「食べたくないなら、おしまいにしたら?」 がOK!
子どもにとって、「食べることが楽しい」と思える食卓づくりが第一歩です
そもそも子どもが、おなかがすいている状態で食卓についているでしょうか。食が進まないときは、「次のごはんのときに、いっぱい食べよう」と、潔く食卓から解放してあげてください。
また最近は、「子どもだけに食べさせる」食卓が増えていることも気になります。食事は雰囲気も大切。楽しくなければ、子どもの食は進みません。ママは「つくって与える」だけではなくて、子どもと一緒に食事を楽しむ人になりましょう。
子どもは、おなかがすいたら放っておいても食べるもの。それでも食べないときは、理由があります。心が開かれていないとか、心配事があるか、あるいは体調悪化の前兆かもしれません。「ちゃんと食べなさい!」と叱っているだけでは、本当に食欲のない日に、子どもの体調を見逃すことにもなりかねません。食卓は心の育ちにも影響します。「こぼさない!」「姿勢が悪い!」など、小言ばかりの時間にならないようにしたいものです。
記事監修
乳幼児教育保育実践研究家、非営利団体コドモノミカタ代表理事。東京家政大学短期大学部保育科を卒業。東京家政大学ナースリールーム主任、東京家政大学・同短期大学部非常勤講師を42 年務める。著書に「保育でつむぐ 子どもと親のいい関係」(小学館)など。
『イライラをぶつけない ママの口グセ言い換えBOOK』edu 別冊ふろく
イラスト/高部むしゅこ 取材・文/井尾淳子、齋藤美和 編集/井尾淳子 再構成/HugKum編集部