煮込み料理やスープなどの料理をする際に大活躍する『圧力鍋』。時短で美味しく調理ができるうえ、栄養価も高いとママたちからも好評です。
今回は、Hugkum編集部がアンケートを実施。圧力鍋の正しい使い方や、選び方のポイント、おすすめの商品まで、一挙にご紹介します。
時短で美味しい!『圧力鍋』のメリット
圧力鍋とは、調理中にふたを密封することによって鍋の中の圧力を上げ、高温で調理することができる鍋です。主婦からの支持も厚く、重宝しているというママも多くいらっしゃいました。普通の鍋と違って何が良いのか、メリットをご紹介します。
時短で美味しく調理ができる
圧力鍋で調理すると、内部を高温・高圧にすることで、固い食材も短時間で柔らかく煮込むことができます。通常時間がかかるといわれている煮込み料理やスープなども、時短で調理することができるのです。
経済的でエコ
火や電気を止めてから余熱で調理をするので、お料理が通常よりも短い時間でできあがります。余熱調理は光熱費の節約にもなりとっても経済的!
煮くずれしにくくたっぷり栄養を摂れる!
圧力鍋で作ると、通常の鍋で煮るよりも加熱中の食材の動きが少なく、加熱時間も少なくて済むことで、煮くずれがおきにくいという特徴があります。また、野菜の皮や魚の骨まで短時間で柔らかくしてくれるので、栄養価の高い部分まで無駄なく食べられます。
圧力鍋愛用者の声
実際に圧力鍋を使っているママたちの声をいくつかご紹介しましょう。
簡単に美味しい料理が作れるとあり、満足しているママが多いようです。
では次に、実際にママたちが圧力鍋を使ってよく作る料理を聞いてみました。
Q.圧力鍋を使って良く作る料理は?
カレーや角煮、シチューなどの煮込み料理がやはり人気のようですね。ご飯の炊飯や離乳食にまで活用されている方もいらっしゃり、圧力鍋一つあれば、料理の幅も広がることがわかります。
圧力鍋の正しい使い方
圧力を加えることで鍋の中を高温にして調理する圧力鍋。扱うのが難しそうに感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、使い方はとってもシンプルで簡単です。
基本の3ステップ
細かい使い方は商品やメーカーによっても異なりますが、基本は以下の3ステップ。
1.蓋をする
食材を入れて、しっかりと蓋をします。鍋の中の圧力を上昇させるには、蒸気を中にとじ込めておくことがとても重要なので、しっかりと密閉するようにします。
2.加熱・加圧する
次に、鍋に火をかけます。はじめは強火で、加圧がスタートしたら弱火にシフト。鍋に圧力がかかると水の沸点が上昇し、鍋の中が高温になります。
3.火を止めて蒸らす
加圧が終わったら、火を止めて放置。火を止めたあとも鍋の中では余熱調理がされているので、タイマーなどをかけて別のことをして待っていればOKです。
商品やメーカーによっても使い方は異なるので、必ず使用前に説明書を読むようにしましょう。
圧力鍋の注意事項
圧力を与えて中を高温にするという鍋なので、使い方を間違えると爆発する…なんて恐れも。注意点をご紹介します。
・圧力がかかったままで蓋を開けない
圧がかかっている鍋を無理やり開けると大変危険です。
たいていの圧力鍋は、圧力がしっかりと下がってから蓋が開くような仕組みにはなっているものの、使う際はしっかりとチェックするようにしましょう。
・入れる具材や水の量は指定の分だけにすること
入れる量を多くし過ぎてしまうと、蒸気口が詰まってしまうこともあるので、必ず指定の量を入れるようにしましょう。特に、豆類など膨らむものは注意が必要です。
・空焚きをしない
鍋もいたみますし、大変危険なので、空焚きはしないようにしましょう。
・蒸気の出口をふさがない
蒸気の出口を塞いでしまうと、蒸気の逃げ場がなくなって異常な圧力がかかり、爆発の恐れも…。しっかり蒸気の出口が詰まっていないか、事前にチェックも必要です。
・重曹、多量の油、多量の酒を入れてはいけない
洗浄のため、重曹を使う場合もありますが、重曹は発砲する性質を持っているので、圧力鍋に入れて加熱するのは危険。爆発や引火の危険があるため、多量の油や酒もNGとされています。
圧力鍋選びのポイント
できれば、安全で使いやすい圧力鍋を選びたいものですね。圧力鍋を選ぶ際のポイントをご紹介します。
圧力鍋の種類は「おもり式」と「スプリング式」の2タイプ
圧力鍋の種類には、「おもり式」と「スプリング式」の2種類があります。おもり式は、「シュッシュッ」とか「シューー」という音がなるので、圧力鍋で調理していることが音でわかります。音がすることで、火を止めたり弱めたりするタイミングがわかりやすいのがメリット。
一方で、スプリング式は、音がならないので、静かに調理をしたい方におすすめです。また、蒸気の放出が少なく、匂いが漏れにくいのもスプリング式のメリットといえます。
素材の選び方
圧力鍋は、素材によって、重さや圧力のかかりやすさが変わってきます。素材ごとに特徴を見てみましょう。
・アルミ
熱伝導率が良く、圧力がかかるのが早いのが特徴。とても軽いので、扱いやすいというメリットも。
・ステンレス
ステンレス性は、圧力がかかるまでには少し時間がかかるものの、保温性が高いのが特徴です。
・多層構造
多層式の圧力鍋は、アルミとステンレスそれぞれの良さを両方合わせたものです。価格はアルミやステンレスに比べると少しだけ上がります。
圧力値もチェック
圧力値が高いものほどお鍋の中の温度が高くなり、より短時間で調理ができるといわれています。時短にこだわりがある方は、高い圧力値のものを選んでおくと良いですね。
サイズの選び方
用途によって、サイズもチェックが必要。おすすめのサイズは以下の通りです。
1人暮らしの場合:2~2.5L
2人暮らしの場合:3~4L
3~4人家族の場合:4~5.5L
圧力鍋にも種類が色々あることがわかりました。家族構成やママが求めるポイントを踏まえた上で、選んでみてくださいね。
ママたちに聞く!おすすめの圧力鍋
ここからは、Hugkum編集部で行ったアンケートをもとに、ママたちが実際に使っているおすすめの圧力鍋をご紹介します。
ティファール『クリプソ ミニット デュオ』
ワンタッチ開閉で扱いも楽だと定評のティファールの圧力鍋。種類もいくつかありますが、こちらは、普通の鍋としても圧力鍋としても両方に使えるタイプ。スイッチひとつで切り替えができるので、さまざまな料理で使えます。
★ママの口コミ
アサヒ軽金属 『ゼロ活力鍋』
日本の家庭料理のために設計されたというアサヒ軽金属の「ゼロ活力鍋」。その名のとおり、なんと加圧時間は0分でOKなんです。ほとんどの料理が沸騰してオモリが振れたらすぐ火を止めれば、あとは余熱で調理できます。手早く簡単に、美味しい料理ができると好評です。
★ママの口コミ
パール金属 『クイックエコ』
リーズナブルなのにパワーがあると定評なのがパール金属の圧力鍋『クイックエコ 3層底切り替え式』。固いお肉料理のときは圧力を強めに、煮崩れしやすい野菜やお魚のときは圧力を弱めに、と作る料理に合わせて圧力を調整することができます。また、熱伝導の良い3層構造なので、こげつきにくく、保温力にも優れています。
★ママの口コミ
フィスラー 圧力鍋『ビタクイック プラス』
フィスラーの『ビタクイック プラス』も人気です。スプリング式圧力鍋なので加圧中も音が静か。こちらも普通の鍋としても圧力鍋としても使えるタイプ。圧力表示もわかりやすいので操作が初めてだという人も安心して使える一品です。
★ママの口コミ
電気圧力鍋のおすすめは?
リーズナブルで使いやすいコンロで使う圧力鍋も人気ですが、スイッチ一つで料理ができてしまう電気圧力鍋も人気。ママたちがおすすめする電気圧力鍋もご紹介します。
KOIZUMI 『マイコン電気圧力鍋 KSC-3501』
ボタンを押すだけで、一汁三菜が全て作れてしまう優れもの! 調理が終わったら勝手に保温に切り替わるので、じっと見守る必要もありません。予約機能を使えば、朝にセットして、帰った頃には美味しい料理が出来上がっている…ということも♪ 忙しいママの味方です。
ティファール 『マルチクッカー クックフォーミー エクスプレス』
こちらも完全にお任せ調理ができてしまう万能圧力鍋。専用のアプリを使えば、献立選びや材料もスキマ時間に選ぶことができます。圧力調理だけでなく、「煮込む」「蒸す」「炊飯」 「炒める」全てに対応しているので、作れる料理の幅も広いのが特徴です。
圧力鍋で料理をもっと楽しく簡単に♪
ひとくちに圧力鍋といっても、さまざまな種類があることがわかりましたね。時短で美味しい料理を作れる圧力鍋は、忙しい今を生きるママたちの救世主♪ ぜひご家庭にあったものを選んで、日々の食事づくりを楽しく快適なものへとしてくださいね!
文・構成/Hugkum編集部