人気アニメ「パウ・パトロール」が、初めてスクリーンに登場！
テレビ東京系6局ネットで、毎週金曜日夕方5時55分から放送中のキッズ向けアニメーション番組「パウパト」こと「パウ・パトロール」が、スクリーンに登場。映画『パウ・パトロールカーレース大作戦GO! GO!』は、本日11月13日（金）より公開されました。
ご存知、主人公のケントと、7匹の子犬たちで結成されたチーム「パウ・パトロール」の活躍を描く本シリーズ。彼らは、自分たちの町、アドベンチャー・ベイで起こった様々なトラブルを、それぞれが得意分野を発揮することで、解決してきました。
映画版は、通常の番組よりもスケールアップし、町で開催されるカーレース「アドベンチャーベイ・グランプリ」をモチーフとした物語になっています。
車好き＆犬好きの子どもたちの心を鷲づかみ！
世界160か国以上の国や地域で放送されている本シリーズの魅力は、キャラ立ちしたイヌたちと、男の子が大好きな車での合わせ技といったところでしょうか。
例えば、警察車両を乗りこなすチェイスや、消防車に乗るマーシャル、パワーブルドーザーのラブルなど、7匹の個性あふれる犬たちが、ここぞとばかりに絶妙なチームプレイを見せる点がなんとも痛快。これなら、タカラトミーから発売されている玩具を集めたくなる気持ちも大いにうなずけます。
さらに、子どもたちの心を１つにしてくれるのが、エンディングに流れる「パウパト・ダンス」です。ダンスをわかりやすくレクチャーしてくれるのは、りゅうせいお兄さん（演：龍井一磨）で、映画版のエンディングも、みんなで楽しく踊って締めくくれるようになっています。
カナダ生まれのアニメに見る多様性
映画では、カーレースの決勝戦が描かれますが、今回のパウ・パトロールは、マシンの整備をするピットクルーになるという点がユニークです。
映画版でメインキャラとなるのは、おっちょこちょいなムードメーカーであるダルメシアンのマーシャルです。彼が、大好きな人気レーサーのヒューンのレースを、仲間たちと共にアシストしますが、例によってライバール市長とニャン・パトロールたちが悪巧みをし、ヒューンがケガを負うという窮地に陥ります。そんななか、彼に代わって、マーシャルがレースに参戦するというまさかの展開に！
ちなみにカナダ生まれの「パウパト」では、近年のハリウッド映画と同様に、ちゃんと多様性を意識したキャラクターたちを登場させています。今回のトップレーサー、ヒューンも有色人種ですし、もともと様々な犬種が力を合わせ、困難を乗り越えるという設定自体がダイバーシティを感じさせ、いまの時代を象徴しています。
レースの疾走感も相まって、最後までドキドキハラハラさせられる本作。最後に勝利の女神が微笑むのは、もちろんズルをした者ではなく、自分の力を信じて、正々堂々と闘った者という結末になることは、言うまでもありません。観終わったあとにスカッとする、なんとも言えない爽快感も最高です！
また、48分と上映時間も短いので、小さなお子さん連れのファミリーにもうってつけかと。11月は連休もありますので、ぜひ、ご家族でお楽みください。
原作：スピンマスター 監督・脚本：チャールズ・E・バスティアン
声の出演：石上静香、小市眞琴、井澤詩織、松田颯水、小堀幸、矢作紗友里、潘めぐみ…ほか
公式HP： https://pawpatrol.jp/
文／山崎伸子
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