つい心配しすぎたり、張りきりすぎたりしてしまうもの。どのエピソードからも、わが子を見守るママ・パパたちの愛情と、保護者会や授業参観でのリアルな苦労が伝わってきました。
やっぱり参加してよかった! わが子の成長を感じたエピソード
大変なことや、周囲へ気を遣う場面がある一方で、授業参観や保護者会をきっかけに、わが子の成長を感じた保護者も多くいました。友達とのかかわりや授業への取り組み、発表に挑戦する姿など、学校だからこそ見られる一面がありそうです。

・休み時間に娘の周りに友達がいて安心した。(東京都/女性)
・手を挙げて、発言したのが偉かったし、うれしかった!(京都府/女性)
・声は震えながらも最後までしっかり発表をやりきり、「大きくなったな」と胸が熱くなりました。(神奈川県/男性)
・低学年の頃は消極的で手もあげなかったのが、高学年になり積極的な姿が増えてうれしかった。(兵庫県/女性)
・子どもと仲良くしてくれているお友達や、保護者に挨拶でき、関係性ができてうれしかった。(宮崎県/女性)
・学校で楽しくやっていそうなので安心しました。頑張っているなと思いました。(東京都/女性)
・行く前は緊張しますが、保護者会に参加することで、知らなかった情報が分かってよかったなと思います。(広島県/女性)
子どもにとっては何気ない学校での一日でも、保護者にとっては成長を感じる特別な瞬間がたくさんあるようです。わが子の頑張る姿に、思わず胸が熱くなったという人も少なくありませんでした。
家庭では見られない表情や友達とのかかわり、少しずつ成長していく姿を間近で感じられるのは、授業参観ならではの魅力です。実際に足を運んでみると、「やっぱり行ってよかった」と感じるママ・パパも多いのかもしれません。
子どもの成長を感じる、かけがえのない時間

今回のアンケートでは、保護者会や授業参観にまつわるさまざまな悩みが寄せられた一方で、多くの保護者が子どもの学校での様子を大切に見守っていることがうかがえました。友達と楽しそうに話す姿、緊張しながらも発表に挑戦する姿、先生や友達と過ごす普段の表情――。新年度が始まってわずか数か月の間にも、子どもたちは少しずつ成長しているようです。
気を遣ったり、準備が大変だったりすることはあっても、そんなわが子の成長や頑張りに気づける時間は、保護者にとってかけがえのないもの。授業参観や保護者会は、子どもの成長をあらためて実感できる大切な機会になっているのかもしれませんね。
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この記事を書いたのは
子育てや教育分野を中心に取材・執筆。また、認定NPO法人で、不登校やさまざまな困難を抱える子どもたちと関わっています。2児の母としての子育ての実感も重ねながら、日々の悩みや、子育てのリアルな声を丁寧にすくい上げ、やさしく伝える記事づくりを心がけています。
