ベビーシッターを使う人も年々増えてきていますよね。でも、初めてベビーシッターを利用しようかと検討する時に、一番に悩むのが料金ですよね。すごく高そうなイメージ?またどんな時に便利なの?どんな会社があるの?疑問が解決されれば使ってみようかなと思えるはず。ぜひ、ベビーシッター選びの参考にしてみてください。
目次
ベビーシッターの料金はいくら?
ベビーシッターの料金は、1時間あたりのシッター代に含め、手数料10〜20%くらい、交通費、保険料が主にかかってきます。
ただ、働いている人であれば、内閣府ベビーシッター派遣事業割引券が使えたり、福利厚生サービスでシッター料金や入会金の割引が受けられることも。パッと見ると高いと思いがちな料金も、しっかり調べることで割安な料金で使用することもできるのです。
ベビーシッターの仕組み
ベビーシッターは、依頼した時間に応じた料金を支払い、その間の子どものお世話をしてもらうサービス。シッター料金は、基本的にサポートをしてもらう時間の分だけ。まずはそのシッター代の料金と目安をご紹介。また、サポート料金に含まれない交通費や入会金に関する疑問も解決していきます。
ベビーシッターの時間料金と相場
一番気になるのは、ベビーシッターを利用するのにかかる費用ですよね。会社によって大きく変わるのですが、平均して2,000円程度から、安いと1,500〜1,800円くらいになります。ここに、最低利用時間として2時間〜3時間という条件が加わることがほとんどなので、だいたい1回あたり、4,000〜6,000円程度になります。
交通費やオプション料、入会金がかかる場合も
上記のシッター料金とは別にもいくつかかかる料金が。多くの場合交通費は別途請求になり、一律で決まっているところと、実費がかかるところとの違いがあるので、しっかりチェックしておきましょう。
入会金や年会費は会社によって違いがあり、スポット利用の場合は、入会金・年会費は必要ないものの単価が高めに、入会金・年会費ありのレギュラー利用コースなら単価は抑えられるということが多いですね。
派遣手数料や保険料がかかることも多いので、利用料金だけと考えていると、実際には額が大きくなることもあるので、見積もりをきちんととることが大切です。
ベビーシッターサービスの種類
ベビーシッターの仕組みは、まずはシッター会社に登録することから始まります。このシッター会社が大きく分けて2タイプあり、シッター会社が雇用しているベビーシッターを派遣してもらう方法。もう1つはマッチングアプリを使ってベビーシッターを直接お願いする方法。派遣型の場合には、入会金・年会費がかかるかどうかは、会社によったり、またスポット利用、定期利用によっても変わるもの。マッチングアプリの場合にはかからないことがほとんど。
どのくらいの頻度で使いそうか、一度ベビーシッターを試してみたいのかなど、目的を考えて決めましょう。
派遣型ベビーシッターサービス
ベビーシッター会社がシッターを直接雇用をしているので、会社から指定のシッターがきます。こちらの希望をもとに、シッターを選んでくれますが、条件にぴったり合う人がいないこともあるのがデメリット。ただ、予定のシッターの急な体調不良などの場合には、会社として代わりのシッターを調整してくれることも多いので、どうしても来てくれないと困るという場合には安心です。また、だいたいどこのシッターサービスでも、シッターの質が一律で担保されているのも安心できるポイントですね。
また、病児保育専門の派遣型ベビーシッターサービスもあり、通常よりも入会金や利用料は割高ですが、どうしても仕事に穴を開けられない、子どもが熱を出しやすいと言った場合には利用価値ありです。看護師資格を持っていたりと、病児対応専門なので安心して預けることができます。
マッチング型ベビーシッターサービス
最近人気なのがマッチング型サービス。アプリを利用することが多く、登録されているベビーシッターの中から、利用者が直接選ぶことができます。資格を持っていたり、英語ができたりとニーズに細かく合わせた対応を選べるのがメリット。利用料金はシッター自身が設定できるので、資格を持っていたり、人気があると高くなる傾向にあるので、バランスよく探すのがポイント。
ただ、急にキャンセルされた場合に保証がなかったり、実際に書かれていたプロフィールと違っていたなんてことも。実際に預ける前に必ず事前面談をしっかりとして、不安があればしっかり確認するのが大切。他の人の口コミを見れば、得意な遊び方やどんなやり取りをしているかがわかるのはメリットとも言えます。
また、近々で利用する予定がなくても登録すればシッターさんの情報を見ることができるので、お願いできそうなシッターさんをお気に入り登録しておくなど目星をつけておけばいざという時にも慌てずに済みます。
定期利用とスポット利用はどっちがお得?
ベビーシッターには、その時々の都合に合わせてスポットでシッティングをお願いする場合と、毎週決まった曜日や時間に定期的な利用をすることも可能。それぞれのメリットをご紹介します。
スポット利用がおすすめな人
仕事の予定が日によって変わる人や、忙しい月とそうでもない月など、働き方がばらついている人は単発利用がおすすめ。ただ、単発利用はその都度の利用なので、割引などはないことを知っておいて。また、シッティングを頼むたびに違う人になってしまう可能性もあるので、予定が分かっていればなるべく早めに予約したり、また、慣れた人を2、3人を確保して、予定が合う人にお願いするのも手です。
定期利用がおすすめな人
決まった曜日に残業があるという人や、毎週この曜日は残業をすると決めている人などは定期利用がおすすめ。自分のペースもつかみやすく、子どももこの日はシッターさんの日と分かりやすいので家族の一員という感覚でお願いすることができるはず。定期利用の場合は、少し割安になったりというメリットがある反面、キャンセルする場合にも料金の支払いが必要な場合も。スケジュールを組む際には定期的な見直しを。
ベビーシッターを利用した【ママパパ体験談】
まだまだ利用のハードルが低いとは言えないベビーシッター、実際に利用した人はどんな理由で使ったのか、また利用してどうだったのか体験談をリサーチ。私でも使えるかも、と思える人も多いのでは。
Q.ベビーシッターはどのような目的で利用しましたか?
『リフレッシュのため』
仕事の時に使うと思われがちなベビーシッターですが、自分がリフレッシュするために利用するという回答も多く挙がりました。罪悪感を感じてしまう人も多いと思いますが、ママが元気でいつも笑顔!の育児が一番ですよね。そのためにはママ1人の時間や、夫婦だけの時間を過ごすという時間も必要なはず。また新鮮な気分で育児に取り組めればママ・パパも子どももハッピー。
『初産のため』
また、初産で育児に不安がある人にもベビーシッターはぴったり。ベビーシッターは子育てのプロ。新生児対応もお任せのシッターさんや、助産師を資格を持った人もいます。留守中にお願いするのではなく、一緒に面倒を見てもらいながら、育児をラクにするポイントを教えてもらうという利用の仕方もおすすめです。
Q.ベビーシッターサービスを利用していかがでしたか?
ベビーシッターを利用してみての感想を聞いてみたところ、やはり人同士なので子どもだけでなく、ママ・パパとの相性は大切なよう。こればかりは何度か利用して信頼関係を築くか、ちょっと違うかもと思った場合には、すぐに別の人にチェンジすることも必要。うまく行けば、シッターさんが家族の中にいるのが自然という環境にもできるもの。子どもが懐いてくれればママ・パパもとってもラクになるはず。
ベビーシッターサービスのおすすめ4選
ベビーシッターを利用しようかと調べると、たくさんの会社が出てきてびっくりした人も多いのでは。選ぶのがとても大変ですよね。ここでは人気の高いベビーシッターサービスをご紹介します。
ベビーシッターのHAS(ハズ)
小学館グループの会員制ベビーシッター
また、HASでは入会時に『ご家庭訪問(インタビュー)』を実施。子どものご様子や、ナーチャーへ要望を直接伝えることができます。それ以外にも、家庭の育児方針や、子どもの生活リズム、オムツの処理方法から、留守宅での電話・来客の対応までしっかりヒアリングしてくれるので、きめ細やかなシッティングサービスが受けられます。「楽しく学ぶ」をコンセプトとしたShoProの保育サービス・教育サービスをお得に利用できる会員特典もあり。
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スマートシッター
アプリ検索型のマッチング形式シッターサービス。業界最大手のポピンズグループが経営しているので、ポピンズの共通研修や保育園研修を受けた信頼の置けるシッターが揃っています。定期サービスの利用ができる場合もあるので、ライフサイクルに合わせて利用が可能。
入会金・年会費不要で、1時間2,000 円〜(最低2時間〜など)と良心的。送迎だけであれば、最低時間は30分から可能というのも嬉しいポイント。時間に間に合わないお迎えなどを頼むママも多いはず。
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ベアーズ
家事代行で有名なベアーズのベビーシッターも人気。事前に担当のマネージャーさんの自宅訪問により希望など条件面の相談からスタート。ベビーシッターは、会社と直接雇用なので、対面での面接や研修を受けているので安心。問題があれば、社員がしっかりと対応してくれます。
また、特筆すべき点は、条件を満たせば幼保無償化に対応しているということ。例えば、3〜5歳で預かり保育のない幼稚園に通っている場合など。結構悩んでいる人も多いパターンですよね。一度相談してみるのがおすすめ。
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キズナシッター
アプリによる、マッチングサイト型のシッター会社。登録しているシッターは、保育士資格、幼稚園教諭免許、看護師免許など国家資格保有者のみと、他にはない安心・安全のベビーシッターにお願いできるのがポイント。また、幼い子だけでなく、シッター可能年齢は12歳までと、教員免許や学童指導員の資格を持っている人も多く、長く利用できるのもポイントです。
●公式サイトはこちら
ベビーシッターはママ・パパのリフレッシュにも活用を
ベビーシッターを利用すれば、育休明けのママの仕事復帰への不安を軽くしてくれることも多々あるはず。また、仕事だけでなく、リフレッシュ目的で使えるのもベビーシッターの特徴。仕事をしていないママでも、毎日の育児に疲弊してしまうこともあるはず。そんな時こそベビーシッターを活用して、自分だけの時間を作ったり、久しぶりにパパとの外食を楽しんだり、というのも立派な利用目的です。また育児の応援団として活用することも。一緒に子どもを見てもらうことで、良いところや大変なところの共有や相談ができるのも大きなポイントです。ベビーシッターにはメリットもたくさんあるので、ぜひ積極的に活用してほしいなと思います。
文・構成/HugKum編集部