【自由研究の調べ学習】小学校低学年・高学年におすすめのテーマや受賞テーマ、上手な書き方やまとめ方をチェック!

自由研究の調べ学習とは、どのようなものなのでしょうか?

当記事では、調べ学習とは何か、小学校低学年(1・2・3年生)と小学校高学年(4・5・6年生)におすすめの調べ学習のテーマや、コンクールなどで金賞を受賞した調べ学習のテーマ、また、調べ学習の上手な書き方やまとめ方のポイントをチェックしていきましょう。

自由研究の調べ学習とは

自由研究の調べ学習とは、

・自分で調べたいテーマを見つける
・本やインターネット、ときには外に出たり人に聞いて、テーマについて調べる
・集めた情報を整理し、それをもとに自分の考えをまとめる
・自ら研究結果を発表する

という一連のことを指します。

自由研究の調べ学習とは
これからの時代に必要な力を身につける。

小学校低学年(1・2・3年生)におすすめ! 簡単な調べ学習のテーマ

小学校低学年(1・2・3年生)は、調べ学習の楽しさ、面白さを感じることが一番大切です。調べ学習の「入門編」として、身近で、取り組みやすいテーマをご紹介します。

カチコチ実験

果物やコンニャク、とうふ、ケーキなど、ふだんは凍らせないものを冷凍庫に入れて、どうなるかを調べてみる実験です。

カチコチに凍ったか、凍らなかったなどを検証したり、少し溶かして食べてみて、凍る前と後の味の違いを比べてみます。凍るのはどんな食べ物で、完全に凍らないものはどんなものなのか、凍る前と凍った後の変化を調べて、食べ物に含まれる水分量などを考えてみましょう。

地元の名産品

食べ物や民芸品など、住んでいる場所の名産品を調べてまとめる研究です。

名産品自体のことだけでなく、なぜ名産品になったのかの理由や由来など、地元の名産品を調べることで、地元の環境や歴史、なりたちを知ることにもつながります。

ゆでたまごチャレンジ

ゆでたまごをスポンジや折りたたんだタオルの上に落として、割れたか、割れなかったかを調べる実験です。

落としても割れない高さの限界や、落とす向きを変えるとどうなるかを調べます。条件がほんの少し違うだけで、割れない高さから落としても割れてしまったりする理由を考えて見ましょう。

スーパー価格調査

家に届くスーパーのチラシで商品の値段を調査。野菜やたまごなど、チラシによく乗っているものを選んで、その値段を表やグラフにまとめます。

いくつかのスーパーも同じように調べて比べてみるといいでしょう。複数の商品に絞って毎日調べていくと、各店舗の特徴や規則性が見えてくるかもしれません。

町の土調べ

家の近くで土のあるところを見つけて、色や手ざわり、どんな植物が生えているかなどを地図にまとめる研究です。

雨の日や雨上がりには、土がどうなっているのかも調べてみましょう。土の違いを地図に落とし込むことで、町全体の傾向を見る俯瞰的な視点が養われます。

▼HugKumの、自由研究の特設サイトもあわせてご覧ください。
特設サイト「夏休み☆自由研究ハック」

小学校高学年(4・5・6年生)におすすめの調べ学習のテーマ

小学校高学年(4・5・6年生)になると、情報をさまざまな手段で集めることはもちろん、集めた情報をまとめて、そこから自分なりの考えを導き出し、発表することができるようになります。こちらでは、小学校高学年(4・5・6年生)におすすめの調べ学習のテーマをご紹介します。

おすすめの調べ学習のテーマ
グループ学習とは違い、1人でやり抜くことが大切。

日本の真裏の天気は?

夏休みの期間中、毎日、地球で日本の真裏にある国・ブラジルのどこかの都市と、自分の町の天気を記録していく研究です。

時間ごとの気温や湿度も記録して、表にまとめて比べてみましょう。違いがはっきりとわかるように、その時期に着る服の違いや民族衣装なども調べていくと、より深い調べ学習になります。

お好みゆでたまごの作り方

たまごをゆでる時間、火の強さ、たまごをお湯に入れるタイミングなど、いろいろと条件を変えてみて、好きなゆでたまごの作り方を見つける実験です。

すべての諸条件を記録して、出来上がったゆでたまごの断面を写真に撮って添えると、見どころのある研究資料になります。

今日の食事はどこから?

その日の食卓に並んだ料理に使われた食材の産地や、調味料が作られた場所を調べる研究です。

どんなものが、どこで作られているのかを地図にまとめてみましょう。各地域の特産や旬の食べ物などを知ることができるうえ、都道府県の場所や特徴を覚えることも可能です。

毎年の台風◯号

夏休み中に日本にやってきた台風◯号の発生した日や通ってきたルート、大きさなどを調べる研究です。

前年や前々年にやってきた同じ台風◯号についても調べ、似ているところ・違うところを見つけましょう。同じ時期に似たようなルートで台風が来ることや、そうではない年にはどのような要因があったのかを、過去にさかのぼって調べることで、日本の気候の特徴をつかむことができます。

案内マークコレクション

トイレや非常口など、見ただけでわかるようになっている案内マークを写真にとって集める研究です。

案内の種類ごとに、どこでも同じデザインなのか、どんな違いがあるのかなどを調べましょう。同じマークであっても、場所ごとに色が違ったり、大きさが違ったりする理由や、危険を知らせるマークに共通する特徴を見つけてみてください。

▼HugKumの、自由研究の特設サイトもあわせてご覧ください。
特設サイト「夏休み☆自由研究ハック」

金賞を受賞した自由研究の調べ学習のテーマ

全国の小学生はどんな調べ学習に取り組んでいるのでしょうか?  事例として、コンテストやコンクールで受賞した調べ学習を集めてみました。

「かもつれっ車のたび どこからきて、どこへいくの?」

公益財団法人 図書館振興財団による、「第21回 図書館を使った調べる学習コンクール」の「 調べる学習部門 小学生の部(低学年)」で文部科学大臣賞を受賞した調べ学習の自由研究です。

近所にある、列車が走っていない線路。その「謎の線路」をたどりながら、昔は貨物列車が通っていたことを突き止め、貨物列車の歴史、役割から物流の仕組み、地球環境への取り組みにまで迫る内容になっています。

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「うみそらハリセンボンのかんさつ ~寄生虫フグノエについて~」

オリンパスによる、「第59回 シゼコン(自然科学観察コンクール)」の「小学校の部」で、文部科学大臣賞を受賞した調べ学習の自由研究です。

海で捕まえたハリセンボンは、口の中に白い虫が1匹入っていました。それは、魚につく寄生虫のフグノエでした。泳げないフグノエは、なぜ泳いでいるハリセンボンに寄生できるのだろう。その生態を調べた内容になっています。

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「砂を使って大きさ(面積)測ってみよう」

一般財団法人理数教育研究所による、「塩野直道記念 第6回 算数・数学の自由研究 作品コンクール」の「小学校低学年の部」で、塩野直道賞を受賞した調べ学習の自由研究です。

手の面積だけでなく、手全体(手のひら、手の甲、指と指の間もすべて)の面積を出してみたいと思い、方法を考えた。

手に糊を塗ってくっつけた粉の重さと面積の比例関係から、手の表面積を計算する自由研究です。手にくっついた粉の重さを調べるために、カップの中に残った粉の重さを粉の総量から引き算して求めた点も、高評価につながったようです。

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調べ学習の上手な書き方のポイント

調べ学習は、身のまわりの様々なことをテーマにできるうえ、テーマによっていろんな書き方ができます。学年別に調べ学習の上手な書き方をご紹介します。

小学校1・2年生

写真やイラストなどを中心に構成するといいでしょう。1・2年生は、まだ文字を中心に書いていくことは難しいので、写真やイラストを並べて全体を構成したうえで、説明を添えていくように書いていきましょう。

写真やイラストは、調べ研究を行った順に、1ページにひとつずつ貼り付けていって、ひとつのことを説明するのに1ページを使い、時系列に沿って進めていくと書きやすくなります。

小学校3・4年生

模造紙や画用紙など、大きな紙に書くといいでしょう。1・2年生のときと違って、ページを分けずに、大きな一枚の紙の中で表現していきます。

ひとつのことを1ページずつ書いていくよりも難しくなりますので、必ず小さな紙に下書きします。どこに、どのような内容を、どれくらいの分量で書くかを考える必要があるため、全体の構成をつくり上げるトレーニングにもなります。

小学校5・6年生

調べたことをわかりやすく伝えるために、表やグラフを活用します。これまでとは違って、調べたことを順番に書いていくだけではなく、それらを比較検証する視点をプラスしていきましょう。絵やイラスト、写真も、ただの記録として載せるのではなく、研究結果の信ぴょう性を高めたり、より分かりやすく伝えるために利用します。

表やグラフを書く時は、紙に直接書くのではなく、別に書いたものを切り貼りすると、見せ方をより工夫することができますし、間違えても修正することが可能です。写真などは、全体像と詳細がわかるように、ワイドとクローズアップを使い分けるといいですね。

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調べ学習の上手なまとめ方のポイント

時間をかけて調べた内容は上手にまとめたいですね。ここではまとめ方のポイントをご紹介します。

小学校1・2年生

1・2年生はまとめ方の巧拙よりも、調べ研究の面白さや楽しさが、先生やクラスメイトに伝わることを第一に考えていきましょう。また、子ども本人が、まとめ作業の面白さ、楽しさを感じられることを大切にしてください。

構成にこだわりすぎず、なぜ調べたいと思ったのかの動機やきっかけをもとに、調べたこと(内容)を順を追ってまとめていきます。時系列を入れ替える必要はありません。自由研究を行った順に、丁寧に書いていくことを心がけましょう。

小学校3・4年生

3・4年生の調べ学習のまとめ方で気をつけたいことは、調べた結果とそこから導き出した感想や考察をしっかり分けることです。自分なりの考えを導き出すためにも、調べた結果と自分の感想や考えは別にしてまとめます。

まずは、調べた方法や内容を正確に書いていきます。その結果わかったことを、そのあとにまとめて書きます。さらに、わかったことから、あらかじめ立てていた仮説と比較してどのような点が違っていたのか、結果から導かれた情報をどのように役立てていきたいのかを、深堀りしていきましょう。

小学校5・6年生

5・6年生になったら、調べたいテーマに対しての研究対象や方法を、より本格的にバージョンアップしてきましょう。インターネットや本で調べるだけではなく、専門家に話を聞いたり、テーマにふさわしい場所に足を運んだりなど、自分の生活圏外にまで意識を向けるようにさせてください。

リアルな人、場所を取材することで、同じテーマでも意見が違う人がいたり、思ってもみなかった予想外の発見もあるでしょう。それらのどれかに偏ることなく、公正な視点で物事を見つめ、考えてまとめることにチャレンジするのが、5・6年生の調べ学習の自由研究です。

また、家族や親戚以外の他人に取材のお願いをしたりすることは、子どもの社会的成長にもつながります。ママパパが側について、子どもと一緒に取材対象者や取材場所へのアポイントメントを取ってあげてくださいね。

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調べ学習の自由研究を通して、大切な力を身につけよう

自由研究の調べ学習は、夏休みの宿題ではありますが、子どもがこれからの時代を生きていくための力を身につける大切なチャンス!  課題を見つけ、自分で調べて、考え、まとめる。その一連の「学び」をぜひ、応援してあげてください。

 

文・構成/HugKum編集部

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