目次
自由研究の「動機」とは? 何のために書く?
自由研究の一番大切な部分が「動機」。動機が書かれていないと、研究のテーマにした理由がわからなくなってしまいます。あとの研究をしっかり説明するためにも動機はしっかり書くようにしましょう。
動機とは?
動機とは簡単な言葉で言うと「きっかけ」です。つまり、この自由研究にする! と決めた理由です。低学年であれば、動機ではなく、「研究のきっかけ」と書くのがオススメです。変に堅苦しく書こうとするとわかりにくくなってしまうので、素直に書けばOK。
動機と目的の違い
目的は、動機に対してどんな研究をしていくかを書いていくもの。不思議に思ったことや知りたいと思ったことについて、「何を調べるか」を書くのが目的です。目的もきちんと書いておくと、最後にまとめるときに迷子になりにくいですよ。
動機はどこに書く? レポートのまとめ方

ここでは、書く位置などまとめ方のポイントをお伝えします。
レポートに書くこと・まとめる順番
動機(きっかけ)
自由研究をまとめるときに、大きくタイトルを書いたら、その次に書くのが「動機(きっかけ)」です。簡単な言葉でまとめられると、他の子たちの共感も得られやすく、ぐっと興味を持ってもらえます。
研究の目的・内容・予想・進め方・結果
続いて研究の目的として、その大まかな内容、自分なりの予想、どのように進めるかを書きます。実際に研究や観察して得た結果は、必須の要素。パッと理解できるように、大きく書くなどするといいでしょう。
考えたこと・気づいた点
その上で自分が考えたこと・気づいた点、必要であれば反省点もまとめます。参考にした資料や図鑑があれば、最後に小さく、参考資料として明記しておきましょう。
まとめ方のポイント
とにかく「わかりやすくまとめる」のが最大のポイント。クラスみんなの自由研究がずらりと並んだときに、読みにくかったり、文章が長すぎたりすると、なかなか見てもらえないなんてことにも。
そのためには、写真やイラストをふんだんに使いましょう。色分けや、文字の大小で、わかりやすいようにまとめます。吹き出しなどをつけてもいいですね。また、一度まとめた下書きを、ママ・パパなどに見てもらい感想を聞くのもオススメです。
自由研究の動機の書き方と例文
いちばん最初の書き出し、動機の部分はどうやって書けばいいのか、またわかりやすくするにはどうしたらいいのか、まとめてみました。
動機の書き方
自分が好きなものについて調べたということや、不思議に感じたからだったり、より深く知りたかったなど動機はさまざま。必要なのは、なぜこの研究をしたかのきっかけを、みんなが理解できるように書くことです。なので、難しく書く必要はありません。
動機が思いつかないときは?
動機がなかなか思いつかない場合は、次のような方法を試してみましょう。
・そのテーマを選んだときの自分の気持ちを思い出す(「おもしろそう」「気になった」など)
・研究の中で「いちばん知りたいこと」を書き出してみる
・身近な人に「どうしてそのテーマにしたの?」と聞いてもらい、答えた内容をそのまま動機にする
・テーマを選んだ理由が特にない場合は、「自由研究で何をしようか考えているときに、このテーマなら自分でもできそうだと思った」など、正直に書いてもOK
動機は長く書く必要はなく、短くても十分伝わります。まずは気軽に書いてみてください。
動機の例文
動機の例文を3つご紹介しましょう。
動機の例文①:「磁石の研究」
“もらったマグネットを冷蔵庫に貼ったらくっつきました。でも壁に貼ったら落ちてしまいました。磁石にくっつくものと、つかないものがあるんだと思い、不思議に感じました。家の中だけでなく庭や公園など、どんなものならくっつくのか調べてみたいと思いました。”
動機の例文②:「スミレの花の観察」
“いつも遊んでいる公園の隅に、スミレが咲いているのに気づきました。よく見ると種類が違うものも咲いているようでした。花の名前を調べて、花がどういう風に咲くのか、観察したいと思いました。”
動機の例文③:「万華鏡づくり」
“おばあちゃんの家に遊びに行ったら万華鏡がありました。すごくきれいでずっとのぞいていたら、おばあちゃんが万華鏡は手作りもできるんだよと教えてくれました。自分の好きなものが見える万華鏡が作れたら素敵だなと思い、作ってみようと思いました。”

こんなテーマなら何て書く? 自由研究のきっかけ
ママ・パパ122人にリサーチをして、子どもがやった自由研究を理由も含めて教えてもらいました。子どものやりたい意思や内容はわかったものの、どのように動機としてまとめていいのか悩んでしまうこともあるはず。どんな書き方がいいのかぜひチェックしてみて。
卵の殻を使った貼り絵
「夏休みにキユーピーのマヨテラスを見学して、マヨネーズを作る際に出る卵の殻が有効活用されているのを知り、この卵を使って何か自分にも作れないかと考えたからです。8月に入り、子どもがクワガタを家の近くで見つけてうれしかったので、クワガタを卵の殻の絵の題材にしました。」(40代・岐阜県・子ども1人)
夏休みに工場見学に行った思い出も書かれていると、より興味が湧く書き出しになりますね。またリサイクル意識も高まっているので、動機としてもバッチリ。また、採集したクワガタの観察も兼ねているので、深い内容になっていることがわかります。
車内の温度変化について調べる
「黒い車はエアコンが効かないと思うから実験してみた」(50代・神奈川県・子ども1人)
「猛暑が続くので車内が危ないと感じた」(40代・岐阜県・子ども1人)
夏の車内の暑さや冷えにくさは、体感している人がたくさんいますよね。そんなことを研究のきっかけとして書くとわかりやすく、また問題意識も生まれいいでしょう。
防災センターの仕事調べ
「災害が多かったから」(50代・神奈川県・子ども1人)
地震や豪雨など災害がより身近に感じられる今日この頃。自分の住んでいるエリアがどんな危険をはらんでいるのか、また防災意識を高めるために研究をする、というのもいいテーマです。みんなの役に立つ研究をしたいと思ったことなどを付け加えてもいいですね。
宇宙や星について研究
「小さい頃から宇宙や星が好きだったから」(40代・愛知県・子ども2人)
「去年はプラネタリウム。星に興味を持っていたから」(40代・愛知県・子ども2人)
新月〜満月へと形の変わる月に興味を持つ子は多いですよね。また、時期によっては◯◯座流星群というのが話題になることも。自分で再現してみたい、より深く知りたい、どんな星座があるか知りたい、などは全ていい動機になりますね。
トマトの研究
「トマトが好きなので」(40代・岩手県・子ども2人)
トマトやトマトを使った料理が大好きな子。スーパーのトマト売り場に行くと、さまざまな種類のトマトが売っていますよね。味や中身にどんな違いがあるのか研究しようと思った、ということを書けばみんなの興味もぐっとくるはず。
カブトムシの観察
「昆虫が大好きで、毎年育てていたから」 (50代・神奈川県・子ども1人)
小学生の男の子は昆虫にハマる子も多いですよね。毎年育てているなら、観察日記も奥が深いものになりそうです。今までに飼っていたカブトムシの違いや、より良い飼い方を調べたいというのも立派な動機です。
自由研究の動機に関するよくある質問
自由研究の「動機」は、テーマを選んだ理由を簡単に説明する部分です。難しく書く必要はなく、きっかけをそのまま言葉にすれば十分です。ここでは、よくある質問について解説します。
Q. 自由研究の動機には何を書けばいいですか?
「なぜそのテーマを選んだのか」を一言で書けばOKです。気になったから、好きだから、試してみたかったからなど、素直な理由で問題ありません。
Q. 自由研究の動機と目的の違いは何ですか?
動機は“研究を始めたきっかけ”、目的は“研究で何を明らかにしたいか”です。動機は感情や興味、目的は調べたい内容と考えると分かりやすいです。
Q. 自由研究の動機が思いつかないときはどうすればいいですか?
テーマを選んだときの気持ちを思い出したり、「なぜこれにしたんだろう?」と自分に質問してみましょう。家族に聞いてもらうと理由が整理しやすくなります。
Q. 動機は長く書かないといけませんか?
短くて大丈夫です。1〜2行で「こう思ったから選んだ」と書くだけで十分伝わります。長文にする必要はありません。
動機は「なぜ調べたいと思ったか」を自分の言葉で書こう
自由研究をまとめるのは難しそうですが、最初の動機がしっかり書ければあとはスムーズ。目的の部分にてまとめた方法で実験をし、動機に書いた自分の考えなどと比べて、最後の感想にすればOK。自分の言葉でわかりやすく、でも詳しく書くのがポイントです。ママ・パパもサポートしてあげるようにしましょう。
文・構成/HugKum編集部
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