法整備も進んで、いよいよ身近になってきた「働き方改革」。少子高齢化や労働人口の減少、女性管理職の割合など、さまざまな社会的背景があります。
中でも「ワーママの働き方」となると、結婚や出産といったライフイベント、育児や介護との両立、子供が成長するにつれてかかる生活費や教育費問題など、一筋縄にはいかない壁がいくつも!これといった正解もないし、かといって表立って相談もしずらい「ワーママの働き方」。Hugkumが実施したアンケートから、ワーママたちのリアルボイスをまとめました。
ワーママたちの働き方・年収・転職までリアルな声を大調査!
子育てにいそしみながら働く女性「ワーママ(ワーキングママ)」。出産前後で役職や給料が変わるケースもあれば、時短勤務の年収差に愕然としたり、未就学前の子どもなら保育園探しに始まり子育ての両立に悩み、小学生以上のお子さんなら学童や習い事の負担も大きく転職を考えたり…と。とにかく、千差万別のワーママ事情。
ほかのママはどうしてる?どれくらい稼いでる?ワーママたちの働き方って?年収や転職ってどうなの?みんなの本音を大調査しました。
そもそもワーママとは?
ワーママとは、ワーキングマザーの略語です。働きながら子どもを育てているママのことで、共働き家庭が増加していることから近年増加傾向にあると言えます。
そして、その働き方は多種多様で、フルタイムの勤務をしているママだけを指しているのではなく、正社員やパート、フリーランスとして働いている方それぞれが「ワーママ」になります。
子育てと仕事を両立するママたちの声
ぶっちゃけ、働きながら子育てってどうしてる??子育てと仕事を両立している、ママたちの体験談を紹介していきます。
『仕事があることで気分転換にもなる』
「子育て」「仕事」のどちらかだけ!だとストレスフルになってしまうものの、両方があることでバランスが取れることもあるようです。”自分らしく”あるため、「仕事による気分転換も大事」というワーママたちの声があります。
『働いていて良かった、でも無理はしない』
仕事と子育ての両立は大変だけど、「働いていて良かったと思えることも多い」など、働くことでのメリットを実感しているワーママも多いようです。実際にお給料をいただいたり、子どもを塾に通わせたり、目に見える対価があれば忙しさも忘れてしまいそう。
『仕事を続けることで社会とのつながりがもてる』
「社会との繋がりがもてる」と回答したワーママも多くいました。「社会」を意識したり、「社会」の中の自分を捉えることは、ワーママの大事な要素のようです。
『子どもが大きくなったら仕事に比重をかけたい』
働く環境が整ってきたこともあり、時短勤務やフルタイムなど働き方の選択肢の幅が広がってきました。お子さんの成長に合わせて働き方の比重を変えるなど、中長期の視点でキャリア形成を考えているワーママもいるようです。
『学校行事と都合をつけるのは大変』
どうしても外せない用事が「仕事」にも「子育て」にも生じたとき、ワーママは大変!お子さんが病気になったり、学校の重要な集まりがあったり、学校行事や習い事など、どちらかを休まなければいけない時は、多くのワーママが気疲れをしているようです。
ワーママの1日のスケジュール例
実際に、ワーママの1日のスケジュールってどうなの?ワーママの朝から夜のスケジュールを、フルタイム勤務・会社経営の事例で紹介します。それぞれに時間の使い方があって、とても参考になります。
ワーママKさんの1日(フルタイム勤務、東京都・子ども2人)
小さなお子さんを2人抱える、フルタイム勤務のママ。最近は、テレワークの導入もあり少しライフスタイルも変わってきているようです。お買い物やお子さんの送迎は、ご主人と分担することもあるそう。
朝のタイムスケジュール
7:00 起床、朝食準備
7:30 朝食、片付け
8:50 子どもを小学校・保育園に送迎しながら勤務先へ
9:30 出社、仕事開始
夜のタイムスケジュール
17:30 退社
18:30 保育園にお迎え帰宅
19:00 夕食
20:00 お風呂、家事、寝かしつけ
23:30 就寝
ワーママ 坂上愛佳さんの1日(会社経営/himemama代表理事)
会社経営という仕事がら、夜の打ち合わせや会食が外せないという愛佳さん。日中はお子さんとの時間を確保しつつ、夜はご主人とバトンタッチしてお仕事へ。お子さんを中心に、ご主人とのチームワークが素敵です。週末には、ご主人とお子さんが出かけている間に、イベント対応や仕事・事業の整理など考える時間にも当てているそうです。
朝のタイムスケジュール
6:00 起床、朝ごはんの準備、朝食
7:30 子ども、主人の送り出し
8:00 家事、入浴、身支度
9:30 デスクワーク
11:00 打ち合わせ・ランチMtgなど
15:00 帰宅、子どもも帰宅(子どもとの時間)
夜のタイムスケジュール
17:00 晩御飯準備
18:00 主人帰宅→バトンタッチ、外の打ち合わせ・会食へ
20:00 帰宅、入浴、家事
22:00 就寝
ワーママの時短・手抜き術
子育てをしながら働くワーママ。時間のやりくりが大変そう。家事の時短や手抜きについて、みなさんの意見を聞いてみました。
食事は作り置きや惣菜・レトルトも上手に活用
ワーママの時短・手抜き術で、圧倒的に声が挙がったのは「食事」について。1日複数回、成長や健康を左右することもあって、「食事」を上手に時短・手抜きすることはワーママにとってキーファクターになりそうです。
週末や朝の時間帯にまとめてする作り置きから、冷凍食品・中食の有効活用など、ママたちの工夫には頭が上がりません。
「料理は手作りが一番だと思いますが、煮魚、焼き魚、惣菜等、家族が少ないのです作った物を買います。でも、仕事帰りに割引しか買いません」(40代・兵庫県・子ども1人)
「生協の味がついている魚や肉を買っておき、調理時間の時短をしている。休みの日に野菜などを切って冷凍しておく。」(30代・福岡県・子ども1人)
掃除や洗濯に時短家電を
続いて、掃除や洗濯の時短・手抜き方法を紹介します。この分野では、「家電」が大活躍!ロボット掃除機から食洗機、調理家電…と、便利な家電製品を取り入れていることがわかります。
家事はみんなで協力
ワーママの意見でユニークだったのが、「家事はみんなで協力」すること。当たり前のようですが、家事について、家族の巻き込み力がより強い傾向なのが伺えます。
「子供達にできることは全部やらせる」(40代・広島県・子ども3人)
「どんどん家事に参加させる」(30代・静岡県・子ども3人)
頑張りすぎない
「仕事」に「子育て」に、やるべきことをたくさん抱えているワーママ。「頑張りすぎない」ことも、ポイントのようです。掃除の回数を減らしたり、できないことはできないと伝えたり、力を抜けるところは抜く、みなさんなりの強弱のつけ方を知っているようです。
買い物はまとめ買いや昼休みを活用
買い物にも、ワーママたちの工夫があります。「まとめ買い」「お昼休みに晩御飯の調達」…と、日常の導線の中で効率よく取り入れているようです。
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