自転車の練習は何歳から始めた? 練習法&上達のコツをリサーチ!

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子どもが大きくなってくると、一人で自転車に乗れるように練習をはじめる家庭も多いですね。自転車の練習は何歳から始めたらよいのでしょうか? 今回は、HugKumが実施した子どもの自転車練習についてのアンケートから、自転車の練習を始めた時期や、先輩ママパパたちが実際に試しておすすめだった練習法・アイテムをご紹介します!

自転車の練習は何歳から始める?

まずは、子どもが自転車の練習を何歳から始めたのかをアンケートで聞いてみました。

Q.お子さんは自転車の練習を何歳から始めましたか?

Q.お子さんは自転車練習を何歳から始めましたか?

(2020年3月集計 有効回答数120人)

子どもが親の自転車のチャイルドシートに乗れるのは6歳(小学1年生)になるまで。それまでに自転車に乗れるように練習をしたという家庭が圧倒的に多かったです。最も多かったのは3歳〜5歳。この時期の子どもは、親の言うことがわかるようになり、だんだんと自分で物事を考えられるようにもなってくるので、上達しやすい時期なのかもしれませんね。また、最近では2〜3歳から乗れるペダルなし自転車もたくさん売られているので、そういったもので幼いうちから慣れさせる家庭も多いようです。

練習を始める前に押さえておきたいポイント

では、子どもが自転車の練習をする際にどのようなことに気をつければよいのでしょうか? 練習を始める前に知っておきたい3つのポイントをご紹介します。

ポイント1:まずは自転車が体にあっているかをチェック!

自転車の練習を始めたいけれど、自転車を買うタイミングや自転車の大きさについても悩みますよね…。

体の成長を視野に入れると、大きめの自転車を購入したくなりますが、体に合った自転車で練習することが、乗れるようになるためのいちばんの近道。身体に合わない自転車に乗ると安定せず、恐怖を覚えてなかなか乗れるようにならないということも。まずは子どもの体に合っている自転車で練習するようにしましょう。

●目安のサイズ

3歳(90cm~100cm):14インチ

4~5歳(95cm~110cm):16インチ

6歳(105cm~115cm):18インチ

ポイントは、実際に乗ったときにお尻がしっかりサドルに乗り、座った状態で地面に両足がつくこと。また、手がハンドルに十分に届くかどうかも確認しましょう。

ポイント2:ヘルメットの着用やケガをしない対策を

自転車の準備ができたら、練習開始! その前に転んでもケガをしないための対策もしっかりとしましょう。自転車走行の際、2023年4月1日からすべての人がヘルメットの着用を「努力義務化」されました。子どものヘルメット着用も、保護者等の方がかぶらせるよう努めなければなりません。

自転車練習をするときは、ヘルメットを装着し、長袖長ズボン、レギンスなど、動きやすく転んでもケガをしにくい服装を選ぶようにしましょう。また、練習する場所も、安全な場所を選ぶようにしましょう。一般公道は避け、広めの公園や急な坂が少ない広場です。

ポイント3:バランス感覚がカギに! 親は根気よく見守ろう

自転車に乗れるようになるためには、バランス感覚を身に付けることがとても大事。練習方法は子どもの性格や家庭の環境によってもさまざまですが、バランス感覚が身につくと、あとはペダルを漕ぐだけなので、左右に体がぐらつくことなく、乗れるようになりやすいのだとか。

また、乗れるようになるまでには何度も失敗が伴います。できるようになるタイミングは子どもによっても異なるので、親はプレッシャーをかけずに、見本を見せたり励ましたりしながら、根気よく見守ることも大切です。

ママ&パパたちのおすすめ練習法

では、実際にどのような練習方法が効果的なのでしょうか? ママやパパたちから聞いた練習法とアドバイスをコメントと共にご紹介します。

補助付きで親がサポートする

タイヤに補助輪をつけたり、親が後ろで持って支えたりと、はじめは補助をつけて徐々に慣れさせるという声が多くあがりました。補助をつけることで自信がつき、自転車に乗ることを楽しいと思ってもらうことは、はじめの一歩としても、とても大切なことですね。

「とにかく漕ぐ力をつけさせてから補助を外す」(40代・広島県・子ども2人)

「後ろからハンドルを一緒に持って、車体を安定させてあげる」(30代・福岡県・子ども2人)

「まだ練習させていませんが、今年から補助輪つきから始めて、後ろから支えて練習を開始予定。恐怖心が芽生えてしまったら困難になるので、自信をつけさせながらしようと思っています」(40代・北海道・子ども1人)

ペダルなし(外して)で練習する

ペダルを外してまたがり、バランス感覚を養う練習スタイルも一般的になっているようです。ペダルを外した自転車に乗って足で地面を蹴って進みながら練習をすることで、左右に倒れないバランス感覚が身につきます。1回地面を蹴ってから数秒間足をつかないで進めるようになってきたら、ペダルつきで練習を始めてよいサイン。ペダルを漕ぐ練習に移りましょう。バランス感覚を身につけさせてからペダルを漕ぐ練習に移ると、すんなりと自転車に乗れるようになるのだそうです。

「足で地面を蹴って進み、バランス感覚を覚える」(40代・千葉県・子ども3人)

「先に、三輪車とストライダーを乗らせた」(30代・千葉県・子ども2人)

ゆるやかな坂で練習しバランス感覚を身につける

漕ぐ力がまだないうちは、なかなか進まずにバランスを崩して倒れてしまいがち。ゆるやかな坂道なら自然に進んでくれるので、倒れないで進むことでバランス感覚を身につけられるという声もありました。

坂のおかげで長い間自転車が前に進むので、子どもの自信にもつながりそうですね。親は子どもが自分でブレーキをかけられるようになるまでは、しっかりと見守ることも必須です。

「ゆるやかな坂を下って、そのスピードを活かしてペダルに足を乗せてみるところから始める (5歳の息子が自ら編み出した方法)」(40代・神奈川県・子ども2人)

「ゆるやかな坂道をまずは漕がずにバランス重視で走行」(30代・愛媛県・子ども2人)

自転車の練習には安全な場所を選ぶ

車が来ない安全な場所を選ぶというのは、絶対に守るべきポイントです。さらに転んでも痛くない広い草むらや、周りに練習している子どもも多い交通公園などの施設で練習をすると、上達が早かったとの声も多くありました。

転んでも痛くない場所ならば、恐怖心で練習が嫌になることもありませんね。交通公園などの施設では、道路も整備されていて安全なうえ、交通ルールも教えることができるので、親も安心して利用できそうです。

「交通公園に行き、ルールを教えつつ補助輪付きの自転車で練習させる」(40代・岩手県・子ども1人)

「転んでも痛くない場所で練習する」(30代・埼玉県・子ども2人)

「広い草むらの公園で、子どもが自信を持って、ペダルを漕げば、すぐに乗れる。最初は何度か転ぶが、こわがらないでトライすればいい。この練習を3日続ければ大丈夫」(30代・千葉県・子ども2人)

数をこなして身につけさせる

練習方法は自宅の環境や子どもの性格に合わせて、上で紹介した練習法を組み合わせて実践するのがよさそうです。あとは、とにかく何度も練習をし、数をこなすことが上達するためのポイントなのだとか。なかなか上達せず、子どもが嫌になってしまうこともあるかもしれませんが、親は子どもの心が折れないようにアドバイスをしたり、励ましたりして、何度も練習をするようにしましょう。

嫌になってしまう前に一度離れてしばらく時間を置いたら、次に練習したときに乗れるようになった! なんてこともあるので、長期を視野に入れて、根気よく練習に付き合ってあげましょうね!

「なによりも数をこなすこと」(30代・富山県・子ども2人)

「とにかく乗って感覚を覚える」(30代・神奈川県・子ども3人)

自転車に乗れる子と一緒に練習する

自転車に乗れるお友達と一緒に練習することで、真似して追いかけているうちに乗れるようになったとの声も。お友達や兄弟が自転車に乗る姿を見ているうちに、自転車を漕ぐ姿をイメージしやすくなるようです。

「アイテムよりも同年代で自転車に乗れる子の様子を見たり、追いかけて遊んだりすることが大事だと思います。自転車で追いかけているうちに乗れるようになりました」 (40代・愛知県・子ども1人)」(40代・愛知県・子ども1人)

自転車練習におすすめアイテム

実際にママやパパが子どもの自転車の練習で使えたというアイテムをご紹介します。

ストライダー

2歳ごろから乗ることができるペダルなし自転車『ストライダー』。最近では公園で乗っている子どもの姿を見ることも多くなりましたね。地面を足で蹴って進むので、これを小さなうちから乗りこなしていたら、自転車にもすぐに乗れるようになったという声も多かったです。シンプルなものからペダルをつけ外しできるものまで、ラインナップも豊富なのが魅力です。

ママパパの口コミ

「ストライダーが乗れるようになると自転車にも乗れる」 (40代・広島県・子ども2人)
「ストライダーで遊んでいると、練習しなくても自転車に乗れたから」 (40代・兵庫県・子ども2人)

へんしんバイク

同じく2歳くらいの小さなうちから乗れる自転車『へんしんバイク』。軽くて転んでも自分の力で起こせるので、自転車の練習にも効果的! ペダルのつけ外しができ、ブレーキもついているので、はじめはペダルなしでバランス感覚を身につけさせて、その後にペダルをつけて漕ぐという、一通りの練習がこれ1台でできてしまいます。

ママパパの口コミ

「まずバランス感覚を身につけ、次にペダルをつける。段階を踏めてとても良かった」(30代・東京都・子ども2人)

「ストライダーのような足こぎとペダルつきの自転車にすることもできるので、足こぎで慣らしてそのまま同じ物で自転車にできる」(40代・東京都・子ども1人)

キックボード

見た目は自転車と異なりますが、キックボードもバランス感覚を養うのにのアイテム。これを幼い頃から乗りこなしている子どもも自転車の上達が早かったのだとか! ハンドルを持って地面を蹴って進むという動作が自転車よりもシンプルで、前段階として効果的なのかもしれませんね。

ママパパの口コミ

「バランス感覚が養われて、自転車に乗るのにも苦労しない」(30代・福岡県・子ども3人)

補助輪

昔から自転車練習には必須ともいわれていた補助輪も、やっぱり外せません。バランス感覚も大切ですが、まずは自転車に親しんでもらうことが大切。漕ぐ力もつくので、最初は補助輪で自転車の練習をするという声も多かったです。

ママパパの口コミ

「絶対に倒れないので、漕ぐ練習になる」(30代・栃木県・子ども2人)

自転車の練習は親も子どもも“楽しく”

自転車の練習は、できるようになるまでに時間がかかる子もいます。練習に付き添う親も根気が必要なので、上達しないとイライラしてしまうことがあるかもしれません。でも、がんばった分、乗れるようになったときの喜びも大きく、「できなかったことを、練習してできるようになった」という経験は、子どもの頑張る力や原動力にも大きくつながるはずです。

疲れたら休憩も入れつつ、親子で楽しみながら自転車の練習に励んでくださいね。

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文・構成/HugKum編集部

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