「電池クライシス」って?不機嫌やギャン泣きにも発展…多くのママが経験している!

子どもが気に入って遊んでいるおもちゃの電池が突然切れてしまったものの、電池のストックがなく困った経験はありませんか?子どもは「それならしょうがないから、他のおもちゃで遊ぼう」と切り替えることが難しいため、そこからギャン泣きタイムに突入してしまったり、怒りをぶつけられてしまうことも少なくありません。

乾電池「エボルタ」で知られるパナソニック株式会社はその事象を「電池クライシス」と名付け、10歳未満の子どもがいる2040代の女性500名を対象に調査をおこないました。

子育て世帯にとって電池は重要アイテム!

小さな子どもがいる家庭にとって電池は欠かせないアイテムです。筆者の場合、電池を要求される頻度が最も高かったのは息子が34歳頃で、新幹線のおもちゃや戦隊ヒーローの変身グッズにハマッていた時。たった今遊んでいたものが突然動かなくなってしまうことは子どもにとって大問題。慌てて電池のストックを探すも見当たらず、その場を収めるために「絶対今日中に買うから!」と今まで何度口にしてきたことか…。

それから3年経ち、電子音バリバリのおもちゃから充電タイプのゲーム機へとブームが移ったことで息子からの電池の催促はなくなりましたが、小学生の娘が携帯型ゲームを持ち歩いているのでまだまだ電池は必須アイテムです。

電池クライシスの経験はありますか?

過去に子どものおもちゃが電池切れを起こした経験があるかという事前調査に対して、10歳未満の子どもを持つママの89%が「ある」と回答。実に9割近くのママが「電池クライシス」の経験があることがわかりました。

また、「電池クライシス」経験があるママを対象にした本調査では、「電池クライシス」を「6回以上」経験している人が全体の約半数(47%)にのぼることが明らかに。また、「10回以上」経験があるママも4割近く(35%)という結果になり、「電池クライシス」が頻繁に発生している様子がうかがえます。

突然の電池切れ経験者は半数以上

また、音が小さくなる、光が弱くなるなどの予兆が特になく、“いきなり”電池が切れてしまった経験の有無を聞くと、51%が「ある」と回答。全体の半数以上におよぶママたちが、突然の「電池クライシス」に陥ったことがあるようです。

確かに娘の愛用しているおもちゃは毎回なんの前触れもなく突然「電池を変えてね!」と画面に表示され動かなくなってしまいます。電池がなくなってくるとメロディーの音程が狂って不協和音のようになったり、キャラクターの喋る声が低くなったりするおもちゃは親としては若干恐怖ですが、そういった予兆がある方がありがたいですね。

たかが電池、されど電池。急な対応に追われるママ続出!

電池切れは子どもの負の感情を生み出す

電池クライシスが起きた時には、不機嫌になる、怒り出す、ねだる、泣くといった負の感情をぶつけてくる子どもが半数以上という結果に。

「新幹線のおもちゃの電池がなくなったとき、大泣きしておもちゃを投げた」(37歳)、「怒り出し、おもちゃを蹴ったり投げたりして、他のものを与えても機嫌が直らず大変だった」(40歳)、「急に音が出なくなって不機嫌に。電池を交換すればまた使えると説得してもイヤイヤを繰り返す始末…」(41歳)、「出先で電池切れになり、動かないおもちゃに子どもはがっかり。新しいものをねだられ、仕方なく購入した」(38歳)など、子どもの対処に悪戦苦闘する親御さんたちも多いようです。

おもちゃで使う電池の寿命は短くなりがち

電池の寿命についての質問では、おもちゃの使用頻度によってさまざまですが大体3ヶ月ほどで寿命を迎えると感じている人が半数にのぼりました。さらに「子どものおもちゃの『電池クライシス』が起きたときに、自宅に電池のストックがなく、すぐに交換できなかった経験はありますか?」という質問では、78%と約8割が「ある」と回答。「電池切れで泣き出し、ストックがなかったのであわてて別のおもちゃの電池と取り換えた」(37歳)など、急な対策が必要になったという声もみられました。

備えあれば憂いなし!電池のストックは親子を救う

子どもが生まれてから電池が必要になることが増えたと感じるか、という問いには90%もの人がYESと答えたそう。

新しいおもちゃが増えるクリスマスシーズン。子どもの「電池変えて!」に即対応できるよう、ストックの補充をしっかりおこなっておいた方がよさそうです。

 

文・構成/鈴木美奈子

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