パパ必読!脳科学者の黒川伊保子さんが幸せな女の子に育てる『娘のトリセツ』教えます!

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パパによる「女の子の育て方」に大切なこととは?

ベストセラー『妻のトリセツ』『夫のトリセツ』に続き、『娘のトリセツ』を上梓されたばかりの人工知能研究者であり、脳科学コメンテイターの黒川伊保子さん。

今回は、黒川さんに「パパによる女の子の子育て」において大切なことを伺いました。

黒川さん曰く、「パパが“女の子の脳の仕組み”を知ること。それは娘の一生を守ることにも通じます。大げさと思うかもしれませんが」

まだ幼い娘とのコミュニケーションでは、多くのパパはピンとこないかもしれません。しかし、「お父さんには理解しがたい、女の子の自我の育ちについては、ぜひ知っておいてください」と黒川さん。

4歳をめどに女の子は一人前の自我を持つように

男の子に比べると、周囲への観察力や共感力が圧倒的に強い女の子は、4歳を目安に、一人前の自我を持つようになるのだとか。

「目の前のものをしっかりと観察するので、自分の近くにあるものに興味が集中します。そのため、視野の中心にいる“自分”が大好きになり、自我がどんどん膨らんでいくのです」(黒川さん)。
おとぎ話に出てくるプリンセスに夢中になるのも、まさに「自分を投影するから」なのだそうです。

パパが娘に今すぐ使えるコミュニケーション術は?

自我を膨らませていく女の子の子育てにおいて、パパが今すぐに使えるコミュニケーション術はあるでしょうか?
「たとえ娘が幼くても、女友達のように語りかけ、頼りにすることをおすすめします」(黒川さん)。

とくに下の子が生まれた時は、父と娘の絆を強める大チャンス!

今までは何でも自分が一番だったのに、家中が赤ちゃん中心に回り出すことで、観察力のある女の子の脳はショックを受けているのだとか。

「ママが赤ちゃんにかかりきりで余裕を失っている時、パパは娘とペアを組みましょう。たとえば出勤前には、“パパがいない間は、ママと赤ちゃんをよろしくね”と声をかけてあげる。在宅中ならば、寂しそうにしている娘をさっと抱き上げて、近所にお散歩に連れ出すのもいいですね。その時、小さいからわからないだろうと決めつけないで、“君が生まれた時は、こんなことがあってね…”と、ぜひ語りかけてあげてください」

自我が育ち始めている女の子の脳は、「頼りにされること」「対等に扱われること」で、より健やかに育まれ、活性化されるのだとか。
次回はチェックリストとともに、パパの娘育てについて大切なことを、さらにご紹介します。お楽しみに!

 

文・構成/井尾淳子、小学館 出版局 生活編集部

記事監修

人工知能研究者
黒川伊保子(くろかわ・いほこ)

(株)感性リサーチ代表取締役社長。1959年長野県生まれ。人工知能研究者、脳科学コメンテイター、感性アナリスト、随筆家。奈良女子大学理学部物理学料率業。コンピュータメーカーでAI(人工知能)開発に携わり、脳とことばの研究を始める。1991年に全国の原子力発電所で稼働した、〝世界初〞と言われた日本語対話型コンピュータを開発。また、AI分析の 手法を用いて、世界初の語感分析法である「サブリミナル・インプレッション導出法」を開発し、マーケティングの世界に新境地を開拓した感性分析の第一人者。著書に『妻のトリセツ』『夫のトリセツ』(講談社)『コミュニケーション・ストレス 男女のミゾを科学する』(PHP新書)など多数。

著・編/黒川伊保子|本体820円+税

ベストセラー『妻のトリセツ』『夫のトリセツ』に続く「家族のトリセツ」シリーズ待望の第3弾は父親のための『娘のトリセツ』。父親にとって、無条件にかわいいのが娘。娘を持つ父親なら誰もが必ず読んでおくべき必読の一冊です。

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