ワーママたちの年収事情、時短とフルタイムの差は?
それでは、ワーママたちの年収はどのようなものなのでしょう?時短勤務やフルタイムでどのくらい違うのかも、聞いてみました。
時短・パートで働くママの年収
時短・パートママの年収の割合を、紹介します。
約7割にあたるワーママが、年収200万円以下という結果に。年収200万〜500万というワーママは、全体の約2割です。時短勤務・パートの場合は、年収の幅はそれほど感じられず総じて500万円以内と捉えることができます。
フルタイムで働くママの年収
フルタイムママの年収の割合を、紹介します。
全体的に、年収のレンジがバラける結果になりました。年収400万円までのワーママが、全体の約6割になります。年収400万位上、1000万を超えるワーママもいて、キャリアを生かした仕事の成果を得ていると言えるかもしれません。
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ワーママたちの理想の年収はどれくらい?
実際の年収はさておき、ワーママたちの理想の年収はどのくらいなのでしょう?時短・フルタイム関係なく、正直なところを全員に聞いてみました。
ママたちの現在の年収(フルタイム&時短・パート)
こちらは、先ほどの年収事情を時短・パート・フルタイムを含む、ワーママ全員を合算したものです。理想の額と比較しやすいようにご紹介しておきます。
約半数が年収200万円以下。続いて、年収200万〜500万円というワーママが、約3割です。総じて、500万円までが中心になっているようです。
ママたちの理想の年収
それでは、ワーママたちの理想の年収はどのくらいでしょう?理想の年収を、グラフにまとめてみました。
年収200万円以下の数値がぐんと減って、20%以下になっています。特に増えているのが、年収501万〜600万円の層です。理想の年収200万円〜600万円の層が、約6割に及びます。全体的に、年収を上げたいと思っているワーママが多いようです。
理想の年収の理由は?
どうして、この年収が理想なの?具体的に、ワーママから理由を教えてもらいました。皆さんから出てきたのが、「余裕、ゆとり」「子供の学費」「老後の資金」といったキーワードです。
『200万円以下』
『200~300万円』
『501~600万円』
『1001万円以上』
子どもがいると転職が難しい?ワーママたちの転職事情
最後に、ワーママたちの転職ってどうなのでしょう?子どもがいる・いないに関わらず、ただでさえエネルギーを消費する転職活動。ワーママたちの実態を調査しました。
『フルタイムからパートで働くようになった』
もともとはフルタイムだったところ、子育てを優先したり、育児との両立を理由に、パートに転職をしたワーママたちがいます。仕事と育児にかける時間を、「パートに転職する」という形でバランスをとっているようです。
『子育てと仕事の両立ができそうな条件を優先に転職をしてよかった』
子育てやワーママの境遇に理解があったり、お休みの取りやすさなど、会社環境を理由に転職をしたワーママたちもいます。子育てと仕事が両立できそうな会社を探して転職し、満足している様子も伺えます。
『転職は自分ひとりの考えでは決めれない』
一方で、単身で仕事をしていた頃とは異なり、日々回っている家族や子どもたちとのライフスタイルに大きな変更が生じると思うと、なかなか転職は考えられない…といったケースもあります。日々の生活の土台となるだけに、なかなか判断は難しいもの。
『今の職場に満足しているので転職を考えたことがない』
今の職場環境が最適だから!転職は考えたことがない、というワーママもいました。「今の環境に慣れてきた」という側面もあると言いますが、ワーママにとって嬉しい職場環境であることにこしたことはありません。
『同じ職場で働き方(雇用契約)を変えた』
転職といっても、変化を極力小さくして「働き方(雇用契約)」を変えたというワーママもいます。収入面では苦しいという声も上がっていますが、仕事環境が変わらずに勤務時間だけを変えるスタイルは魅力的にみえます。
『資格を取って新しいことにチャレンジ!』
中には、学校に通ったり、資格を取得することで、全く新しいことにチャレンジ!したというワーママもいました。子供を育てながら、これから先長く続けらる資格を取得して着実にステップアップなんてことも、長い人生で考えたらやり遂げられるのかもしれません。
『両立を考え独立!』
さらには、子育てとの両立を考えて独立を選択した!というワーママたちもいます。独立をすることで得られる自由も、ワーママにとって強い味方になりそうです。
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一言でワーママといえど、働き方は人それぞれ
千差万別のワーママの働き方事情・考え方・年収まで、いかがでしたか?そして、こんなに活躍して頑張っているワーママがいると知れるのも心強いですね!家族や子供と一体のライフスタイルに、キャリア適齢期のワーママ、自身と家族のライフイベント、子供達の学業や将来、自身の老後…と、考えるべきことは山ほど。家族の数だけ方法論がある中で、ワーママの働き方もありとあらゆるアプローチが考えられそうです。Hugkumワーママたちの本音を参考に、少しでもみなさん自身の働き方の参考に、そして心の支えになれば幸いです。
文・構成/太田さちか